二次創作
呪、再び
―深夜零時―
「よし、お前ら準備は良いか?…生きて帰れないかもしれないぞ」
猿山の言葉に、[漢字]四[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]人は緊張した顔つきで頷く。…うん?四人…??
「…って、なんでお前がいるんだよ?!」
「え、誰がですか??」
「お前だよ!!」
猿山と共に来たのはゾム、チーノ、ショッピの三人。では、残り一人は…?
「あ、俺ですか。グルなんちゃらさんから取材許可をもらったんで零陀神社の視察に来た"黒井 ノア"、ペンネーム"クロノア"です」
「はぁ…死んでも知らないからな、お前」
「怪異を追いかけるには命を懸ける覚悟が必要なんで大丈夫です」
「ほら、そう言ってるぜ猿ゥ」
「だから"山"と"先生"をつけろゾム💢」
「なんで学校以外で"先生"つけなあかんねん…」
「せめて"山"をつけろ💢」
「猿ゥ山!」
「ゾムぅ〜〜??」
またいつものくだりが始まりそうだったので、チーノが慌てて間に入った。
「まぁまぁ落ち着いて!早く中に入りましょうよ!」
「あ、それなら俺が取材許可を得てるんで開いてますよ。今なら侵入できるはずです」
「セキュリティガバガバだなおい?!」
猿山がすかさずツッコむ。大丈夫なのだろうか、この学校…
「先生はよ入りましょうや、シャオさんを助けないと」
「ショッピ…お前、鬼化したシャオロンを見たいだけだろ」
「え?いやいやそんなことないですって^^」
「じゃあカメラ構えるのやめろよ?!」
ダメだ、メンバーも不安でしかない…まぁ、今更引き返せないので[漢字]中に入る[/漢字][ふりがな]侵入する[/ふりがな]ことにした。
「…暗いな」
「もしかして先生怖いん?」
「そういうゾムも震えてんじゃねぇのかァ?」
「ビビリ同士で張り合うのやめてもらえません??」
「「グハッ」」
ショッピの鋭い一言が二人のハートに突き刺さる。が、そんな彼らを無視してショッピはシャオロンを探す。
「シャオさ〜ん、いますか〜?」
シ〜ン…
「…反応がありませんね。他を探しm」
「[小文字]ショッピ…チーノ…[/小文字]」
「「?!」」
かすかにシャオロンの声が聞こえる。が、耳を澄ましても、もう何も聞こえなかった。
「シャオさん?!どこですか!!」
チーノが声をあげるも、返事がない。でも、確実にシャオロンがどこかにいるという事実が、彼らの高揚感を引き立てる。…"彼"の異変に、気づかないほどに。
「どこから聞こえたと思います?」
ショッピが問うと、チーノが「放送室かなぁ…」と返す。すると…
「…週直室…週直室の、中にいる…」
突然、猿山がそう言い出す。全員が驚いた表情になった。
「猿ゥ、なんでわかったんや?…え」
「ぐ…はぁ、はぁ…」
異常なほどの汗が猿山から滴り落ちる。見ると、左目が怪しく赤く光っていた。
「呼ん…でる…」
ふらふらとあるき出す猿山。慌ててクロノアが止める。
「ちょっと大丈夫かアンタ?!」
「…行かないと」
「?どういうことや猿ゥ!!」
しかし、聞く耳持たずというふうに猿山は一点を見つめている。ゾムは困ったようにクロノアを見上げ、クロノアは苦渋に満ちた顔をする。そして、ついに決断した。
「…行かせますか、猿山を」
続く…
「よし、お前ら準備は良いか?…生きて帰れないかもしれないぞ」
猿山の言葉に、[漢字]四[/漢字][ふりがな]・[/ふりがな]人は緊張した顔つきで頷く。…うん?四人…??
「…って、なんでお前がいるんだよ?!」
「え、誰がですか??」
「お前だよ!!」
猿山と共に来たのはゾム、チーノ、ショッピの三人。では、残り一人は…?
「あ、俺ですか。グルなんちゃらさんから取材許可をもらったんで零陀神社の視察に来た"黒井 ノア"、ペンネーム"クロノア"です」
「はぁ…死んでも知らないからな、お前」
「怪異を追いかけるには命を懸ける覚悟が必要なんで大丈夫です」
「ほら、そう言ってるぜ猿ゥ」
「だから"山"と"先生"をつけろゾム💢」
「なんで学校以外で"先生"つけなあかんねん…」
「せめて"山"をつけろ💢」
「猿ゥ山!」
「ゾムぅ〜〜??」
またいつものくだりが始まりそうだったので、チーノが慌てて間に入った。
「まぁまぁ落ち着いて!早く中に入りましょうよ!」
「あ、それなら俺が取材許可を得てるんで開いてますよ。今なら侵入できるはずです」
「セキュリティガバガバだなおい?!」
猿山がすかさずツッコむ。大丈夫なのだろうか、この学校…
「先生はよ入りましょうや、シャオさんを助けないと」
「ショッピ…お前、鬼化したシャオロンを見たいだけだろ」
「え?いやいやそんなことないですって^^」
「じゃあカメラ構えるのやめろよ?!」
ダメだ、メンバーも不安でしかない…まぁ、今更引き返せないので[漢字]中に入る[/漢字][ふりがな]侵入する[/ふりがな]ことにした。
「…暗いな」
「もしかして先生怖いん?」
「そういうゾムも震えてんじゃねぇのかァ?」
「ビビリ同士で張り合うのやめてもらえません??」
「「グハッ」」
ショッピの鋭い一言が二人のハートに突き刺さる。が、そんな彼らを無視してショッピはシャオロンを探す。
「シャオさ〜ん、いますか〜?」
シ〜ン…
「…反応がありませんね。他を探しm」
「[小文字]ショッピ…チーノ…[/小文字]」
「「?!」」
かすかにシャオロンの声が聞こえる。が、耳を澄ましても、もう何も聞こえなかった。
「シャオさん?!どこですか!!」
チーノが声をあげるも、返事がない。でも、確実にシャオロンがどこかにいるという事実が、彼らの高揚感を引き立てる。…"彼"の異変に、気づかないほどに。
「どこから聞こえたと思います?」
ショッピが問うと、チーノが「放送室かなぁ…」と返す。すると…
「…週直室…週直室の、中にいる…」
突然、猿山がそう言い出す。全員が驚いた表情になった。
「猿ゥ、なんでわかったんや?…え」
「ぐ…はぁ、はぁ…」
異常なほどの汗が猿山から滴り落ちる。見ると、左目が怪しく赤く光っていた。
「呼ん…でる…」
ふらふらとあるき出す猿山。慌ててクロノアが止める。
「ちょっと大丈夫かアンタ?!」
「…行かないと」
「?どういうことや猿ゥ!!」
しかし、聞く耳持たずというふうに猿山は一点を見つめている。ゾムは困ったようにクロノアを見上げ、クロノアは苦渋に満ちた顔をする。そして、ついに決断した。
「…行かせますか、猿山を」
続く…