時空の狭間の狂宴/共演
さて、突然ですがクイズです。この地の文の主は誰でしょうか。
お気づきの人も多いかもしれないが、僕…もとい、るかです。
つってもやっべぇな。コレはさすがに干渉しないといけない。なぜなら…
「あー、やべ、決めて無かったな…あー…そうだ、最強決めるとか?」
そう、実は僕、何も考えずに始めちまったんだわコレ。
「うっわ、天から声がしやがる。オイ!なんか知らねーけどサクシャ、姿見せろよー!」
月姫が頓珍漢な方向に向かって叫んでいるが、生憎それは不可能だ。
「あーごめん、無理。てか僕があんまりしゃしゃり出たくない。君らで好きにしていいんだけどな。」
というかそもそも、僕にそんな事できるワケがない。
「わ、わたし、辞退したいんですけど…」
こそりと手を上げながら言うアリシアは、いつもに増して怯えた様子だ。
「…俺、今、魔道戦に戦々恐々してるとこなんすけど。まさかココでも闘わされるんすか!?無理無理無視、絶対無理っす!!!」
「うっさいわね黙んなさいよ留歌。ちなみにあたしは構わないわよ!全員ギッタンバッコンにしてやるわ!」
お姉さん、強い。でも机歪めるのは辞めてくれ。んで留歌は落ち着いてくれ切実に。
「でもさーそもそも俺、特殊能力とかない一般人なんだけどなー?」
そう言ってる名無しの質問にはまぁ…答えた方がいいか。
「申し訳ないけど、君らが乱入するのがそもそも想定外なんだが?勝手に首突っ込んでそれはないだろ。」
「ぐうの音もでない正論パンチ。君月よりひでぇや。」
そう言いながらもけらけらと笑っていられる辺り、意外と図太いよなコイツ。
「…いや、その君月さんって誰?」
陽の疑問も当然だ。おそらくこの場において、君月の存在を知るのは名無しだけだろう。
いやまぁ、僕も一応知ってるが。だから答えようとした、その時だった。
「この人の友人っすよ。」
事もなげに言う界人。君、そこまで見えてるのか。くっそ、正直死ぬほど驚いたぞ。
「なんで知ってんの君。でも俺より先に名前もらいやがってアイツ許さない。」
許さない、と言いつつもやはりけらけらと笑っている名無し。
見てるこっちが気が抜ける。
「そこまでにしろルーカス、手を離せ。抗争ならば、我等に敗北は許されん。」
んで、なんでそっちは内部争いしてんだよ。って、あー…
戦うのは辞めましょうって言ったのかルーカスが…
まぁそうだろうな…そのドレス、君がプレゼントしたやつだからな……可哀想に。
「だーかーらー!ボスってば、ストップ、ストッププリーズ!って、ダメだコレ、止めらんねえ!!」
んでエルマさん…この人たまに暴走すんだよな……
「うーん、じゃあ、しょうがないよなー!」
「あ、ちょっと!」
あ、ルーカスが髪飾り取った。エルマのポニーテールが解けて、雰囲気が元に戻る。
「はーい髪飾り没収ー!ふんふーん…って、なんかいい匂いする…ボースー、もしかしてシャンプー変えましたー?」
「いい加減にして下さい。殴るわよ。」
いや、もう殴ってるだろ。あー、単の方に飛んでったし。
「殴るのは勝手だがこの馬鹿をこっちに飛ばしてくるなよ。いや、違うか…そもそも、痴話喧嘩なら他所でやれ。」
なんで君はそう、いつも一言多いんだ単。まぁ分からなくもないけどな。
「ホントだぜ、マジでいい加減にしろっての。ッたく、コーキョーの場で堂々とイチャついてんじゃねーよ!」
「あーん?ちんちくちんのお姫様がなんか言ってんな?男の嫉妬は醜いぜぇ?どうせ、俺がこーんな可愛い恋人いて背も高いのが羨ましいんだろ?」
あ。
ついに言いやがった、コイツ。
「はァ!?ンなモンどうだっていいンだよ!!!てか、オレはちっさくねェよ!!あとヒメとか言うんじゃねェクソが!!!テメェさては死にてぇようだなアアン!?!?!?」
えー…火威月姫、ものの見事にブチ切れております。
切実に落ち着いてほしい。
「ッハハハ!!いくら凄んでも効かねぇよ!!!てかそもそもさぁ、たかだか一般人ごときが俺に敵うワケないだろ。俺ぁマフィアだぜマフィア。怖いの。知ってっか?」
あー……この馬鹿追加で煽りやがった………
もう嫌だ頭抱えたい。つーか書きながら頭抱えてるぞ正直言って。
「愚か者。相手が一般人であると分かっているなら、甘んじて殴られなさい。ファミリーの掟、忘れたとは言わせないわよ。」
「はい、すいません。じゃあどっからでもかかってこい!!」
そうは言っても忠犬ルーカス、エルマが一般人に手を出すな、と言い切ると、即座に臨戦体制を解いた。
「だから五月蝿いって言ってるだろ。騒ぐならまずは俺の前から退きなよ。」
単、今首突っ込むと絶対に状況が悪化するだろ。君頭良いんだよな?分かってくれ??
「えっと…エルマ、さん…?」
しかし、そこでオズオズと手を挙げたアリシア。
「あら、どうかなさいまして?」
「月姫くん、世界線によっては悪魔なんだけど…ルーカスさん、死んじゃうんじゃ…」
如何にも不安そうな面持ちだが、エルマはまぁ問題ないでしょうと言いたげである。
「あー…なんなら、反社組織入ってる世界線も誕生しそうっすね。どっちも書いてんの作者じゃねぇっすけど。」
「あー…そういやそうだな。おんせんめぐりさんの小説すげぇ好きだからつい。って、そうじゃなくて。」
なんで界人はそこまで知ってんだよ。てかやっべ、つい口挟んじまった。まぁいいか。
「あ、そーなの?なら遠慮はいらねぇな!!」
そう啖呵を切ったルーカスは、今にも月姫に飛びかからんとしている。
「いるわよ。サクシャさんとやらがなんと言おうと、どこからどう見てもここにいる月姫さんはティーンでしょう。いっその事、一回死んで反省なさい。」
おっと、エルマさん強烈なボディーブロー。コレは痛そうだ。
あ、月姫からもスネ蹴られてるな…あーあー悶絶してるよ。
「そーゆー事だ、残念だったなァ!つーわけで燃え尽きろォ、【強化】!!アンド【[漢字]瞳火[/漢字][ふりがな]ひとりび[/ふりがな]】ィ!!!」
めちゃくちゃ本気じゃねぇか。ちょ、月姫待て、マジで待て。机が壊れる。椅子も壊れる。爆発オチとかごめんだからな。
「いって!あっつ!!ちょま、ボースー!マジでこれダメなの!?俺死ぬぜコレ、死ぬ死ぬ!!」
でもま、ルーカスは心配する必要ないな。
月姫の固有魔法で燃えてこそいるものの、今の所死にそうな気配もない。頑丈すぎるだろコイツ。
「大丈夫、兄さま加減はしてくれるよ!…多分。黒焦げにはなるかもだけど。でも、死にはしないと思うよー!」
そう元気よく言うのは陽。
いやでもそれ、あんまフォローになってないんだが。
あとな、陽。普通の人間は黒焦げになったら死んでしまうんだ。なんかルーカスは生きてるが。全然余裕で生きてるが。
「あー…燃えてんなー…一応言っとくが、火の粉だけはこっちに飛ばすなよ。本が燃えたら責任取ってもらうからな。」
単は…もうダメか。諦めてんな。でもやっぱそこは、あー燃えてんなー…じゃねぇだろ。止めろよ。
「てか、あたしの紅茶とお菓子忘れてんじゃないわよ!」
「あ、はい、了解っす。持ってくるっす。」
しかも、姉にとっては如何やらかなり退屈だったようで、この茶番劇をぶった斬って、留歌に命令を下している。
「だから、ここには厨房ないっすよ!留歌さーん!ちょ、マジで戻って来てくれっす!」
あー…界人が追っかけてった。まぁアイツなら連れ戻してくれるか。一先ず安心だ。
「しっかしまぁ、すっげぇカオスだな。とりあえず一旦閉めるか…」
諦めて僕が宣言するが早いか、今の今まで空気だった名無しが突然呼びかけてきた。
「え、ちょ、待って待って終わる前に俺にもこの美人さん紹介して?俺ってば、途中で乗り込んで来ちゃったから知らないんだよ。」
だから君、そんなヤツだっけか?いやまぁ良いけどな。
そう思った矢先の事だ。
「俺のボスは絶対やらねぇぞ?」
「オレの妹もやらねーからな!」
歪み合うのを急に止め、殆ど同時に口を開くルーカスと月姫。
君らそーゆーとこ、なんか気が合うよな。
そうこうしている内に、いつの間にやら留歌と界人が戻ってきた。
(まさか姉ちゃんの事じゃないっすよね…?)
てか留歌、君もか。んな失礼な事考えてるとお姉さん怒るぞ。
「ちょっと留歌あんた!失礼な事考えてないでしょうね!?」
「っ!」(なんでバレてんすかー!!)
…ばれいでか……
あ、めっちゃこめかみグリグリされてる。おーいお姉さん?痛そうだから、離してやってくれ。
「違うってこっちの銀髪の子だよー。確かにその二人もすげぇ美人さんだけどな!」
あ、アリシアの方だったのか…
まぁアリシアは正直、死ぬほどかわいい。でも、でもなぁ…
「…わたし、ですか?アリシアって言います。えっと…ありがとね。」
この子…めちゃくちゃ魔性の女なんだよなぁ…
正直、かわいいのは見た目だけなんだが…
ま、アリシアにこれ言ったらパニック起こすし、言わない方がいいか。
[大文字][中央寄せ]つづく?[/中央寄せ][/大文字]
お気づきの人も多いかもしれないが、僕…もとい、るかです。
つってもやっべぇな。コレはさすがに干渉しないといけない。なぜなら…
「あー、やべ、決めて無かったな…あー…そうだ、最強決めるとか?」
そう、実は僕、何も考えずに始めちまったんだわコレ。
「うっわ、天から声がしやがる。オイ!なんか知らねーけどサクシャ、姿見せろよー!」
月姫が頓珍漢な方向に向かって叫んでいるが、生憎それは不可能だ。
「あーごめん、無理。てか僕があんまりしゃしゃり出たくない。君らで好きにしていいんだけどな。」
というかそもそも、僕にそんな事できるワケがない。
「わ、わたし、辞退したいんですけど…」
こそりと手を上げながら言うアリシアは、いつもに増して怯えた様子だ。
「…俺、今、魔道戦に戦々恐々してるとこなんすけど。まさかココでも闘わされるんすか!?無理無理無視、絶対無理っす!!!」
「うっさいわね黙んなさいよ留歌。ちなみにあたしは構わないわよ!全員ギッタンバッコンにしてやるわ!」
お姉さん、強い。でも机歪めるのは辞めてくれ。んで留歌は落ち着いてくれ切実に。
「でもさーそもそも俺、特殊能力とかない一般人なんだけどなー?」
そう言ってる名無しの質問にはまぁ…答えた方がいいか。
「申し訳ないけど、君らが乱入するのがそもそも想定外なんだが?勝手に首突っ込んでそれはないだろ。」
「ぐうの音もでない正論パンチ。君月よりひでぇや。」
そう言いながらもけらけらと笑っていられる辺り、意外と図太いよなコイツ。
「…いや、その君月さんって誰?」
陽の疑問も当然だ。おそらくこの場において、君月の存在を知るのは名無しだけだろう。
いやまぁ、僕も一応知ってるが。だから答えようとした、その時だった。
「この人の友人っすよ。」
事もなげに言う界人。君、そこまで見えてるのか。くっそ、正直死ぬほど驚いたぞ。
「なんで知ってんの君。でも俺より先に名前もらいやがってアイツ許さない。」
許さない、と言いつつもやはりけらけらと笑っている名無し。
見てるこっちが気が抜ける。
「そこまでにしろルーカス、手を離せ。抗争ならば、我等に敗北は許されん。」
んで、なんでそっちは内部争いしてんだよ。って、あー…
戦うのは辞めましょうって言ったのかルーカスが…
まぁそうだろうな…そのドレス、君がプレゼントしたやつだからな……可哀想に。
「だーかーらー!ボスってば、ストップ、ストッププリーズ!って、ダメだコレ、止めらんねえ!!」
んでエルマさん…この人たまに暴走すんだよな……
「うーん、じゃあ、しょうがないよなー!」
「あ、ちょっと!」
あ、ルーカスが髪飾り取った。エルマのポニーテールが解けて、雰囲気が元に戻る。
「はーい髪飾り没収ー!ふんふーん…って、なんかいい匂いする…ボースー、もしかしてシャンプー変えましたー?」
「いい加減にして下さい。殴るわよ。」
いや、もう殴ってるだろ。あー、単の方に飛んでったし。
「殴るのは勝手だがこの馬鹿をこっちに飛ばしてくるなよ。いや、違うか…そもそも、痴話喧嘩なら他所でやれ。」
なんで君はそう、いつも一言多いんだ単。まぁ分からなくもないけどな。
「ホントだぜ、マジでいい加減にしろっての。ッたく、コーキョーの場で堂々とイチャついてんじゃねーよ!」
「あーん?ちんちくちんのお姫様がなんか言ってんな?男の嫉妬は醜いぜぇ?どうせ、俺がこーんな可愛い恋人いて背も高いのが羨ましいんだろ?」
あ。
ついに言いやがった、コイツ。
「はァ!?ンなモンどうだっていいンだよ!!!てか、オレはちっさくねェよ!!あとヒメとか言うんじゃねェクソが!!!テメェさては死にてぇようだなアアン!?!?!?」
えー…火威月姫、ものの見事にブチ切れております。
切実に落ち着いてほしい。
「ッハハハ!!いくら凄んでも効かねぇよ!!!てかそもそもさぁ、たかだか一般人ごときが俺に敵うワケないだろ。俺ぁマフィアだぜマフィア。怖いの。知ってっか?」
あー……この馬鹿追加で煽りやがった………
もう嫌だ頭抱えたい。つーか書きながら頭抱えてるぞ正直言って。
「愚か者。相手が一般人であると分かっているなら、甘んじて殴られなさい。ファミリーの掟、忘れたとは言わせないわよ。」
「はい、すいません。じゃあどっからでもかかってこい!!」
そうは言っても忠犬ルーカス、エルマが一般人に手を出すな、と言い切ると、即座に臨戦体制を解いた。
「だから五月蝿いって言ってるだろ。騒ぐならまずは俺の前から退きなよ。」
単、今首突っ込むと絶対に状況が悪化するだろ。君頭良いんだよな?分かってくれ??
「えっと…エルマ、さん…?」
しかし、そこでオズオズと手を挙げたアリシア。
「あら、どうかなさいまして?」
「月姫くん、世界線によっては悪魔なんだけど…ルーカスさん、死んじゃうんじゃ…」
如何にも不安そうな面持ちだが、エルマはまぁ問題ないでしょうと言いたげである。
「あー…なんなら、反社組織入ってる世界線も誕生しそうっすね。どっちも書いてんの作者じゃねぇっすけど。」
「あー…そういやそうだな。おんせんめぐりさんの小説すげぇ好きだからつい。って、そうじゃなくて。」
なんで界人はそこまで知ってんだよ。てかやっべ、つい口挟んじまった。まぁいいか。
「あ、そーなの?なら遠慮はいらねぇな!!」
そう啖呵を切ったルーカスは、今にも月姫に飛びかからんとしている。
「いるわよ。サクシャさんとやらがなんと言おうと、どこからどう見てもここにいる月姫さんはティーンでしょう。いっその事、一回死んで反省なさい。」
おっと、エルマさん強烈なボディーブロー。コレは痛そうだ。
あ、月姫からもスネ蹴られてるな…あーあー悶絶してるよ。
「そーゆー事だ、残念だったなァ!つーわけで燃え尽きろォ、【強化】!!アンド【[漢字]瞳火[/漢字][ふりがな]ひとりび[/ふりがな]】ィ!!!」
めちゃくちゃ本気じゃねぇか。ちょ、月姫待て、マジで待て。机が壊れる。椅子も壊れる。爆発オチとかごめんだからな。
「いって!あっつ!!ちょま、ボースー!マジでこれダメなの!?俺死ぬぜコレ、死ぬ死ぬ!!」
でもま、ルーカスは心配する必要ないな。
月姫の固有魔法で燃えてこそいるものの、今の所死にそうな気配もない。頑丈すぎるだろコイツ。
「大丈夫、兄さま加減はしてくれるよ!…多分。黒焦げにはなるかもだけど。でも、死にはしないと思うよー!」
そう元気よく言うのは陽。
いやでもそれ、あんまフォローになってないんだが。
あとな、陽。普通の人間は黒焦げになったら死んでしまうんだ。なんかルーカスは生きてるが。全然余裕で生きてるが。
「あー…燃えてんなー…一応言っとくが、火の粉だけはこっちに飛ばすなよ。本が燃えたら責任取ってもらうからな。」
単は…もうダメか。諦めてんな。でもやっぱそこは、あー燃えてんなー…じゃねぇだろ。止めろよ。
「てか、あたしの紅茶とお菓子忘れてんじゃないわよ!」
「あ、はい、了解っす。持ってくるっす。」
しかも、姉にとっては如何やらかなり退屈だったようで、この茶番劇をぶった斬って、留歌に命令を下している。
「だから、ここには厨房ないっすよ!留歌さーん!ちょ、マジで戻って来てくれっす!」
あー…界人が追っかけてった。まぁアイツなら連れ戻してくれるか。一先ず安心だ。
「しっかしまぁ、すっげぇカオスだな。とりあえず一旦閉めるか…」
諦めて僕が宣言するが早いか、今の今まで空気だった名無しが突然呼びかけてきた。
「え、ちょ、待って待って終わる前に俺にもこの美人さん紹介して?俺ってば、途中で乗り込んで来ちゃったから知らないんだよ。」
だから君、そんなヤツだっけか?いやまぁ良いけどな。
そう思った矢先の事だ。
「俺のボスは絶対やらねぇぞ?」
「オレの妹もやらねーからな!」
歪み合うのを急に止め、殆ど同時に口を開くルーカスと月姫。
君らそーゆーとこ、なんか気が合うよな。
そうこうしている内に、いつの間にやら留歌と界人が戻ってきた。
(まさか姉ちゃんの事じゃないっすよね…?)
てか留歌、君もか。んな失礼な事考えてるとお姉さん怒るぞ。
「ちょっと留歌あんた!失礼な事考えてないでしょうね!?」
「っ!」(なんでバレてんすかー!!)
…ばれいでか……
あ、めっちゃこめかみグリグリされてる。おーいお姉さん?痛そうだから、離してやってくれ。
「違うってこっちの銀髪の子だよー。確かにその二人もすげぇ美人さんだけどな!」
あ、アリシアの方だったのか…
まぁアリシアは正直、死ぬほどかわいい。でも、でもなぁ…
「…わたし、ですか?アリシアって言います。えっと…ありがとね。」
この子…めちゃくちゃ魔性の女なんだよなぁ…
正直、かわいいのは見た目だけなんだが…
ま、アリシアにこれ言ったらパニック起こすし、言わない方がいいか。
[大文字][中央寄せ]つづく?[/中央寄せ][/大文字]