獣人専用高校で人間だけど恋愛します
幸せな時間はあっという間に過ぎ、プログラムはリレーになった。
歩美をちらっと見ると、かなり緊張している。
俺は歩美のところに行った。
こういうときに何て言えばいいのか分からない。
「俺がいるから大丈夫だ」
何が大丈夫なのか自分でもさっぱり分からない。
でも俺には謎の自信があった。
リレーが始まって、歩美の手にバトンが渡る。
一番前だ。
だが、後ろからすごい勢いで誰かが迫っていく。
「げ、アイツ...チーターか」
匠が苦い顔をして言った。
俺は違和感を感じていた。
走り方がおかしい。本気で走っていないのか?
歩美がそいつに追いつく。
ちょっと待て、やめろ...
そう思った瞬間、歩美が転んだ。
十中八九...はめられたな。
歩美は顔を歪めている。痛いのか。
人間というものがどれくらい強いのか分からないが、足首は赤くなっている。
どんどん抜かされて、とうとうビリになってしまう。
もう棄権か...
そう思っていると、歩美が立ち上がった。
それからゆっくりと歩き出し、走っていく。
5走目がバトンを受けとる。
すぐに救護のところに行くと思っていたが、歩美はそのまま動かない。
じっと5走目を見つめている。
俺はバトンを渡される。
白いはずのバトンの一部が赤くなっているのを見て、頭が熱くなる。
突然、歩美の声がした。
「隼人ーっ!!!!頑張れーっ!!!!!」
俺は驚いて歩美を見る。
そのとき、後ろに気配を感じた。
がむしゃらに走っていたせいか、気づかなかった。
しかも、後ろにいたのはあのチーターだった。
俺はタイミングをみて、一気に加速する。
アイツが転けた。
ぶっちぎりで優勝だ。
歩美たちの方へ向かう。
ダンスのときの男が言った。
「優勝は歩美ちゃんのお陰だね」
それはそうだ。歩美はきょとんとしながらも嬉しそうだった。
保健委員と救護のところに向かう後ろ姿を、俺は見つめていた。
匠が冷やかしてくる。
「ひゅう、お姫様のために頑張ったっていうのに、肝心のお姫様がいないのか」
「うるさい」
歩美をちらっと見ると、かなり緊張している。
俺は歩美のところに行った。
こういうときに何て言えばいいのか分からない。
「俺がいるから大丈夫だ」
何が大丈夫なのか自分でもさっぱり分からない。
でも俺には謎の自信があった。
リレーが始まって、歩美の手にバトンが渡る。
一番前だ。
だが、後ろからすごい勢いで誰かが迫っていく。
「げ、アイツ...チーターか」
匠が苦い顔をして言った。
俺は違和感を感じていた。
走り方がおかしい。本気で走っていないのか?
歩美がそいつに追いつく。
ちょっと待て、やめろ...
そう思った瞬間、歩美が転んだ。
十中八九...はめられたな。
歩美は顔を歪めている。痛いのか。
人間というものがどれくらい強いのか分からないが、足首は赤くなっている。
どんどん抜かされて、とうとうビリになってしまう。
もう棄権か...
そう思っていると、歩美が立ち上がった。
それからゆっくりと歩き出し、走っていく。
5走目がバトンを受けとる。
すぐに救護のところに行くと思っていたが、歩美はそのまま動かない。
じっと5走目を見つめている。
俺はバトンを渡される。
白いはずのバトンの一部が赤くなっているのを見て、頭が熱くなる。
突然、歩美の声がした。
「隼人ーっ!!!!頑張れーっ!!!!!」
俺は驚いて歩美を見る。
そのとき、後ろに気配を感じた。
がむしゃらに走っていたせいか、気づかなかった。
しかも、後ろにいたのはあのチーターだった。
俺はタイミングをみて、一気に加速する。
アイツが転けた。
ぶっちぎりで優勝だ。
歩美たちの方へ向かう。
ダンスのときの男が言った。
「優勝は歩美ちゃんのお陰だね」
それはそうだ。歩美はきょとんとしながらも嬉しそうだった。
保健委員と救護のところに向かう後ろ姿を、俺は見つめていた。
匠が冷やかしてくる。
「ひゅう、お姫様のために頑張ったっていうのに、肝心のお姫様がいないのか」
「うるさい」