記憶喪失・・・・・。って言われてもなんだかはっとしない。なぜなら僕は記憶喪失になってるやつをこれまで見たことがなかったからだ。でも俺は本当に記憶喪失らしい。いや絶対そうだ。
「けぇぇぇぇぇぇぇえ‼️‼️俺のことも忘れちゃったのかよおおおおお‼️」
「病室だぞここ頭イカれてんのか」
このやかましいやつを僕は覚えていなかったからだ。
「そんな冷たいこと言わないでぇ〜♡」　
「きもすぎる（ドン引き）」
「しょうがない。俺の名はーーーーーーー！！！佐藤！！俊二！！！学校では超絶モテモテでお前の大・親・友☆」
絶対嘘
最悪だなんで僕はこんなやつと友だちになっていたんだ。
「あ、そういえばもうお前体大丈夫なんだよな。」
「うん。もう走れるし、牛も素手で倒せるくらい元気」
「そうなん！？じゃあ良かった」
何だ、こいついがいといいところあるな。
「じゃあこの間の仕返し。一発以上殴らせろ。」
「は？」
「お前彼女いないとか言ってさあ！！女と歩いてたやん！！可愛い感じのあの子と！！！殺してやる！！！！」
「だから記憶喪失なんだって。知らねえよそんなやつ」
「いいや、殺す！！お前が覚えてなくても俺は覚えてるからな！！歯ぁ食いしばれよクソ野郎」
この小説２話目にして主人公死にそうだけど大丈夫か？これ