獣人専用高校で人間だけど恋愛します
今日は部活見学の日だ。
といっても、俺が入る部活はほとんど決まっていた。
バスケットボール部だ。
俺の隣には匠がいる。
匠と俺は、中学でもバスケ部だった。
俺は淡い期待を抱いていた。
もしかしたら...歩美がいるかもしれない。
体育館を見渡して、俺は肩を落とした。
まあ、それはそうか。
この学校は部活が多いし、一緒になる方が難しいに決まっている。
それに、歩美がやりたいことをやるべきだ。
分かっているが、落ち込むものは落ち込む。
部活の活動初日、俺は自分の目を疑った。
都合のいい夢かもしれない。
体育館の入り口に歩美がいたのだ。
匠が手を振っている。
「歩美もバスケ部入ったの?」
「マネージャーだよ」
「そっか」
マネージャーか、そうか...
俺は少しにやついてしまった。
嬉しい。
歩美が一生懸命話を聞いている姿を、俺はときどき見つめていた。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
体育祭の練習が始まった。
どうでもいいわけではなかったが、正直俺はリレーよりもダンスの方が大事だった。
歩美を誘いたい。が、肝心の勇気が出ない。
俺はこんなに臆病な男だっただろうか。
匠は笑ってこう言った。
「大丈夫だよ、香里は彼氏と踊るだろ。歩美にダンスの誘いがあるとは思えないし」
それでも心配そうにする俺を見て、匠はため息をついた。
「...しょうがないな。予定がないこと、確かめて来てやるから。誘うのは自分でやれよ」
俺は何度か首を縦にふった。
それから数日後の夜、匠が言いづらそうに俺に話を切り出した。
「すっごく言いづらいんだが...歩美は他の男と踊るらしい」
「...すまない、幻聴が聞こえた。もう一度言ってくれ」
「...歩美は、他の男と踊るらしい。約束したんだと」
目の前が真っ暗になった。
歩美が?俺以外の奴と、しかも男と、踊るだと?
胸がぎゅうっと締め付けられる。
俺はふらふらと自分のベッドに倒れこんで、布団にくるまった。
匠はそっとしておいてくれた。
そんなの嘘だ。アイツの隣は俺なんだ。
といっても、俺が入る部活はほとんど決まっていた。
バスケットボール部だ。
俺の隣には匠がいる。
匠と俺は、中学でもバスケ部だった。
俺は淡い期待を抱いていた。
もしかしたら...歩美がいるかもしれない。
体育館を見渡して、俺は肩を落とした。
まあ、それはそうか。
この学校は部活が多いし、一緒になる方が難しいに決まっている。
それに、歩美がやりたいことをやるべきだ。
分かっているが、落ち込むものは落ち込む。
部活の活動初日、俺は自分の目を疑った。
都合のいい夢かもしれない。
体育館の入り口に歩美がいたのだ。
匠が手を振っている。
「歩美もバスケ部入ったの?」
「マネージャーだよ」
「そっか」
マネージャーか、そうか...
俺は少しにやついてしまった。
嬉しい。
歩美が一生懸命話を聞いている姿を、俺はときどき見つめていた。
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体育祭の練習が始まった。
どうでもいいわけではなかったが、正直俺はリレーよりもダンスの方が大事だった。
歩美を誘いたい。が、肝心の勇気が出ない。
俺はこんなに臆病な男だっただろうか。
匠は笑ってこう言った。
「大丈夫だよ、香里は彼氏と踊るだろ。歩美にダンスの誘いがあるとは思えないし」
それでも心配そうにする俺を見て、匠はため息をついた。
「...しょうがないな。予定がないこと、確かめて来てやるから。誘うのは自分でやれよ」
俺は何度か首を縦にふった。
それから数日後の夜、匠が言いづらそうに俺に話を切り出した。
「すっごく言いづらいんだが...歩美は他の男と踊るらしい」
「...すまない、幻聴が聞こえた。もう一度言ってくれ」
「...歩美は、他の男と踊るらしい。約束したんだと」
目の前が真っ暗になった。
歩美が?俺以外の奴と、しかも男と、踊るだと?
胸がぎゅうっと締め付けられる。
俺はふらふらと自分のベッドに倒れこんで、布団にくるまった。
匠はそっとしておいてくれた。
そんなの嘘だ。アイツの隣は俺なんだ。