獣人専用高校で人間だけど恋愛します
とうとう体育祭当日になってしまった。
まだ歩美をダンスに誘えていない。
匠が歩美たちのところへ向かって、一緒に昼飯を食べようと誘っている。
こういう所は尊敬..いや感謝している。
歩美が手を合わせて、「いただきます」と言った。
俺たちのために命をくれた動植物や、手間をかけてくれた人たちに対しての
感謝の気持ちをあらわす言葉らしい。
人間って、思っているよりもひどい存在ではないのかもしれない。
歩美がくれた『おにぎり』は、すごく美味しかった。
歩美が握ったって言っていたから、余計だと思う。
飯の後、ダンスの時間になった。
俺は匠と踊る。
くそ、楽しそうだ。
歩美たちを見ていると胸が痛くなるが、見られずにはいられない。
一曲目が終わると、俺はすぐに歩美の元に駆け寄った。
男と歩美が見つめあっている。
今度は俺の番だ。
俺は歩美を後ろから抱き締める。
「俺と踊ってくれ」
断られるのが恐くて、歩美の返事を聞く前に足を動かし始めた。
少し戸惑っていたが、歩美も踊り始める。
俺は自分よりずいぶん小さい手をそっと握った。
歩美がそれに答えるように、手を握り返してきた。
どうしようもなく嬉しい。
俺の胸の前にあった顔が、こちらを向く。
歩美は笑っていた。
まだ歩美をダンスに誘えていない。
匠が歩美たちのところへ向かって、一緒に昼飯を食べようと誘っている。
こういう所は尊敬..いや感謝している。
歩美が手を合わせて、「いただきます」と言った。
俺たちのために命をくれた動植物や、手間をかけてくれた人たちに対しての
感謝の気持ちをあらわす言葉らしい。
人間って、思っているよりもひどい存在ではないのかもしれない。
歩美がくれた『おにぎり』は、すごく美味しかった。
歩美が握ったって言っていたから、余計だと思う。
飯の後、ダンスの時間になった。
俺は匠と踊る。
くそ、楽しそうだ。
歩美たちを見ていると胸が痛くなるが、見られずにはいられない。
一曲目が終わると、俺はすぐに歩美の元に駆け寄った。
男と歩美が見つめあっている。
今度は俺の番だ。
俺は歩美を後ろから抱き締める。
「俺と踊ってくれ」
断られるのが恐くて、歩美の返事を聞く前に足を動かし始めた。
少し戸惑っていたが、歩美も踊り始める。
俺は自分よりずいぶん小さい手をそっと握った。
歩美がそれに答えるように、手を握り返してきた。
どうしようもなく嬉しい。
俺の胸の前にあった顔が、こちらを向く。
歩美は笑っていた。