君だけしか愛せなかった
今思い返せば僕の余生は君と出会ってからだったな。
ーー12年前ーー
「君、みたことない人!転校生ってやつ?」
君は純粋無垢で明るかった。転校生初日僕が教室に入る前から僕に話しかけてくれた。
「みんな、きっここの子転校生だよ‼︎」
「あっ、えっと、その」
いきなりのことで驚いた。よろしく。その一言が言えずにいた。あまりにも純粋でどんどんと僕に話しかけてきた。教室に入って自己紹介を終えた後もずっと僕に興味津々だった。まだ僕らは6歳だった。邪念なんて一切ない純粋な気持ちで話しかけてきたんだろうな、って今では思う。それが僕とカレンの余生始まりだった。
ーー12年前ーー
「君、みたことない人!転校生ってやつ?」
君は純粋無垢で明るかった。転校生初日僕が教室に入る前から僕に話しかけてくれた。
「みんな、きっここの子転校生だよ‼︎」
「あっ、えっと、その」
いきなりのことで驚いた。よろしく。その一言が言えずにいた。あまりにも純粋でどんどんと僕に話しかけてきた。教室に入って自己紹介を終えた後もずっと僕に興味津々だった。まだ僕らは6歳だった。邪念なんて一切ない純粋な気持ちで話しかけてきたんだろうな、って今では思う。それが僕とカレンの余生始まりだった。