二次創作
呪、再び
週直室の入口に佇む一人の女性。彼女は、まっすぐに猿山を見ている。
「"桃瀬"?!」
彼女の名は"桃瀬 薫"。零陀小学校6年2組の担任であり…猿山の"愛人"である。
「ど、どうしてお前が…」
「だって私、週直当番だから。それより…シャオロン君をどうにかしないと」
そう言うと、彼女は何やら"呪文"のようなものを唱え始めた。
「!シャオさんから黒いモヤが出ていく…」
「怪異ですね〜」 パシャパシャ
やがて黒いモヤは薄くなっていき、完全に見えなくなった。
「…ふぅ、後は偶像を破壊すれば…」
「待て、桃瀬」
猿山が今にも部屋を出ていきそうな彼女を引き止める。ピタリと、彼女の体が止まった。
「…らぁ君」
「桃瀬…お前、なぜオレに[漢字]隠してた[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]?"あの時"、偶像のこと知らないと言ってただろ?」
[中央寄せ]猿山の脳裏に、高校生の頃の記憶が蘇る―…[/中央寄せ]
[水平線]
[中央寄せ]
『なぁ…重要なこと、聞いてもいいか?』
『何?らぁ君』
『お前…"猿の偶像"の在処、知ってるか』
『…なぁに、それ?』
『本当に知らないのか?』
『うん…』
『…そうか。じゃあこの話は忘れてくれ』
[/中央寄せ]
[水平線]
「知ってたんだろ、桃瀬…」
「…昔の話だよ、らぁ君。あの時は知らなかったの」
「嘘つけ。どれだけ長く一緒にいたと思ってんだ。お前の仕草で何かを隠そうとしているのかがわかるぞ」
「ッ…」
桃瀬の整った眉が八の字に下がる。何かを言いかけて、また口を閉ざしてしまった。ふっと視線を下にそらす。
「桃瀬、どうして…」
猿山がさらに詰め寄ろうとした、その時。
「桃瀬を責めるな。俺が口止めしたんだ」
「…"戌亥"」
「あっ!お前はあの時助けてくれた…」
ゾムがハッとした顔をする。脳裏に、飼育小屋での光景が蘇る。
「戌亥、どういうことだ?口止めしたって…」
「そのままの意味だ。お前が"鬼"の力を悪用しそうだったんでな。情報を教えないよう桃瀬に伝えておいていたんだ」
バツの悪そうな顔をする桃瀬。猿山も居心地が悪そうな顔になる。
「安心しろ、桃瀬はお前を信用していなかったわけじゃない。俺が"猿山を危険に晒したくなければ何も教えるな"と言ったんだ」
「…ごめんね、らぁ君」
「はぁ…そういうことならまぁいっか。謝らなくてもいいぞ、桃瀬」
「うわっ、猿ゥが気持ち悪いほど優しい顔しとる…」
「ゾムぅ〜〜?💢」
「…言っておくが、俺はまだお前を信用していないからな」
戌亥が、釘を刺すように猿山に言う。
「面と向かって言うことじゃなくね?さすがのオレも傷つくぞ??」
「なんとでも言え。お前が猿山家の人間である限り、俺はお前を信用s…」
「あぁ、それなら大丈夫だ」
「…?どういう意味だ」
猿山は、さらりととんでもないことを言ってのけた。
「だってオレ、もう親…いや、猿山家と[漢字]縁切ってる[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]から」
「「…は?」」
続く…
「"桃瀬"?!」
彼女の名は"桃瀬 薫"。零陀小学校6年2組の担任であり…猿山の"愛人"である。
「ど、どうしてお前が…」
「だって私、週直当番だから。それより…シャオロン君をどうにかしないと」
そう言うと、彼女は何やら"呪文"のようなものを唱え始めた。
「!シャオさんから黒いモヤが出ていく…」
「怪異ですね〜」 パシャパシャ
やがて黒いモヤは薄くなっていき、完全に見えなくなった。
「…ふぅ、後は偶像を破壊すれば…」
「待て、桃瀬」
猿山が今にも部屋を出ていきそうな彼女を引き止める。ピタリと、彼女の体が止まった。
「…らぁ君」
「桃瀬…お前、なぜオレに[漢字]隠してた[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]?"あの時"、偶像のこと知らないと言ってただろ?」
[中央寄せ]猿山の脳裏に、高校生の頃の記憶が蘇る―…[/中央寄せ]
[水平線]
[中央寄せ]
『なぁ…重要なこと、聞いてもいいか?』
『何?らぁ君』
『お前…"猿の偶像"の在処、知ってるか』
『…なぁに、それ?』
『本当に知らないのか?』
『うん…』
『…そうか。じゃあこの話は忘れてくれ』
[/中央寄せ]
[水平線]
「知ってたんだろ、桃瀬…」
「…昔の話だよ、らぁ君。あの時は知らなかったの」
「嘘つけ。どれだけ長く一緒にいたと思ってんだ。お前の仕草で何かを隠そうとしているのかがわかるぞ」
「ッ…」
桃瀬の整った眉が八の字に下がる。何かを言いかけて、また口を閉ざしてしまった。ふっと視線を下にそらす。
「桃瀬、どうして…」
猿山がさらに詰め寄ろうとした、その時。
「桃瀬を責めるな。俺が口止めしたんだ」
「…"戌亥"」
「あっ!お前はあの時助けてくれた…」
ゾムがハッとした顔をする。脳裏に、飼育小屋での光景が蘇る。
「戌亥、どういうことだ?口止めしたって…」
「そのままの意味だ。お前が"鬼"の力を悪用しそうだったんでな。情報を教えないよう桃瀬に伝えておいていたんだ」
バツの悪そうな顔をする桃瀬。猿山も居心地が悪そうな顔になる。
「安心しろ、桃瀬はお前を信用していなかったわけじゃない。俺が"猿山を危険に晒したくなければ何も教えるな"と言ったんだ」
「…ごめんね、らぁ君」
「はぁ…そういうことならまぁいっか。謝らなくてもいいぞ、桃瀬」
「うわっ、猿ゥが気持ち悪いほど優しい顔しとる…」
「ゾムぅ〜〜?💢」
「…言っておくが、俺はまだお前を信用していないからな」
戌亥が、釘を刺すように猿山に言う。
「面と向かって言うことじゃなくね?さすがのオレも傷つくぞ??」
「なんとでも言え。お前が猿山家の人間である限り、俺はお前を信用s…」
「あぁ、それなら大丈夫だ」
「…?どういう意味だ」
猿山は、さらりととんでもないことを言ってのけた。
「だってオレ、もう親…いや、猿山家と[漢字]縁切ってる[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]から」
「「…は?」」
続く…