時空の狭間の狂宴/共演
[中央寄せ]その1-食傷と嘆息篇-[/中央寄せ]
あー…暇だー…退屈すぎてアタマおかしくなりそうだぜ……
あん?じゃあいつも通り、ボスのトコ行けば良いじゃないかって?
いやいや、俺だっていつもいつもボスに絡んでるワケじゃないんだぜ?たまには一人でいる事だってあるさ。
ま、今はボスがちょっとお出かけ中だからなんだけどな。
にしたって刃物マニアのヤツ、なーにが『アタシらは女同士で買い物行ってくるから邪魔すんなよクソボウズ!』だ!
お前女って言ってられるトシじゃねぇだろもうとっくに!!ざっけんじゃねぇぞ、俺のボス連れてきやがって!!!
っとと、いけないいけない。危なく机壊すトコだったぜ。
コレ壊したらまた陰険執事が『貴方はそういつもいつも!』つってギャーピーギャーピーうるっせぇからなぁ……
なんかあるとすーぐモノに当たるのはどうも俺の悪いクセらしいし。
いやぁ、正直な話、自覚ないんだけどさ。
あークッソ、イライラしてきたぜ。思い出すんじゃなかった、あんなヤツ。
「いやぁ、どーしたモンかねぇ…」
退屈は人をおかしくするって言うだろ?アレマジで真実だと思うんだよ。だって俺、今絶対おかしいし。何もする事ねぇとこうもイライラするモンなんだな。
ま、『今に限らずいつも異常でしょう貴方は!』とか陰険執事のヤロウは言いそうだけどさ。
って、なんでまたワザワザ思い出してんだ俺。
つってもな…
セーフハウス行ってワイン飲むのもありきたりだし…ボスに昼間っから酒飲むなって言われたばっかだからさぁ。暇なワケよ俺。
煙草?あんなモン暇つぶしになるか。一本吸うのに五分もかかりゃしねぇんだからさ。
つってもなぁ…映画見てもつまんねぇし…… エ◯本読むのも飽きたし………
つーかそもそも俺にはボスがいるからさ、いらねぇワケよそういうの。
いや見るけどな。全っ然見るけどさ正直。なんなら結構持ってるけどな。
あー、拷問?そりゃできたら最高だが、そもそも対象がいねぇから話にならねぇんだわ。
ボスからは一般人に手ぇ出すなって言われてるし。俺ってば、ちゃーんと命令守れる忠犬だからさ?いい子ちゃんにしてるんだわ。偉くね?
まぁそもそも?その辺のヤツテキトーに掻っ攫ってする拷問って拷問じゃねぇけどな。情報吐かせるのが拷問なのに吐かせる情報もクソもねぇから。そりゃあそうだ。
でもやっぱアレだろ、やるなら簡単に情報吐く気がない芯のあるヤツとかさ…あーそうそう、可愛いお嬢さんならなおサイコー。
でもなぁ、それだと逆にスイッチ入っちまってウッカリ楽にしちゃうからなぁ……いやぁ、やっぱ拷問にならねぇわ。
あーあ、どっかにスパイとかいねぇかな…
できれば可愛い顔してて…
脅したらいい感じにビクついてくれて……
んでもって絶対に情報吐く気はない感じの………
ってオイオイ、なんか向こうから音するんだが。多分執務室からだな。なんかガタガタ聞こえる。何かをこじ開けてるみてぇな音だ。
あ、そうそう。俺こう見えて耳も鼻も良いんだわ。だから分かるんだよコレぐらいのキョリなら。
にしたって…ここにゃ四代幹部クラスじゃねぇとよっぽどの用事以外じゃ入れねぇハズなんだよな。何故って?ボスの屋敷だからに決まってるだろ。
あ、俺は四代幹部の一人だからな。偉いんだよちゃんと。
ボスが一番信用してんのも俺。絶対俺。断じて他の幹部…陰険執事や刃物マニアやクソジジイ…じゃねぇ。
てか待てよ?なんで今、ココに人がいるんだ?
[漢字]ココに来れるのは俺以外いないハズなのに[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]。
「刃物マニアはボス連れて出てきやがった…陰険執事は潜入中…クソジジイは死にかけだし…ヘラヘラ情報屋の日でもない…」
あれぇ、って事はコレもしかして…
拷問チャンス?
よーし行こう、今すぐ行こうそうしよう。ひゃっほう楽しみだぜ久々の拷問だ!!
っとと、いけねぇ。俺がいるってバレたら折角のネズミちゃんが逃げちまうからな。
極力音も殺気も消して…そおっとそおっと…
[水平線]
よぉし、物音はここからだな。やっぱ執務室だったぜ。さぁて、どんなヤツが出てくるやら…
可愛いと良いなぁ…良い反応するともっと良いなぁ…胸デカけりゃ最高だなぁ……
っと、いけね。シュレなんたらのネコってヤツだし期待しちゃいけねぇよな。
よし、突撃準備だ。銃はあるし、残弾もオッケー。オールグリーンだいつでもいけるぜ!!
思いっきり高そうなドアを蹴破る。それと同時にホルスターから愛用の銃…ベレッタM92…を引き抜いて、ドアの向こうの相手に向けて構える!
「止まりなお嬢さん?そんで両手を上げやがれ。」
おっしゃビンゴー!!
お?何かと思えば顧客リストか。棚の位置的に多分きっとそのハズだ。いやぁ、またいいモンに目をつけるなぁ。
し・か・も?
なかなか可愛い顔してんじゃねぇの。二年ぐらい前に入ったヤツだったか?
刃物マニアんトコの部下だった気がする。
「え!?何の事ですか!?」
おーおーあくまでもシラ切るパターンか。馬鹿か、まだ引き出し空いてんだよ。まぁでも?やり甲斐あってサイコーだなぁ!!!
なぁ、こいつになら何してもいいよなぁ?
だってさぁ。
なんてったってボスに留守任されてるからなぁ、今の俺は。
いやぁ、まあね?連れてってくれよそれぐらいなら、とか思ったけどさ。
留守任されてるって事は、今の俺、番犬だし。泥棒が主人の屋敷荒らしてんだからさ。実力行使に出るのは当然なんじゃないか?
どうよこの、一分の隙もないカンッペキなリクツ。おっといけねぇ話が逸れた、まず今は、コッチだよなぁ?
「おおっと、ムダに騒ぐなよ?そのまま両手上げてろ。」
まぁでも?大人しく俺に着いてくるか、気絶させられてイロイロされるか、それぐらいは選ばせてやるからさ。
そう言ってやると、そいつは明らかに表情が青ざめた。全身が震えて、舌の根が合っていない。
うんうん、中々いい顔するなこいつ。写真撮っとこ。
カメラカメラ…あ、ねぇわ。クソが。
心底イラついてきた。折角のいい気分が台無しだぜ。
ったく、なんでこんな時に限って忘れっかねぇ。
カメラを探しているうちに逃げるかと思ったが、件のお嬢さんは床にへたり込んだ。
けっ、つまんねぇの。
あーそうだ、今の内に書類書類…棚にゃねぇなぁ。もうどっかに隠してんだろこりゃ。まぁ後で探せばいっか。
「さぁて、あんたは大人しく着いてくるのを選んだワケだ。ま、賢明なんじゃねぇの?」
まずは、手錠からだよなぁ。コイツがなきゃ始まらねぇ。つーわけでガチャリ、と。
あーでも、執務室でやったらまたボスと陰険執事が怒るか。この間も散々言われたし…
うーん…
よし、ここはオーソドックスに拷問部屋使うべきだな。なんせその為にあるんだし。
あ、せっかくだし俺の部屋からも道具持ってくるとするか!
何からやろうか楽しみになって来たぜ!!
あー…暇だー…退屈すぎてアタマおかしくなりそうだぜ……
あん?じゃあいつも通り、ボスのトコ行けば良いじゃないかって?
いやいや、俺だっていつもいつもボスに絡んでるワケじゃないんだぜ?たまには一人でいる事だってあるさ。
ま、今はボスがちょっとお出かけ中だからなんだけどな。
にしたって刃物マニアのヤツ、なーにが『アタシらは女同士で買い物行ってくるから邪魔すんなよクソボウズ!』だ!
お前女って言ってられるトシじゃねぇだろもうとっくに!!ざっけんじゃねぇぞ、俺のボス連れてきやがって!!!
っとと、いけないいけない。危なく机壊すトコだったぜ。
コレ壊したらまた陰険執事が『貴方はそういつもいつも!』つってギャーピーギャーピーうるっせぇからなぁ……
なんかあるとすーぐモノに当たるのはどうも俺の悪いクセらしいし。
いやぁ、正直な話、自覚ないんだけどさ。
あークッソ、イライラしてきたぜ。思い出すんじゃなかった、あんなヤツ。
「いやぁ、どーしたモンかねぇ…」
退屈は人をおかしくするって言うだろ?アレマジで真実だと思うんだよ。だって俺、今絶対おかしいし。何もする事ねぇとこうもイライラするモンなんだな。
ま、『今に限らずいつも異常でしょう貴方は!』とか陰険執事のヤロウは言いそうだけどさ。
って、なんでまたワザワザ思い出してんだ俺。
つってもな…
セーフハウス行ってワイン飲むのもありきたりだし…ボスに昼間っから酒飲むなって言われたばっかだからさぁ。暇なワケよ俺。
煙草?あんなモン暇つぶしになるか。一本吸うのに五分もかかりゃしねぇんだからさ。
つってもなぁ…映画見てもつまんねぇし…… エ◯本読むのも飽きたし………
つーかそもそも俺にはボスがいるからさ、いらねぇワケよそういうの。
いや見るけどな。全っ然見るけどさ正直。なんなら結構持ってるけどな。
あー、拷問?そりゃできたら最高だが、そもそも対象がいねぇから話にならねぇんだわ。
ボスからは一般人に手ぇ出すなって言われてるし。俺ってば、ちゃーんと命令守れる忠犬だからさ?いい子ちゃんにしてるんだわ。偉くね?
まぁそもそも?その辺のヤツテキトーに掻っ攫ってする拷問って拷問じゃねぇけどな。情報吐かせるのが拷問なのに吐かせる情報もクソもねぇから。そりゃあそうだ。
でもやっぱアレだろ、やるなら簡単に情報吐く気がない芯のあるヤツとかさ…あーそうそう、可愛いお嬢さんならなおサイコー。
でもなぁ、それだと逆にスイッチ入っちまってウッカリ楽にしちゃうからなぁ……いやぁ、やっぱ拷問にならねぇわ。
あーあ、どっかにスパイとかいねぇかな…
できれば可愛い顔してて…
脅したらいい感じにビクついてくれて……
んでもって絶対に情報吐く気はない感じの………
ってオイオイ、なんか向こうから音するんだが。多分執務室からだな。なんかガタガタ聞こえる。何かをこじ開けてるみてぇな音だ。
あ、そうそう。俺こう見えて耳も鼻も良いんだわ。だから分かるんだよコレぐらいのキョリなら。
にしたって…ここにゃ四代幹部クラスじゃねぇとよっぽどの用事以外じゃ入れねぇハズなんだよな。何故って?ボスの屋敷だからに決まってるだろ。
あ、俺は四代幹部の一人だからな。偉いんだよちゃんと。
ボスが一番信用してんのも俺。絶対俺。断じて他の幹部…陰険執事や刃物マニアやクソジジイ…じゃねぇ。
てか待てよ?なんで今、ココに人がいるんだ?
[漢字]ココに来れるのは俺以外いないハズなのに[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[/ふりがな]。
「刃物マニアはボス連れて出てきやがった…陰険執事は潜入中…クソジジイは死にかけだし…ヘラヘラ情報屋の日でもない…」
あれぇ、って事はコレもしかして…
拷問チャンス?
よーし行こう、今すぐ行こうそうしよう。ひゃっほう楽しみだぜ久々の拷問だ!!
っとと、いけねぇ。俺がいるってバレたら折角のネズミちゃんが逃げちまうからな。
極力音も殺気も消して…そおっとそおっと…
[水平線]
よぉし、物音はここからだな。やっぱ執務室だったぜ。さぁて、どんなヤツが出てくるやら…
可愛いと良いなぁ…良い反応するともっと良いなぁ…胸デカけりゃ最高だなぁ……
っと、いけね。シュレなんたらのネコってヤツだし期待しちゃいけねぇよな。
よし、突撃準備だ。銃はあるし、残弾もオッケー。オールグリーンだいつでもいけるぜ!!
思いっきり高そうなドアを蹴破る。それと同時にホルスターから愛用の銃…ベレッタM92…を引き抜いて、ドアの向こうの相手に向けて構える!
「止まりなお嬢さん?そんで両手を上げやがれ。」
おっしゃビンゴー!!
お?何かと思えば顧客リストか。棚の位置的に多分きっとそのハズだ。いやぁ、またいいモンに目をつけるなぁ。
し・か・も?
なかなか可愛い顔してんじゃねぇの。二年ぐらい前に入ったヤツだったか?
刃物マニアんトコの部下だった気がする。
「え!?何の事ですか!?」
おーおーあくまでもシラ切るパターンか。馬鹿か、まだ引き出し空いてんだよ。まぁでも?やり甲斐あってサイコーだなぁ!!!
なぁ、こいつになら何してもいいよなぁ?
だってさぁ。
なんてったってボスに留守任されてるからなぁ、今の俺は。
いやぁ、まあね?連れてってくれよそれぐらいなら、とか思ったけどさ。
留守任されてるって事は、今の俺、番犬だし。泥棒が主人の屋敷荒らしてんだからさ。実力行使に出るのは当然なんじゃないか?
どうよこの、一分の隙もないカンッペキなリクツ。おっといけねぇ話が逸れた、まず今は、コッチだよなぁ?
「おおっと、ムダに騒ぐなよ?そのまま両手上げてろ。」
まぁでも?大人しく俺に着いてくるか、気絶させられてイロイロされるか、それぐらいは選ばせてやるからさ。
そう言ってやると、そいつは明らかに表情が青ざめた。全身が震えて、舌の根が合っていない。
うんうん、中々いい顔するなこいつ。写真撮っとこ。
カメラカメラ…あ、ねぇわ。クソが。
心底イラついてきた。折角のいい気分が台無しだぜ。
ったく、なんでこんな時に限って忘れっかねぇ。
カメラを探しているうちに逃げるかと思ったが、件のお嬢さんは床にへたり込んだ。
けっ、つまんねぇの。
あーそうだ、今の内に書類書類…棚にゃねぇなぁ。もうどっかに隠してんだろこりゃ。まぁ後で探せばいっか。
「さぁて、あんたは大人しく着いてくるのを選んだワケだ。ま、賢明なんじゃねぇの?」
まずは、手錠からだよなぁ。コイツがなきゃ始まらねぇ。つーわけでガチャリ、と。
あーでも、執務室でやったらまたボスと陰険執事が怒るか。この間も散々言われたし…
うーん…
よし、ここはオーソドックスに拷問部屋使うべきだな。なんせその為にあるんだし。
あ、せっかくだし俺の部屋からも道具持ってくるとするか!
何からやろうか楽しみになって来たぜ!!