二次創作
呪、再び
「…」
ふらふらと歩く猿山を追いかける四人。やがて、彼は一つの部屋の前で止まった。
「"週直室"や…」
ゾムが小さく呟く。猿山は、ゆっくりと扉に手をかけた
[大文字]ガラリッ …バタン[/大文字]
「…入りましたね」
ショッピの言葉に、全員が顔を見合わせる。そして、頷きあった。
「じゃ、入るか…ったく、何してんねん猿ゥ!!」
[大文字]バンッ!![/大文字]
ドカドカとゾムを先頭に入っていく。[小文字]え、扉壊しt(([/小文字] 中にいたのは、猿山と…
「?!"シャオロン"…」
「いやぁ〜待ちくたびれたわ、遅すぎやねん!…今から面白い"ショー"をやるから、よぉく見とけよ?」
ニヤッと笑ったシャオロンの目は…猿山のように怪しく赤く光っていた。しかし、猿山とは反対の右目が光っている…
「ショーって…何をする気なんですかシャオさん?!」
「おっ、よく聞いてくれたなチーノ!今から…猿山先生をオレの"[漢字]仲間[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]"にしようと思いま〜す!!」
「?!やめろシャオロン!!」
ゾムが前に出る。その途端、ずっとニヤニヤと笑っていたシャオロンの顔から表情が消え失せた。
「何やゾム、このオレに逆らうんか?オレは…
[大文字]"この世で一番の人気者"[/大文字] やぞ?」
「?!ぐぁっ…!」
突然ゾムが苦しみだす。シャオロンはケタケタと笑った。
「お〜〜怪異ですねぇ〜〜」 パシャパシャッ
「いや写真撮ってる場合じゃないですよ!!ショッピもカメラ構えないで!!シャオさん、あなた何をしたんですか?!」
「お、気になるかチーノ?オレはなぁ、こいつらを[漢字]"仲間"にした[/漢字][ふりがな]洗脳した[/ふりがな]んや。やっぱ人気者なら[漢字]支持者[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]は多くなきゃな!」
「そ、そんな…」
あまりにも絶望的な状況に言葉を失うチーノと、そんなことはお構いなしに写真とビデオを撮り続けるクロノアとショッピ。ゾムは未だに苦しんでいる。
「ぐっ…あ…せん、せ…」
「何やゾム?まだ抵抗するんか??足掻くだけ無駄やぞ。いずれお前はオレを"支持"することになるんやからな」
「シャオさん、もうやめてください!!ゾムさんが苦しんでるじゃないですか!!」
「黙れ。お前も同じ目に遭いたいんか?」
「ッ…」
ゾワリと鳥肌が立つ。何も、打つ手はなかった。
(違う…オレ達の知ってるシャオさんやない…どうしよう、こうしてる間にもゾムさんが…!)
「…[小文字]ゾム?[/小文字]」
微かに、"彼"の口が動く。本当に、微かに。[漢字]誰も気づかないほどに[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・[/ふりがな]…
「さ〜て、そろそろオレを支持する気になってきたんちゃいますか??いや〜〜楽しみですねぇ、ゾムさんがオレの[漢字]仲間[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]にn…ガッ?!」 [大文字]ドンッ![/大文字]
ドサッとシャオロンが倒れる。呆気にとられるチーノ。撮影勢もぽかんとしている。
「うっ…"猿山"?」
ゾムが顔をしかめながらもなんとか立ち上がる。猿山はシャオロンを見下ろした。見たことがないほど、鋭い目つきをしながら…やがて、口を開く。
「オレの生徒に手ェ出すな」
「…でも先生、シャオロン殴ってましたよね??気絶しとるんやけど…」
「ゾム、世の中には言わなくても良いことがあるんだぞ??」
「[小文字]汚い大人や…[/小文字]」 ボソッ
「ゾムぅ〜〜??」
「今のうちに写真撮っとこw」
「そうっすねw」
「お前ら懲りひんなぁ…ショッピ後で映像見せて〜」
と、シャオロンが無力化したことで再び自由気ままな行動が始まった…
「…そういえば猿ゥ、どうして洗脳解けたんや」
「だから"山"つけろって…多分、一度鬼になったから耐性がついたんだと思う」
「ふぅ〜ん……[小文字]助けてくれてありがとな[/小文字]」
「?なんか言ったか??」
「…いや、何でもあらへん」
ぷいっと恥ずかしそうにそっぽを向くゾム。猿山が首を傾げた、その時。
「らぁ君…?」
つややかな黒い髪が、風になびいた。
続く…
ふらふらと歩く猿山を追いかける四人。やがて、彼は一つの部屋の前で止まった。
「"週直室"や…」
ゾムが小さく呟く。猿山は、ゆっくりと扉に手をかけた
[大文字]ガラリッ …バタン[/大文字]
「…入りましたね」
ショッピの言葉に、全員が顔を見合わせる。そして、頷きあった。
「じゃ、入るか…ったく、何してんねん猿ゥ!!」
[大文字]バンッ!![/大文字]
ドカドカとゾムを先頭に入っていく。[小文字]え、扉壊しt(([/小文字] 中にいたのは、猿山と…
「?!"シャオロン"…」
「いやぁ〜待ちくたびれたわ、遅すぎやねん!…今から面白い"ショー"をやるから、よぉく見とけよ?」
ニヤッと笑ったシャオロンの目は…猿山のように怪しく赤く光っていた。しかし、猿山とは反対の右目が光っている…
「ショーって…何をする気なんですかシャオさん?!」
「おっ、よく聞いてくれたなチーノ!今から…猿山先生をオレの"[漢字]仲間[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]"にしようと思いま〜す!!」
「?!やめろシャオロン!!」
ゾムが前に出る。その途端、ずっとニヤニヤと笑っていたシャオロンの顔から表情が消え失せた。
「何やゾム、このオレに逆らうんか?オレは…
[大文字]"この世で一番の人気者"[/大文字] やぞ?」
「?!ぐぁっ…!」
突然ゾムが苦しみだす。シャオロンはケタケタと笑った。
「お〜〜怪異ですねぇ〜〜」 パシャパシャッ
「いや写真撮ってる場合じゃないですよ!!ショッピもカメラ構えないで!!シャオさん、あなた何をしたんですか?!」
「お、気になるかチーノ?オレはなぁ、こいつらを[漢字]"仲間"にした[/漢字][ふりがな]洗脳した[/ふりがな]んや。やっぱ人気者なら[漢字]支持者[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]は多くなきゃな!」
「そ、そんな…」
あまりにも絶望的な状況に言葉を失うチーノと、そんなことはお構いなしに写真とビデオを撮り続けるクロノアとショッピ。ゾムは未だに苦しんでいる。
「ぐっ…あ…せん、せ…」
「何やゾム?まだ抵抗するんか??足掻くだけ無駄やぞ。いずれお前はオレを"支持"することになるんやからな」
「シャオさん、もうやめてください!!ゾムさんが苦しんでるじゃないですか!!」
「黙れ。お前も同じ目に遭いたいんか?」
「ッ…」
ゾワリと鳥肌が立つ。何も、打つ手はなかった。
(違う…オレ達の知ってるシャオさんやない…どうしよう、こうしてる間にもゾムさんが…!)
「…[小文字]ゾム?[/小文字]」
微かに、"彼"の口が動く。本当に、微かに。[漢字]誰も気づかないほどに[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・・・[/ふりがな]…
「さ〜て、そろそろオレを支持する気になってきたんちゃいますか??いや〜〜楽しみですねぇ、ゾムさんがオレの[漢字]仲間[/漢字][ふりがな]下僕[/ふりがな]にn…ガッ?!」 [大文字]ドンッ![/大文字]
ドサッとシャオロンが倒れる。呆気にとられるチーノ。撮影勢もぽかんとしている。
「うっ…"猿山"?」
ゾムが顔をしかめながらもなんとか立ち上がる。猿山はシャオロンを見下ろした。見たことがないほど、鋭い目つきをしながら…やがて、口を開く。
「オレの生徒に手ェ出すな」
「…でも先生、シャオロン殴ってましたよね??気絶しとるんやけど…」
「ゾム、世の中には言わなくても良いことがあるんだぞ??」
「[小文字]汚い大人や…[/小文字]」 ボソッ
「ゾムぅ〜〜??」
「今のうちに写真撮っとこw」
「そうっすねw」
「お前ら懲りひんなぁ…ショッピ後で映像見せて〜」
と、シャオロンが無力化したことで再び自由気ままな行動が始まった…
「…そういえば猿ゥ、どうして洗脳解けたんや」
「だから"山"つけろって…多分、一度鬼になったから耐性がついたんだと思う」
「ふぅ〜ん……[小文字]助けてくれてありがとな[/小文字]」
「?なんか言ったか??」
「…いや、何でもあらへん」
ぷいっと恥ずかしそうにそっぽを向くゾム。猿山が首を傾げた、その時。
「らぁ君…?」
つややかな黒い髪が、風になびいた。
続く…