ポジティブな悪魔が私の家に泊まる事になりました。
エレベーターの中は寒いけどあったかい。
今日も「ただいま」すら発さずに家のドアを開ける。
どうせ1人だけど、…いや、1人だから、中に入りたくなかった。
夕暮れ時の空が見たくて、と言うと嘘になってしまうかもしれない。
でも後ろを振り返った。
「あれ、家の中入らないの?」
背中から真っ黒い綺麗な羽が生えている、私と同い年くらいの男の子が立っていた。
「え…あの…だ、誰、ですかね」
私が恐る恐る言うと、その人は少し笑顔を見せた後こう言った。
「_んー、僕はね、人間界で言うところの悪魔!そういえば暫くの間ここに住むね~」
情報量が多い…
いまにもフリーズしそうだ。
_まずこの人は悪魔で…
_で、暫くここに住む、と…
…え?悪魔がここ住むの?
「私の人生じゃあ早く終わらせてよ…」
悪魔は大きく笑った後、家の中へ入ってまた笑顔を見せる。
「僕が癒してあげるよ、住む間」
夕焼けが反射した、澄んだ瞳に私は吸い寄せられたのだった。
今日も「ただいま」すら発さずに家のドアを開ける。
どうせ1人だけど、…いや、1人だから、中に入りたくなかった。
夕暮れ時の空が見たくて、と言うと嘘になってしまうかもしれない。
でも後ろを振り返った。
「あれ、家の中入らないの?」
背中から真っ黒い綺麗な羽が生えている、私と同い年くらいの男の子が立っていた。
「え…あの…だ、誰、ですかね」
私が恐る恐る言うと、その人は少し笑顔を見せた後こう言った。
「_んー、僕はね、人間界で言うところの悪魔!そういえば暫くの間ここに住むね~」
情報量が多い…
いまにもフリーズしそうだ。
_まずこの人は悪魔で…
_で、暫くここに住む、と…
…え?悪魔がここ住むの?
「私の人生じゃあ早く終わらせてよ…」
悪魔は大きく笑った後、家の中へ入ってまた笑顔を見せる。
「僕が癒してあげるよ、住む間」
夕焼けが反射した、澄んだ瞳に私は吸い寄せられたのだった。