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・"先生、助けに来たで"の続編です
・創作設定多数有り(前作よりも多めになる予定)
・なんだかんだ言って生徒のみんな猿山大好き設定
・呪鬼シリーズに登場しないメンバーが登場したり、呪鬼シリーズに出てくるメンバーが登場しなかったりします

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二次創作
呪、再び

#11

最終章

「…作戦Bを実行する」
 猿山の宣言に、それが一番安全なんじゃないかという声がチラホラ挙がる。ゾムも安心したような顔をしていた。
「じゃ〜絵斗がどこにいるか探すぞ〜〜」




















〈天野家〉
「…」 スゥ…スゥ…
規則正しい寝息をたて眠るのは、ロボロ。…ふと、彼は目を覚ました。喉がカラカラに乾いている。
「ん…なんか飲むか」
寝室からリビングに降りる。そこで、あることに気がついた。
「あれ?兄さんまだ帰っとらんのか」
今日は特に遅いなぁ、と思いながらGPS(←?!)を確認する。
「…あれ、兄さん零陀小学校にいるんや」
不思議に思いながらもとりあえず飲み物を飲み干す。しばらくすると、再び眠気が襲ってきた。
「ねむ…もう一度寝るか…」
寝室に戻ろうと、一歩踏み出した、その時。


「眠ってはならぬ…今すぐにお兄様のところへ行きなさい」


突然背後から聞こえてきた声。一瞬恐怖心が湧き上がったが、すぐに知っている声であることに気づく。
「…"執事"、さん?」
しかし、振り返ってもそこには誰もいなかった。不安と焦りが交差する。
「兄さんになにかあったんやろか…」




















 ―午前二時四十五分―
 「お前ら、来たのか」
絵斗が感情を殺した声で言葉を発する。大切そうに、偶像を抱えながら…
「絵斗、ちょっと話をしないか?」
「…話?」
猿山の言葉に、絵斗は不思議そうな声を上げる。
「教えてくれないか、なんでこんあことしているのか…」
「…」
絵斗は目線を下に落とし、黙り込む。そこへ、シャオロンが前に出た。
「お前、脅されてこんなことしとるんちゃうか?」
「ッ…」
わずかに絵斗が動揺する。シャオロンは言葉を続けた。
「俺等には話せないって?命でも狙われとるんか??」
絵斗は、何も話さない。その様子を見て…シャオロンはフッと笑う。
「お前、わかりすぎやろ。全部顔に出とるで?」
「なっ…」
「…と、いうことらしいでせんせ〜」
「なぁ、絵斗…もしかしてロボロの命が狙われているのか?」
「…」
諦めたのか、小さく頷く絵斗。ゾムの顔色が変わる。
「じゃあ、今ロボロはどうなって…」
と、彼が言いかけた時だった。

「[大文字][大文字]兄さん!![/大文字][/大文字]」

大きく扉が開いた。誰かが駆けてくる。
「[大文字]呂戊太?![/大文字]」
「兄さん!良かった…って、なんで[漢字]それ[/漢字][ふりがな]偶像[/ふりがな]持っとるんや?!危ないやろ!!」
と言って、バッと兄から偶像を奪うロボロ。あまりにも突然の出来事に、絵斗は抵抗出来なかったようだ。他の全員も目を丸くしている。
「まったく、兄さんは危なっかしいんやから…」
とブツブツ呟くロボロ。でも、と彼は続ける。
「兄さんが無事なら良かったわ。危ない目に遭ってるのかと…」
「[大文字][大文字]呂戊太、危ない!![/大文字][/大文字]」
突然、絵斗が叫ぶ。彼はロボロを押しのけた。ロボロの手から偶像が滑り落ちる。その直後…










































[中央寄せ]発砲音が、鳴り響いた。[/中央寄せ]








































「…兄さん?」
小さく、ロボロが呟く。
「ふはははは!!ついに"鬼"の力が手に入ったぞ!!」
何者かの笑い声が響き渡る。猿山の口が小さく動いた。

「父さん、母さん…」

「らだ男か。お前がこの力を手にしたくせに手放すから、こんな"小細工"をしなければならなかったじゃないか」
「まぁ、こうして力が手に入ったじゃないのあなた」
「それもそうだなぁ、ははははは!!見ろ、素晴らしい力ではないか!!」
笑い続ける彼らを前に、猿山はギュッと拳を握る。
「…[小文字]ざけんなよ[/小文字]」
「なんだ、らだ男?」
「[大文字]ふざけんなよ!!お前たちのせいで、絵斗は、絵斗は…!![/大文字]」
「そいつが死んだからなんだ?この力を手に入れるためには、多少の犠牲も仕方ないだろう」
「なんだよ、それ…」
猿山の顔が苦しげに歪む。猿山の両親は彼に興味を無くしたのか、二人だけで話し始めた。

「間に合わなかったか…」

突然、誰かの声がゾムの背後で聞こえてきた。慌てて振り返る。
「あっ、お前はあの時の"執事"さん!!」
「左様でございます」
ゾムの言葉に、丁寧に返す執事。そして…戌亥のほうを向いた。
「…やりましょうか」
「あぁ…」
桃瀬が硬い表情で二人を見守る。チーノとシャオロンは何だろう、と顔を見合わせ、ショッピはカメラを回した。…ロボロは、未だに動かなくなった兄の側にいる。



[中央寄せ]…兄さんを殺したのは、誰や[/中央寄せ]



戌亥と執事は目を閉じ、手を前に出す。



[中央寄せ]許さない。許せない[/中央寄せ]



青い光が、戌亥と執事の手元に集まる。



[中央寄せ]絶対に、[漢字]復讐してやる[/漢字][ふりがな]殺してやる[/ふりがな]…![/中央寄せ]



「…できましたね」
「できたな」
戌亥と執事の手元に刀――…鬼切安綱が現れる。それは、鬼を切ることができる刀だった。目を丸くする小学生たち。クロノアは、「怪異ですね〜」と、写真を撮る。猿山も駆け寄った。桃瀬が現状を説明する。
「私達"桃鬼伝説"に登場する"桃太郎"、"猿"、"戌"、"鳥"にあたる四家は、それぞれ"能力"があるの」
「…俺達"戌亥"家の能力は、[太字]呪いに関する道具を作る[/太字]能力だ。…そして、四家共通の能力として、[太字]異なる能力を持つ者を殺したら、殺した相手の能力を奪う[/太字]ことができる。…例えば、俺が猿山を殺したらこいつの能力を俺が扱えるようになる」
「なんで例えでオレを[漢字]使う[/漢字][ふりがな]殺す[/ふりがな]んだ…」
「[小文字]嫌いだから[/小文字]」 ボソッ
「え゙」
そんな会話をしていると、"彼"がやってきた。
「執事さん…それ、オレに使わせてくれや」
彼――…ロボロの目に、強い怒りと憎しみが宿る。執事は、重々しく頷いた。
「鬼は二人います。十分気をつけてください」
「あぁ、わかっとる…どっちもオレが殺してやるわ」
二人の鬼は、浮かれてこちらの動きに気づいていない。ロボロは強く地面を蹴った。一気に距離を詰める。…理解する暇なんて、与えないほどに。

「[大文字][大文字]死ね!このクソ野郎おおおおおお!!!![/大文字][/大文字]」

「「?!」」
小学校の屋上に、二つの偶像が転がり落ちる。猿山は静かに近づき、黙ってそれらを踏んづけた。バキリと、木が折れる音が響く。
「…ロボロ」
「…先生」
猿山は、くしゃっとロボロの頭を撫でる。
「お疲れ」
「…ッ、ぅ…」
ロボロの身体から力が抜け、膝から崩れ落ちる。さっきまで出てこなかった涙が、止まらない。
「[大文字]兄さん、兄さぁぁぁぁぁん!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!![/大文字]」

 静かな夜に、兄を失った少年の悲痛な泣き声だけが響いていた――…



〈作戦B:絵斗を説得する〉 失敗。絵斗死亡。
※戌亥家の能力:呪いに関する道具を作る。ただし、呪いを消すための道具は二人いなければ作れない。
※四家共通の能力:異なる能力を持つ者を殺すと、相手の能力を奪える。

[右寄せ]―NORMAL END―[/右寄せ]

作者メッセージ

絵斗おおおお!!(泣)

2025/02/14 09:31

第二理科室 ID:≫ 8.wDfEG70goIM
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