恋に降る幸せの雨は。
#1
「あなたが好きです。」
中学3年生の春。私はそう言うと深く頭を下げた。
「え?いや、ムリ」
一生懸命にした告白が失敗した。
(ああ、もうダメだ…)
ー恋なんて二度と出来ないー
[水平線]
「美代さんー?おーい」
声をかけられてはっとする。
「あぁ、類君か。ごめんごめん…ボーッとしてた。へへ」
今は高校生なのに。まだあのこと思い出しちゃう…。
「疲れてるんだよ。きっと」
はい、と紙パックのジュースを渡される。
「プレゼント!」
類君のあたたかい笑顔にほっとする。
「ありがと」
類君といるとホッとするな…。恋したくなくても少しはこのままでいいかもしれない。
中学3年生の春。私はそう言うと深く頭を下げた。
「え?いや、ムリ」
一生懸命にした告白が失敗した。
(ああ、もうダメだ…)
ー恋なんて二度と出来ないー
[水平線]
「美代さんー?おーい」
声をかけられてはっとする。
「あぁ、類君か。ごめんごめん…ボーッとしてた。へへ」
今は高校生なのに。まだあのこと思い出しちゃう…。
「疲れてるんだよ。きっと」
はい、と紙パックのジュースを渡される。
「プレゼント!」
類君のあたたかい笑顔にほっとする。
「ありがと」
類君といるとホッとするな…。恋したくなくても少しはこのままでいいかもしれない。
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