幻想郷への帰還
「久しぶりゆかりん。元気してた?」
「えぇ。それにしても貴方戻ってきてたのね。散々嫌がっていた幻想郷に」
「まぁね。」
手に握っていたナイフを宙に投げながら○○は笑う。
それが心からの笑顔ではないことをは誰の目から見ても明らかだったが、それを指摘をするほどの勇気は二人になかった。
「そこの巫女ちゃんは初めましてだね。私は●●○○。色々あって幻想郷に帰ってきたの。多分博麗の巫女の一族でしょ。宜しくね巫女ちゃん」
「えぇ、気持ちだけ受け取っておくわ。結界の破壊者さん」
「?」
○○はキョトン、と首を傾げる。
なんのことについてか理解していないみたいだ。
「あのねぇ…あんたが幻想郷に戻るときに博麗大結界を破壊したでしょ?違うの?」
「それは....」
まごついた様子の○○を見て紫が霊夢を宥める。
「まずは○○の話を聞いてみましょう?勝手に決めつけるのはいけないでしょ、たとえいくら怪しくても」
「信じてないんだ私のこと」
「それはそうよ。[太字]あれだけのこと[/太字]しておいて、人を裏切ったんだから。」
思い当たる節があるようで○○は苦笑を浮かべる。
霊夢が不思議そうに話を聞いている。
「一応いっておくけど今回で[太字]は[/太字]私じゃない。元々壊れてたの、あの結界」
輪とした顔で○○は告げた
「異変が起こる。それもすぐ近くに」
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