最強復帰勢、本職は料理人です。3に参加シート有り。参加型
「つ…遂に…」
「彼女ができたぞー!!!」
ここはフルダイブ型VRゲーム、「ノック ファンタジー」。世界でもトップシェアを誇る、日本発のゲームだ。
世界大会も開催され、最高同時接続も世界記録を保持している。
決して、一般高校生の出会いの場では無い。
「そんなことは重々承知だ。でも!」
初めての彼女!しかも可愛い!
彼は木下 蓮。ここでは【モクレン】という名前で通っている。
彼の彼女は【ミクタ】。ピンク髪のアバターだ。
「よぉし、ミクタンにかっこいいところ見せるためにも、ランクを上げるか!」
ノクファは、二つのゲームモードがある。
通常のダンジョンやボス戦が存在するRPGモード。
それに対し、RPGモードで手に入れた武器を使い戦うバトルモードだ。
「RPGで強い剣も手に入ったし、ランクマッチに行くか!」
メニューウインドウを開き、ゲームモードをタップする。
【バトルロイヤル】、【チームデスマッチ】、【1v1】の3つが常設されている。
「…いや、ここはチームデスマッチで武器を試そう」
『チームデスマッチへようこそ。マップはエスケイプ・ストリート』
簡素な作りの、家や店が並ぶマップだ。
これまたメニューウインドウをタップする。
ワイワイガヤガヤ
「よし、準備完了だ。一応、他プレイヤーを見てみるか」
【赤チーム】 【青チーム】
《モクレン》 《レアチーズ》
《Jupiter》 《ミタラシミーコ》
《ガレルナ・バール》 《Zero》
《MOZUKU》 《KZ_Wooker_CZ》
《NORTHPAD》 《cider²》
《SALMONヤマダ》 《カシタカ》
「ん?ゼロ?それにWookerって…」
周囲も騒ぎ始めた。
まさか、[大文字]このタイミングで世界王者が復帰するなんて。[/大文字]
『ゲーム開始まで、10秒』
カウントダウンのアナウンスに気づき、武器を装備する。
『…2、1、ゲーム開始です』
ゲームが始まった。相手チームは見える位置に居る。
弓使いが牽制を仕掛け、前衛がその隙に攻め込むのが定石だ。
「うわぁ!」
最初にキルしたのは、相手の弓使いだった。
視界の右上に見えるキルログには、『cider²がキル』と表示された。
「クソっ!弓使いはリスポーンが長いんだ!」
モクレンは魔法の詠唱を始めた。
このゲームは、RPGで覚えた魔法と、獲得した武器を使って戦闘する。(一部を除く)
「エンブレム・プロミネンス!」
モクレンがそう叫ぶと、周囲が炎に囲まれた。
「アドバンテージ・ハイエイト!」
敵の声が聞こえた。
それを認識した時には、もう遅かった。
二刀流の剣士は、最前線の戦士を剣を抜かせる間も無くキルした。
その名を見て、赤チームの全員は震撼した。
本人はその名を嫌っているが、実に適当で的確な名前だ。
《二刀流のバーサーカー》、世界大会最多キル。
本名を賀上 丈吉。プレイヤーネームをWooker、という。
「彼女ができたぞー!!!」
ここはフルダイブ型VRゲーム、「ノック ファンタジー」。世界でもトップシェアを誇る、日本発のゲームだ。
世界大会も開催され、最高同時接続も世界記録を保持している。
決して、一般高校生の出会いの場では無い。
「そんなことは重々承知だ。でも!」
初めての彼女!しかも可愛い!
彼は木下 蓮。ここでは【モクレン】という名前で通っている。
彼の彼女は【ミクタ】。ピンク髪のアバターだ。
「よぉし、ミクタンにかっこいいところ見せるためにも、ランクを上げるか!」
ノクファは、二つのゲームモードがある。
通常のダンジョンやボス戦が存在するRPGモード。
それに対し、RPGモードで手に入れた武器を使い戦うバトルモードだ。
「RPGで強い剣も手に入ったし、ランクマッチに行くか!」
メニューウインドウを開き、ゲームモードをタップする。
【バトルロイヤル】、【チームデスマッチ】、【1v1】の3つが常設されている。
「…いや、ここはチームデスマッチで武器を試そう」
『チームデスマッチへようこそ。マップはエスケイプ・ストリート』
簡素な作りの、家や店が並ぶマップだ。
これまたメニューウインドウをタップする。
ワイワイガヤガヤ
「よし、準備完了だ。一応、他プレイヤーを見てみるか」
【赤チーム】 【青チーム】
《モクレン》 《レアチーズ》
《Jupiter》 《ミタラシミーコ》
《ガレルナ・バール》 《Zero》
《MOZUKU》 《KZ_Wooker_CZ》
《NORTHPAD》 《cider²》
《SALMONヤマダ》 《カシタカ》
「ん?ゼロ?それにWookerって…」
周囲も騒ぎ始めた。
まさか、[大文字]このタイミングで世界王者が復帰するなんて。[/大文字]
『ゲーム開始まで、10秒』
カウントダウンのアナウンスに気づき、武器を装備する。
『…2、1、ゲーム開始です』
ゲームが始まった。相手チームは見える位置に居る。
弓使いが牽制を仕掛け、前衛がその隙に攻め込むのが定石だ。
「うわぁ!」
最初にキルしたのは、相手の弓使いだった。
視界の右上に見えるキルログには、『cider²がキル』と表示された。
「クソっ!弓使いはリスポーンが長いんだ!」
モクレンは魔法の詠唱を始めた。
このゲームは、RPGで覚えた魔法と、獲得した武器を使って戦闘する。(一部を除く)
「エンブレム・プロミネンス!」
モクレンがそう叫ぶと、周囲が炎に囲まれた。
「アドバンテージ・ハイエイト!」
敵の声が聞こえた。
それを認識した時には、もう遅かった。
二刀流の剣士は、最前線の戦士を剣を抜かせる間も無くキルした。
その名を見て、赤チームの全員は震撼した。
本人はその名を嫌っているが、実に適当で的確な名前だ。
《二刀流のバーサーカー》、世界大会最多キル。
本名を賀上 丈吉。プレイヤーネームをWooker、という。