[太字]北[/太字] 「なんかあったんやろ…良かったら話してや｡」

[太字]●●[/太字] 「別に…｡」

意地を張っていると、ポロポロと何故か涙が出てきた｡

その時ふわっと大きい背中が僕を包んだ。

[太字]●●[/太字] 「ぅ…ひぐっ…ひっく…ぐすっ…｡」

[太字]北[/太字] 「大丈夫やで…ゆっくり話してみ?」

[太字]●●[/太字] 「…私、女の子と男の子どっちも好きになれるんです｡」

言っちゃった…｡嫌われた…かな?

[太字]北[/太字] 「…ええ事やん。自分らしく生きればええねん｡素敵な事やん。」

[太字]●●[/太字] 「…女の子の事好きになって告白したら、気持ち悪いって言われて…｡」

[太字]北[/太字] 「そうやったんやね…｡でももう大丈夫やからな｡」

[太字]●●[/太字] 「だからその子に好きになってもらえる為に私は、男装してて…この事は他の人には、言わないで…下さい｡」

頷いてから、先輩は微笑んで優しく頭を撫でてくれた。


[太字][中央寄せ]宮 侑 サイド[/中央寄せ][/太字]


やってしまった…｡○○の顔に当ててしまった…｡

嫌われたんかな…｡

それにしてもなんや遅いなぁ…｡

俺はボールを放り投げて保健室に走った｡

[太字]尾白[/太字] 「あ…おい!侑どこ行くねん!」

[太字]角名[/太字] 「ふわぁ…｡眠っ…｡」

保健室に着いたけど、一体何をしとるんや…｡

は!?き、北さんとイチャイチャしとんのか!（勘違い

アカン! このままやったらとられる!


[太字][中央寄せ]主人公 サイド[/中央寄せ][/太字]


[太字]北[/太字] 「ん…落ち着いたやろ、そろそろ戻ろか。

[太字]●●[/太字] 「はい!」

[太字][中央寄せ]ガラガラ[/中央寄せ][/太字]

[太字]北[/太字] 「ん?…侑やん｡どうしたん?」

[太字]●●[/太字] 「僕の顔にクリティカルヒットしてくれた宮 侑君じゃん!」（嫌味

[太字]宮 侑[/太字] 「えっとぉー…そのー｡」