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幻想郷への帰還

#3


「ええ貴方には話しておかないとね。あの子...●●○○のことを。」

紫は空を眺めると深くため息をついた。
青い空がには雲がかかり始めてきた。
まるでこの先の未来を示しているようだな、と霊夢は考えていた。

「今から年以上前の子とことよ。とある妖怪の間に一人の子供が生まれたわ。名前は○○。両親がたくさんの人に相談してつけた、とても大切な名前。当時を知っている人からすると、とても懐かしい出来事よ。」

遠い目をしている紫の言葉を霊夢はゆっくりと待つ。

「あぁそうそう。妖怪って言ってもいい妖怪よ。●●家は天狗の一族で文の祖先に当たるわ。」

文の祖先と聞いて霊夢は記憶の奥底を探る。
どこかで聞いたことがあった。多分だが文の口から直接。

(なんて言ってたかしら?なんか....私の遠い祖先は英雄だったとか)

「○○の両親は過去の異変で幻想郷を救った,,,,元英雄よ」

どこか寂しそうに呟くと紫は頭に手を持ってくる。
頭が痛いのか、その手を頭に添える。
なんとなくだが話が読めた気がする。

「その後○○の両親が問題を起こした...って解釈であってるかしら?」
「そうね。でも○○の両親は何も悪くないの。悪いのは....」

紫は人里の方を指差し言った。

「悪いのは里の人たちなのよ」

紫は言葉を続けようとする。だがそれは叶わなかった。

「紫!!結界が!!」

ーーーパリンッ!!!
まるでガラスが飛び散るように空が、博麗大結界が音をたて砕けた。

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作者メッセージ

少しでもいいのでコメントしていってください

2023/12/30 19:33

黎明 シオリ ID:≫rpVBevOXDFkGU
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