二次創作
僕は虚空に帰ります。
どれだけ事務所に行ったって
もちさんに会えることはなくて
会いたい人はいなかった。
もちさんの家や事務所付近そんなところはとっくに探し回った。
でも何処にもいない。
そんなことを思いながら俺は事務所の長い廊下を歩き進む。
すると声をかけてきた奴がいた
「ふわさん!!アニキ!」
「なんや、甲斐田か。」
「またもちさんの事考えてたんですか、?」
「おん、」
「僕、さっき社長に会いに行ってたんですよ、」
「社長もなんか雰囲気暗かったです。」
「まぁ、みんなそうやろ」
「そうですよね、もちさん皆から尊敬されてるし。」
「てか、ガッさんはどんな感じ?」
「伏見さんは、なんか最近事務所にすら来ていないそうです。」
「相方が急に消えたらそうなるよな、、」
「ねぇ、アニキ今日空いてます?」
「唐突やなぁ、でも別に空いてはいるで?」
「じゃぁ僕と気分転換しに外行きません!?」
「暗い表情ばっかしてたらリスナーさん心配させちゃいますよ!」
「甲斐田にしてはええこというやん。」
「まぁええで。どっかショッピングにでも行くか?」
「そうしましょう!!」
「社長まだ事務所いると思うんでちょっと誘ってきます!」
そう言うと走って甲斐田は社長のもとへ向かった
甲斐田やってつらいはずなんに
皆を笑顔にさせようとしてくれるなんて優しいなぁ、
まぁ思っても本人には絶対言わないけど。
「もちさん、みんな成長してますよ。」
「でも俺らにはもちさんが、必要や、」
「だからもちさん。
【[明朝体]此処に来て[/明朝体]】」
そう誰もいない廊下で呟いて甲斐田の後を追いかけた。