最強復帰勢、本職は料理人です。
DoDのプロの試合では、一週間に一回のみ助っ人の参加が認められている。
大体は、主要メンバーの休息を目的に助っ人を用意する。
それ故決勝進出をかけた大切な試合、いわば最終決戦でやるチームは、まず居ない。
チームエキストラ(TEX)は、White nightに助っ人の依頼を五回行った。
四回は断られ、五回目でWhite nightが折れたのだった。
________________________
さて、リーグ戦が終わった。
現在の順位はこんな感じだ。
一位 チームエキストラ
︙
五位 SHS
実際、このリーグ戦は上位9チームに入れば良い。
いかに、上位とのポイント差を少なくし、決勝リーグでポイントを取るのかが肝となる。
最終的にはこれまでのポイント+予選リーグのポイント+決勝リーグの合計点で争う。
決勝ではポイントが多く獲得できるので、下位のチームにもチャンスは残っている。
________________________
「よし、次はTEXとだな」
「ここだっけ、White nightが居るの」
「そうだヨ!」
「なぁに、対策はしっかりしてある!」
「行くぞ!」「「「オオッ!」」」
優勝候補SHSとチームエキストラの試合が始まった。
________________________
「おい、俺はそっちから行く」
「わかったヨ!作戦通りネ!」
ヤマトバケルとキンパ、ローズとセナの二組に別れた。
戦いの部隊は、中央に大きな塔があり、その周りは池がある。
東西南北の各方向に橋がかかっており、そこから塔に行くことができる。
「おいローズ、これが本当にWhite night対策なのか?」
「ああ、そうだよ?」
セナの手には、スナイパーがある。
実際、セナはショットガンが専門のプレイヤーだ。
「じゃ、お前は塔に上がり、私は下で待機」
「あいつは、バカでかいライフルを持って突っ込んでくる。気を付けろよ」
「勿論」
『ヤマトだ!キンパがやられた。今蘇生してる!』
レシーバーから報告が聞こえてくる。
「なに!?相手側の出口には、センサー型グレを設置したはずじゃ!」
「…ッチ!濃度を増したスモークだ!センサーを無効化させられた…」
そう。
最新アップデートで、スモークグレネードの濃度を調整できるようになった。
薄くすれば、数を多く投げられる。しかし、近距離では効果が無い。
濃くすれば、量は少なくなるが、センサーも通さないレベルになる。
「よし、俺達も上へ行くぞ!」
「待て!上に何人居るかわからない。ヤマトに確認を取ってから…」
『ヤマトだ!上は見たところ3人。White nightは居ない!』
「了解。よし、セナ。お前スナイパー置いて上へ行け。計画は破綻した」
「え…俺ピストルしか無いぞ?」
「一人やって、グレネードを投げ込め。White nightは、多分別地点で見てる」
________________________
White night side
「ナイトです。上に一人向かいました。下を潰します」
『了解!スモークが晴れるまでまだ時間があるから、下を見ておくぜ』
『扉付近で良いか?C4型スモークは』
「大丈夫です。こちらでいつでも起動できるので」
白髪の美女は平屋の小屋の屋根から飛び降りる。
手始めに、インパルスグレネード※を投げ込む。
バジッ…ジジジ
相手は、グレネードが空中にある時点で気づき、撃ち抜いた。
軌道から、White nightの位置を探る。
White nightは素早い移動で物陰に隠れる。
攻めるタイミングを伺っているようだ。
手にはスモークグレネードが装備されている。
濃い濃度を表す【x100】が印されている。
「…5、4、3、2、1」
お互いに、同じタイミングでスモークを焚いた。
White nightはスモーク内を突っ切る。
反対側から足音が鳴る。
引き金が引かれる。
ダン、ダン、ダン、ダン
________________________
塔の内部、螺旋状の階段では、セナが投げ込んだグレネードが刺さりまくった。
ヤマトやキンパはダウンしてしまったが、敵三人の内二人をダウンさせた。
そして、一人は塔の上に逃げていった。
その隙に、セナはダウンした敵からショットガンを奪い、階段を駆け上がった。
ショットガンとなれば、セナに分がある。
屋上に逃げた敵を瞬殺した。
その直後、下の方で四発、銃声がした。
身を乗り出して覗くと、スモーク内での銃撃だったことがわかった。
「くそ、グレがあったらスモークを晴らせられるのに…!」
十秒後、やっとスモークが晴れた。
その中から出てきたのは、白髪の女性だった。
「ローズ!!!」
叫んだが、彼女はすでにダウンし残りHPも無くなりデスしたらしい。
「まずい、あいつが登ってくる前に二人を起こさないと」
セナが気づいた時には遅かった。
背後には、スモークが焚かれていた。
スコープで出口を注意して見ながら、塔の端へ寄っていく。
ズドン!
鈍い銃声がした。
そして、機械音声が流れた。
『チームエキストラの勝利です』
そう。
スモークはフェイクだったのだ。
チームエキストラのメンバーが設置したC4型スモークグレネード。
任意のタイミングで起動できる。
このスモークで、すでに階段を上がってきていると思わせ、端に寄せたところを、White nightのAIMで狙撃する。
すべてWhite nightの策略通りだったのだ。
制圧力だけではない。頭脳を持ち合わせた女王。
《白い悪魔》、本名を斐川 永。
ノックファンタジー元ランキング3位。
大体は、主要メンバーの休息を目的に助っ人を用意する。
それ故決勝進出をかけた大切な試合、いわば最終決戦でやるチームは、まず居ない。
チームエキストラ(TEX)は、White nightに助っ人の依頼を五回行った。
四回は断られ、五回目でWhite nightが折れたのだった。
________________________
さて、リーグ戦が終わった。
現在の順位はこんな感じだ。
一位 チームエキストラ
︙
五位 SHS
実際、このリーグ戦は上位9チームに入れば良い。
いかに、上位とのポイント差を少なくし、決勝リーグでポイントを取るのかが肝となる。
最終的にはこれまでのポイント+予選リーグのポイント+決勝リーグの合計点で争う。
決勝ではポイントが多く獲得できるので、下位のチームにもチャンスは残っている。
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「よし、次はTEXとだな」
「ここだっけ、White nightが居るの」
「そうだヨ!」
「なぁに、対策はしっかりしてある!」
「行くぞ!」「「「オオッ!」」」
優勝候補SHSとチームエキストラの試合が始まった。
________________________
「おい、俺はそっちから行く」
「わかったヨ!作戦通りネ!」
ヤマトバケルとキンパ、ローズとセナの二組に別れた。
戦いの部隊は、中央に大きな塔があり、その周りは池がある。
東西南北の各方向に橋がかかっており、そこから塔に行くことができる。
「おいローズ、これが本当にWhite night対策なのか?」
「ああ、そうだよ?」
セナの手には、スナイパーがある。
実際、セナはショットガンが専門のプレイヤーだ。
「じゃ、お前は塔に上がり、私は下で待機」
「あいつは、バカでかいライフルを持って突っ込んでくる。気を付けろよ」
「勿論」
『ヤマトだ!キンパがやられた。今蘇生してる!』
レシーバーから報告が聞こえてくる。
「なに!?相手側の出口には、センサー型グレを設置したはずじゃ!」
「…ッチ!濃度を増したスモークだ!センサーを無効化させられた…」
そう。
最新アップデートで、スモークグレネードの濃度を調整できるようになった。
薄くすれば、数を多く投げられる。しかし、近距離では効果が無い。
濃くすれば、量は少なくなるが、センサーも通さないレベルになる。
「よし、俺達も上へ行くぞ!」
「待て!上に何人居るかわからない。ヤマトに確認を取ってから…」
『ヤマトだ!上は見たところ3人。White nightは居ない!』
「了解。よし、セナ。お前スナイパー置いて上へ行け。計画は破綻した」
「え…俺ピストルしか無いぞ?」
「一人やって、グレネードを投げ込め。White nightは、多分別地点で見てる」
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White night side
「ナイトです。上に一人向かいました。下を潰します」
『了解!スモークが晴れるまでまだ時間があるから、下を見ておくぜ』
『扉付近で良いか?C4型スモークは』
「大丈夫です。こちらでいつでも起動できるので」
白髪の美女は平屋の小屋の屋根から飛び降りる。
手始めに、インパルスグレネード※を投げ込む。
バジッ…ジジジ
相手は、グレネードが空中にある時点で気づき、撃ち抜いた。
軌道から、White nightの位置を探る。
White nightは素早い移動で物陰に隠れる。
攻めるタイミングを伺っているようだ。
手にはスモークグレネードが装備されている。
濃い濃度を表す【x100】が印されている。
「…5、4、3、2、1」
お互いに、同じタイミングでスモークを焚いた。
White nightはスモーク内を突っ切る。
反対側から足音が鳴る。
引き金が引かれる。
ダン、ダン、ダン、ダン
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塔の内部、螺旋状の階段では、セナが投げ込んだグレネードが刺さりまくった。
ヤマトやキンパはダウンしてしまったが、敵三人の内二人をダウンさせた。
そして、一人は塔の上に逃げていった。
その隙に、セナはダウンした敵からショットガンを奪い、階段を駆け上がった。
ショットガンとなれば、セナに分がある。
屋上に逃げた敵を瞬殺した。
その直後、下の方で四発、銃声がした。
身を乗り出して覗くと、スモーク内での銃撃だったことがわかった。
「くそ、グレがあったらスモークを晴らせられるのに…!」
十秒後、やっとスモークが晴れた。
その中から出てきたのは、白髪の女性だった。
「ローズ!!!」
叫んだが、彼女はすでにダウンし残りHPも無くなりデスしたらしい。
「まずい、あいつが登ってくる前に二人を起こさないと」
セナが気づいた時には遅かった。
背後には、スモークが焚かれていた。
スコープで出口を注意して見ながら、塔の端へ寄っていく。
ズドン!
鈍い銃声がした。
そして、機械音声が流れた。
『チームエキストラの勝利です』
そう。
スモークはフェイクだったのだ。
チームエキストラのメンバーが設置したC4型スモークグレネード。
任意のタイミングで起動できる。
このスモークで、すでに階段を上がってきていると思わせ、端に寄せたところを、White nightのAIMで狙撃する。
すべてWhite nightの策略通りだったのだ。
制圧力だけではない。頭脳を持ち合わせた女王。
《白い悪魔》、本名を斐川 永。
ノックファンタジー元ランキング3位。