二次創作
僕は虚空に帰ります。
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[大文字][明朝体][斜体][下線][中央寄せ]「僕、不老不死なんですよね。」[/中央寄せ][/下線][/斜体][/明朝体][/大文字]
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注・ふわっち視点で進みます
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「剣持さんあの角の席でいいですか?」
「そこなら人目を気にせず話せるでしょう」
「確かにそれもそうですね。その席にしましょうか。」
席に着くと各自飲み物を頼み店員が全員分の飲み物をはこび終わったところで本題に移り始めた。
「剣持さん、失踪した理由について聞かせてください。」
「はは、そうでしたね。」
「理由としては、[明朝体]逃げたくなったんですよね[大文字][下線]人生から[/下線][/大文字][/明朝体]」
もちさんからそんな言葉が出るなんて思いもせんかった。
あんなに生き生きとライバー活動をしていて、人一倍自分のことが好きなもちさんがそんなこと言うなんて誰も思わないだろう。
「なんでなんですか、もちさん。」
「ん~、僕ってさ、年取らないじゃん?」
「周りの年取らないにじさんじライバーってにじさんじ入ってから年齢が止まったの。」
「ふわっちもにじさんじはいって年齢止める宣言する前まで普通に歳を重ねてたでしょ?」
「だから普通にじさんじを辞めれば大抵の人は、歳を取り出すんだよね。」
「でも、僕は違った。」
「何十年も前からにじさんじに入る前からずっと16歳のだった。」
「だからにじさんじを辞めても僕は永遠に16歳として生きるんだよ。」
「大人にもなれず、家族は年を取っていき気付けば僕は独りになってた。」
「去年クラスメイトだった友達も、今年は高校3年生として僕の事を忘れて生きてる。」
「だから雅も来年になったら僕の事、忘れちゃうんだよ?」
『噓やろ刀也、?』
そうもちさんの友達が問いかけてももちさんは首を横に振った。
「噓じゃない。全部本当。」
「まだ話は続くから聞いててね、」
「僕も最初は不老なだけかと思ってた。」
「でも違ったんだよね。」
「何が違ったんすか?」
「死ぬこともできなかったんだよ。」
「だから」
[明朝体][大文字][斜体][下線][中央寄せ]「僕、不老不死なんですよね。」[/中央寄せ][/下線][/斜体][/大文字][/明朝体]
「だから置いてかれる立場なんだよね。」
「皆僕を置いて死んでいくからさ。」
「おいて行かれるのにもう疲れたんだよね。」
「だからいっそのこと誰にもかかわらなければいいんじゃないかって思ったの、」
「だから失踪した。」
「それが僕の気持ちであり、真実だよ。」
「これでもう満足?」
「聞きたいことは聞けた?」
「にじさんじには帰ってこないんですか、?」
「帰らないよ。もう」
「大切な人の最後はもう見たくないからね。」
「もう戻らないって決めたから。」
「じゃぁ雅、帰____」
[大文字][太字]「もちさん!」[/太字][/大文字]
「もちさんが独りでその苦しみを抱え続ける必要なんかないんじゃないですか、?」
「俺は、」
[大文字]「もちさんのためなら」[/大文字]
[太字][大文字][中央寄せ]「_______」[/中央寄せ][/大文字][/太字]