二次創作
呪、再び
戌亥だけでなく、その場にいた全員が信じられない、という顔をする。
「そんなに驚く?(^ら^)」
「…どういうことだ。縁を切っただと?」
ようやく戌亥が口を開く。猿山はまた、何でもないように言ってのけた。
「いやそのままの意味だって。オレは別に[漢字]"支配者"になりたい[/漢字][ふりがな]鬼の力が欲しい[/ふりがな]わけじゃないし」
戌亥は呆れた、というように大きく息を吐いた。
「バカかお前…」
「なんかお前に言われるとイラッとくるわ」
「まぁまぁ二人とも…」
クロノアが間に入る。一瞬場が静まり返った、その時だった。
[中央寄せ]シャオロンが、目を覚ました。[/中央寄せ]
「…う」
「シャオさん?!」
チーノが慌てて駆け寄る。ショッピもビデオを止め、チーノに続いた。
「あれ…?オレは一体何を…」
「気分はどう?シャオロン君」
「あ、桃瀬先生…って、うわ?!誰やお前ら!!」
戌亥とクロノアの姿に驚くシャオロン。クロノアに関しては写真を連写している(笑)。
「シャオロン君…あなたは"鬼"になったの。…覚えてる?」
「…あ」
目を見開くシャオロン。ショッピとチーノが不安そうに彼の顔を見つめる。
「せ、せんせ…おれ…」
「無理に話さなくていいわ。一旦深呼吸しましょう?」
「ッ…」 スゥ…ハァ…
「大丈夫か、シャオ」
猿山も話しかける。シャオロンはコクリと頷いた。
「あの、先生…みんなは無事ですか?」
「あぁ。安心しろ、お前は誰も傷つけてない」
「よかった…」
少し安堵したような表情になるシャオロン。そんな彼に、ショッピとチーノは話しかけた。
「シャオさん…ごめんな、ワイらのせいで…」
「ほんとにごめん、シャオさん!」
ショッピはうつむきながら、チーノは土下座でもしそうな勢いで謝る。シャオロンは目を白黒させた。
「えッッ、なんでお前らが謝んの…?」
「だってシャオさんはワイらのせいで…」
「いやいやショッピ、何言うてんの?オレが鬼になったのは…オレがあまりにも[漢字]ビッグ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]だったからや!」
「…はい?」
ぽかんとするショッピとチーノ。そんな彼らを見ながら、シャオロンは言葉を続ける。
「いや〜まさかオレのオーラが強すぎて鬼まで引き寄せてまうとはな!だから…
[中央寄せ]今回は[漢字]誰も悪くない[/漢字][ふりがな]・・・・・・[/ふりがな]で?ショッピ、チーノ。[/中央寄せ]
強いて言えばオレの"人気者オーラ"やな!」
そう言ってニッと笑うシャオロン。彼の笑顔と言葉は、ショッピとチーノの胸に深く染み込んだ。
「シャオロン…お前"意外と"えぇやつやな」
「"意外と"ってなんやゾム?!」
暗かった場が、光が差し込んだかのように明るくなっていく。声は廊下まで響き渡った。
そう、廊下まで―…
[中央寄せ]「そこに誰かいるのか?」[/中央寄せ]
続く…
「そんなに驚く?(^ら^)」
「…どういうことだ。縁を切っただと?」
ようやく戌亥が口を開く。猿山はまた、何でもないように言ってのけた。
「いやそのままの意味だって。オレは別に[漢字]"支配者"になりたい[/漢字][ふりがな]鬼の力が欲しい[/ふりがな]わけじゃないし」
戌亥は呆れた、というように大きく息を吐いた。
「バカかお前…」
「なんかお前に言われるとイラッとくるわ」
「まぁまぁ二人とも…」
クロノアが間に入る。一瞬場が静まり返った、その時だった。
[中央寄せ]シャオロンが、目を覚ました。[/中央寄せ]
「…う」
「シャオさん?!」
チーノが慌てて駆け寄る。ショッピもビデオを止め、チーノに続いた。
「あれ…?オレは一体何を…」
「気分はどう?シャオロン君」
「あ、桃瀬先生…って、うわ?!誰やお前ら!!」
戌亥とクロノアの姿に驚くシャオロン。クロノアに関しては写真を連写している(笑)。
「シャオロン君…あなたは"鬼"になったの。…覚えてる?」
「…あ」
目を見開くシャオロン。ショッピとチーノが不安そうに彼の顔を見つめる。
「せ、せんせ…おれ…」
「無理に話さなくていいわ。一旦深呼吸しましょう?」
「ッ…」 スゥ…ハァ…
「大丈夫か、シャオ」
猿山も話しかける。シャオロンはコクリと頷いた。
「あの、先生…みんなは無事ですか?」
「あぁ。安心しろ、お前は誰も傷つけてない」
「よかった…」
少し安堵したような表情になるシャオロン。そんな彼に、ショッピとチーノは話しかけた。
「シャオさん…ごめんな、ワイらのせいで…」
「ほんとにごめん、シャオさん!」
ショッピはうつむきながら、チーノは土下座でもしそうな勢いで謝る。シャオロンは目を白黒させた。
「えッッ、なんでお前らが謝んの…?」
「だってシャオさんはワイらのせいで…」
「いやいやショッピ、何言うてんの?オレが鬼になったのは…オレがあまりにも[漢字]ビッグ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]だったからや!」
「…はい?」
ぽかんとするショッピとチーノ。そんな彼らを見ながら、シャオロンは言葉を続ける。
「いや〜まさかオレのオーラが強すぎて鬼まで引き寄せてまうとはな!だから…
[中央寄せ]今回は[漢字]誰も悪くない[/漢字][ふりがな]・・・・・・[/ふりがな]で?ショッピ、チーノ。[/中央寄せ]
強いて言えばオレの"人気者オーラ"やな!」
そう言ってニッと笑うシャオロン。彼の笑顔と言葉は、ショッピとチーノの胸に深く染み込んだ。
「シャオロン…お前"意外と"えぇやつやな」
「"意外と"ってなんやゾム?!」
暗かった場が、光が差し込んだかのように明るくなっていく。声は廊下まで響き渡った。
そう、廊下まで―…
[中央寄せ]「そこに誰かいるのか?」[/中央寄せ]
続く…