獣人専用高校で人間だけど恋愛します
それからは、何をしてもぼんやりするようになってしまった。
ただ淡々と、起きて、学校に行って、椅子に座って。
私、何をしているんだろう。
代表委員会の仕事に向かう。
足が重くて中々動かないけれど、無理やり引きずるようにして教室に着いた。
頼まれたのは小道具の用意だ。
借り人競争のお題を、小さな紙に書いていく仕事。
何でもいいから面白いものを考えて、といわれても、何も考えられない。
頼む人を間違えているんじゃないだろうか。
置いてあったパソコンを開いて、調べてみる。
校長先生、メガネの人、それから...
好きな人。
見たくないものが見えてしまって、私はやや乱暴にパソコンを閉じた。
大きなため息をつく。
でもすぐに大きく息を吸った。
これは私の癖というか...習慣だ。
ため息をついた後は、その分息を吸うのだ。
自分でもいまいちよくわからないけれど。
気持ちを切り替えて、一枚一枚にお題を書いていく。
最後の一枚になって、ペンを握り直す。
もし、もし。
私がこのお題を引いたら、そのときは...。
先輩に思いを伝えよう。
そんなに都合のいいことが起こるわけない。
そう自分に言い聞かせながら、少し震える手で文字を書いた。
ただ淡々と、起きて、学校に行って、椅子に座って。
私、何をしているんだろう。
代表委員会の仕事に向かう。
足が重くて中々動かないけれど、無理やり引きずるようにして教室に着いた。
頼まれたのは小道具の用意だ。
借り人競争のお題を、小さな紙に書いていく仕事。
何でもいいから面白いものを考えて、といわれても、何も考えられない。
頼む人を間違えているんじゃないだろうか。
置いてあったパソコンを開いて、調べてみる。
校長先生、メガネの人、それから...
好きな人。
見たくないものが見えてしまって、私はやや乱暴にパソコンを閉じた。
大きなため息をつく。
でもすぐに大きく息を吸った。
これは私の癖というか...習慣だ。
ため息をついた後は、その分息を吸うのだ。
自分でもいまいちよくわからないけれど。
気持ちを切り替えて、一枚一枚にお題を書いていく。
最後の一枚になって、ペンを握り直す。
もし、もし。
私がこのお題を引いたら、そのときは...。
先輩に思いを伝えよう。
そんなに都合のいいことが起こるわけない。
そう自分に言い聞かせながら、少し震える手で文字を書いた。