今日も長いボサボサの前髪に三つ編みのウィッグ、ビン底眼鏡をつけて、登校する。風花とバレるわけにはいかないからね、、、。

今日もいつも通りの日常が待っているのだと思っていた、、、君を見るまでは。

先生「今日は転校生が来まーす。」
ｶﾞﾗｯ

扉を開けて入ってきたのは、、、艶のある黒髪に、人を惹きつける、天性のオーラ、そして、何よりも目を奪われたのは、君の透き通った夜空のような瞳だった。

蓮「どーも、清水蓮です。よろしく。」

君の声は、私の心を虜にした。
別に恋愛とかではない。でも、人間嫌いの私を、、、君は救ってくれるような気がしたんだ。

先生「じゃあ、、、清水の席は、、、窓際の1番後ろだ。」
先生「黒木。お前、隣の席だから、いろいろ教えてやれ。」

正直、とても嬉しかった。なんて私は運がいいのだろう。

蓮「、、、よろしく。」
鈴「うん、、、よろしくね、、、？」

でも、やっぱり緊張はする。元々人付き合いは得意ではなかった。

なぜ、私が人間嫌いになったのか、人間嫌いなのに、なぜ、アイドルをしているのか、、、

順を追って説明しよう、、、