「疾走した少女・・・？」
「景、小説だから良かったけどそれ会話だったら通用しないネタだからね。そんでボケ俺ね。」
「で、なんでその女子を僕が探すのを手伝わないといけ......」
「それは知らなくていい!!」
病室だぞと言いたかったが、驚きのほうが大きかった。
「それを知ったら全部忘れた意味がなくなる。」
「............じゃあなんで僕なんかにそんなことお願いするんだ？」
「ぅ゙ぁ゙ぁ゙っっ!!!!!」
そんなダメージ受けるような質問したか？僕。
.........まさか
「まさかっ！！お前！！」
「だって俺友達いないから！！！！」
!!!!!!!!!びっくりしたときの銀さんのような顔をしてしまった。
「俺ってほらテンションたかいから、なんかノリキツイって言われて。
ただいま不登校中です。」
この世には聞いてはいけない質問がある。それを俺は今遠回しに聞いてしまったのだろう。地雷踏んだ。友達って難しい。
「.......悪かった。」
「いえ......大丈夫です....」
やばい僕の大親友が消えてなくなってしまう。
まてよ
「なんでお前不登校なのに疾走のことを知ってるんだ？虚言か？」
「数ヶ月前その失踪したやつが俺にLINE送ってきたんだ。なんて送ってきたと思う？」
「しらん」
「「すべてを忘れてください」って送ってきたんだ」



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耳鳴りがする。頭が重い
「どうしたんだ!?景‼️なんか思い出しちまったか！？」
「......っ。もう大丈夫だ。なんかたまにあるんだこういうの。何言ってるかわからないような化け字みたいな言葉が頭の中に流れて来るんだ。」
「思い出したりは」
「何一つ思い出せないんだ。」
「そっか。...じゃあ俺ONE PIECE見つけにラフテル行ってくるからじゃあね」
「失踪したやつ探すんじゃないのかよ。..てか失踪したやつって名前なんて言うんだ？」
「....明日教えるよ。」
そう笑って峻二はかっこよく帰りたかったのだろうけど、峻二はよそ見をしていたせいで壁にぶつかった。