[博麗神社]

突然朝早くの神社に来客が来た。

「ちょっと霊夢寝てないで！起きなさい！」

紫だ。

「ｳ~ﾝ煩いわね。もう少し寝させなさいよ」

霊夢は布団にくるまったまま起きようとしない。
しかし次にはなった紫の言葉が霊夢の意識を完全に覚ますこととなる。

「いいから起きなさい!!博麗大結界にヒビが入っているのよ!!」

はくれい...けっかいにひび.,？

「...!!嘘でしょ！そんなの先代の時代にも無かったじゃない！」

布団から飛び起きた霊夢はあわてて外のようすを確認する。
確かに空にはった結界にヒビが入っている。

「他の人たちも気付き始めているわ。こんなことできるのはあの子しかいないけど..,今はいないし...。とにかくどうにかしないと!!」

珍しく取り乱した姿の紫に霊夢は不安を覚えた。
それに....

「あの子って誰よ。まずはそれを説明すべきでしよ？」

何もわからない。　
とりあえず博麗のみ巫女としてすべきことを、はっきりとさせたい。
だから。

「紫の言う[あの子]について説明して」

目の前の紫を問いただすことにした