二次創作
僕は虚空に帰ります。
ちょっとくらい、教えてくれてもええやんか、
刀也、なんでそんなに悲しい顔をするんや、
風にさらされ、
君の藤の花のような色をした髪がふわりと揺れる。
「君は、雅は、いつまで僕の事を覚えていてくれる?」
ふと聞かれたその言葉、
僕には意味すらも分からんかった。
でも、僕は刀也のことを忘れる気なんてなかった
少しの動揺と不安を隠しながら
いつも通りの笑顔で僕は答えた
『いつまでも、ずっと覚えとるよ』
すると刀也は、
悲しそうに、苦しそうに微笑みを浮かべた
刀也が言った
言葉の
本当の意味
それが、君の苦しみ、不安、全てを表した言葉だと
僕が知ることになるのは後もう少ししてからになるだろう。
もし、刀也の言葉の本当の意味が分かるとき。
その時は
心から笑えていることを僕は願う