ぽよぽよスライム、転生して勇者パーティに入る。
こうして、スーとフィラルドとマーシャと自分、ニーケの四人で新しくパーティが組み直された。
「んじゃ難民キャンプ周辺のゴブリンでもシバきにいくか。」「やろやろ〜」
「お、お〜!」
なんだか緩くないか?聞いていた話と少し違うような気がする。
「アッ、アノー、スライムガミチフサイデマス。」
若干聞き取りにくいが、何を言っているのかは分かる。というか目の前に答えがある。
太陽が光り、デカいスライムが心地よさそうに寝ている。道は…どう見ても通れないだろう。
どう対処するのだろうか。
「別の道行こっかー。」
目的以外にはノンバイオレンススタイルを貫くようだ。剣士やっている自分がそんなことを言ったら終わりなような気がするが。
[水平線]
「本当にそれで良かったの?」
どこからか聞こえてくる声。
おかしいな。幻聴が聞こえるほど疲労は溜まっていないというのに。
「ううん、違う。」
は?
「ナ、ナニヲ?!」
巨大スライムの前に立ち、呪文を唱えたり、武器を掲げたりしている。至極当然のことなのに、なんだか胸騒ぎがする。
[水平線]
その場にはスライムだけがあった。
いや、だったものの方が正しい。
フィラルドとマーシャはいない。
この場にいるのは自分とポカンとしているスーだけだ。
「何があったんだ?!」
岩陰からひょっこり2人が出てきた。
「い、いや、なんでもない。」
フィラルドの拳が赤い。何かを殴ったように。
そして、2人とも服が少し濡れている。
後ろに昨日より画面に傷のついたモニターが舞っている。
モニターが喋りだした。
「やあ!君らが新しいメンバーかな?僕はアペプ。見ての通り病気でさ、死んだり生き返ったりを繰り返しているんだ。」
スーが少し過呼吸になってきた。汗がダラダラ垂れている。大丈夫だろうか。そして、何故このアペプという男に反応したのか。
自分だけ仲間外れになっているように、自分だけが無事なようだ。
「僕がいけない分、この旅をずっと見ていようと思うんだ!」
フィラルドが電源を落とした。
そのフィラルドの首の後ろに魔眼が描かれているように見えた。マーシャにもあった。
「んじゃ難民キャンプ周辺のゴブリンでもシバきにいくか。」「やろやろ〜」
「お、お〜!」
なんだか緩くないか?聞いていた話と少し違うような気がする。
「アッ、アノー、スライムガミチフサイデマス。」
若干聞き取りにくいが、何を言っているのかは分かる。というか目の前に答えがある。
太陽が光り、デカいスライムが心地よさそうに寝ている。道は…どう見ても通れないだろう。
どう対処するのだろうか。
「別の道行こっかー。」
目的以外にはノンバイオレンススタイルを貫くようだ。剣士やっている自分がそんなことを言ったら終わりなような気がするが。
[水平線]
「本当にそれで良かったの?」
どこからか聞こえてくる声。
おかしいな。幻聴が聞こえるほど疲労は溜まっていないというのに。
「ううん、違う。」
は?
「ナ、ナニヲ?!」
巨大スライムの前に立ち、呪文を唱えたり、武器を掲げたりしている。至極当然のことなのに、なんだか胸騒ぎがする。
[水平線]
その場にはスライムだけがあった。
いや、だったものの方が正しい。
フィラルドとマーシャはいない。
この場にいるのは自分とポカンとしているスーだけだ。
「何があったんだ?!」
岩陰からひょっこり2人が出てきた。
「い、いや、なんでもない。」
フィラルドの拳が赤い。何かを殴ったように。
そして、2人とも服が少し濡れている。
後ろに昨日より画面に傷のついたモニターが舞っている。
モニターが喋りだした。
「やあ!君らが新しいメンバーかな?僕はアペプ。見ての通り病気でさ、死んだり生き返ったりを繰り返しているんだ。」
スーが少し過呼吸になってきた。汗がダラダラ垂れている。大丈夫だろうか。そして、何故このアペプという男に反応したのか。
自分だけ仲間外れになっているように、自分だけが無事なようだ。
「僕がいけない分、この旅をずっと見ていようと思うんだ!」
フィラルドが電源を落とした。
そのフィラルドの首の後ろに魔眼が描かれているように見えた。マーシャにもあった。