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ポジティブな悪魔が私の家に泊まる事になりました。

#2

#2 悪魔は意外と家庭的?

_「はい、できたよーっ」





何故、私は悪魔にご飯を作ってもらっているんだ…。



「…変なやつとか入れてないよね?隠し味に血とか…髪の毛とか」







悪魔は玄関の時と同じくらい大きく笑うと、息を吸い込んでこう言った。






「そんな僕典型的なメンヘラじゃないよ!?wそれに僕、悪魔の世界では結構な腕前だったんだよ?料理」








…え、料理ほんとに上手なんだ…










「んー、これは夜ご飯かな?もうなんやかんやで19時だし」






ちらっと、悪魔が時計の針に目をやった。









…帰ってきたの、18時くらいのはずなんだけどなあ…










「てか、冷めるから早く食べちゃってよ!僕の折角の料理が台無しになっちゃう」










今机の上にあるのは、すっごい美味しそうなグラタン。








匂いから既に美味しそう…










「_じゃ、いただきます…」








毒を盛られてるかもしれない…と思うのも束の間。









「え、[漢字]はば[/漢字][ふりがな]やば[/ふりがな]…[漢字]へっひゃおいひい[/漢字][ふりがな]めっちゃおいしい[/ふりがな]」










口の中に、グラタンの味が広がる。











「美味しいでしょ~?…僕も食べよ」











悪魔は一口スプーンですくい、食べようと口を開けるところで少し固まった。










「_そういえば君と僕って自己紹介してないよね?」







急に言われて、びっくりしてしまってグラタンが一気に喉を通過してった。








悪魔が目を輝かせている。












「_私は萌愛…だけど、あんたは?」









なるべく早く終わらせたい…。










悪魔は一口食べてから言った。









「僕はカルミア!萌愛、よろしくね」











悪魔…いや、カルミアがふっと微笑んだ。












「_よろしくね、カルミア。早く食べな?あんたが言ったんでしょ」










「はーいっ」

作者メッセージ

家庭的な悪魔、可愛い。


カルミアは果たして何が目的?名前の由来は?

気になったら是非調べてみて下さい!!

2025/01/09 20:11

夜空 酔雲 :ヨゾラ ヨウ: ID:≫opL55IWvd1Ihw
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