二次創作
この世界のバグ
ーーーーあるところに、2人の男の子が居ました。
一人は優しくて、臆病で勇敢な子でした。
もう一人は転生者で、この世のすべてを知っていました。
………いえ、知っていた''はず''でした。
世界にバグが出来ました。
さて、転生者はどうしたでしょう?
敦「って夢を見たんですよ~」
中島敦ーーーー能力名「月下獣」
太宰「昔見た本の内容でも思い出したんじゃないかい?」
太宰治ーーーー能力名「人間失格」
敦「それが……孤児院で本はあんまり見たことがないんです。」
敦「それに、僕にとって大事なことな気がするんです…」
太宰「うーん?わかんないなぁ…」
太宰「そうだ!乱歩さんにでも聞いてみよう☆」
敦「んー?簡単に引き受けてくれますかね?」
太宰「無理でしょ(即答)」
敦「ですよねぇ!?」
乱歩「え~?そんなことに為だけに異能力使いたくないよ~」
江戸川乱歩ーーーー能力名「超推理」
敦「そこをなんとかっ!」
乱歩「え~?」
敦「好きなだけ駄菓子買って良いのでっ!ラムネは10本買ってあげますので!」
乱歩「ピクッ」
太宰(あ……敦君、終わったな)
乱歩「(* ̄- ̄)ふ~ん?そこまで言うんじゃあ、しょうがーないなぁ!」
乱歩『異能力ーー』
[太字]乱歩『ーー超推理』[/太字]
乱歩「ッーー!?」
太敦「??」
乱歩「[小文字]わ………ない[/小文字]」
敦「え?」
乱歩「わからないっッッ」
太宰「!?」
敦「わからないってどういうっ!?」
乱歩「そのまんまの意味だよ……」
太宰「……異能力の調子が悪いんじゃないですか?」
乱歩「…そうだよね……?」
敦「……」
敦「乱歩さんでもわからないなんて…」
敦「異能力の類何でしょうか?」
太宰「…私が触っても変わらなかった」
太宰「そもそもが異能力じゃない可能性もある」
敦「確かに…」
太宰「……」
太宰(転生者、か…)
?「………」
ーーーーいつしか少年は言った。
「バグが発生した」と。