獣人専用高校で人間だけど恋愛します
翌日、その子は金髪の女と一緒に教室に入ってきた。
昨日はまっさらだったのに、少しだが匂いがついている。
嫉妬でどうにかなりそうだった。
誰だ。一日で匂いをつけるなんて。
だが隣の金髪と同じ匂いだということに気づいて、少し安堵した。
...こんなの、先が思いやられる。これから耐えられるだろうか。
担任が入ってきた。
BBQの班を発表すると言われて、少し期待した。
だが、あの子は俺じゃなく、匠と同じ班だった。
俺は匠を睨み付ける。
匠は肩をすくめて、あの子に近づいて行った。
分かっているのかいないのか。
くそ、聞こえない。何を話しているんだ...
次の休み時間になった途端、俺は匠の席へと飛んでいった。
「おい」
「はいはい、歩美ちゃんだって」
「歩美...」
その名を口に出す。
うん、悪くない。
匠が言った。少し笑っている。
「あの子、ちょっと危なっかしいぜ。馬鹿正直だし」
「...そうか」
俺は軽く頷きながら、歩美の方を見た。
歩美は楽しそうに笑っている。俺はあの子のことを何も知らない。
匠にちょっと先を越された気分になった。悔しい。
くそ。
そしてBBQ当日になった。
俺が火を起こしていると、歩美たちが林の中に入って行くのが見えた。
楽しそうだ。手に持っているバケツは少し揺れていた。隣にいる金髪と話している。
あの黒い瞳に、俺が映っていないことをもどかしく思った。
くそ、俺も同じ班だったら...
なるべくそのことを考えなくて済むように、ぎゅっと唇をかんで、火を起こし続けた。
しばらくして、歩美と一緒にいた金髪が走ってきた。
耳と尻尾が出ていて、顔色はちょっと悪いように見える。
何かあったのか?
そのまま先生のところに行って、荒い息をしながら言った。
「...先生ぇ...歩美が...林の中ではぐれて...いつの間にかいなくなって...」
先生が少し険しい顔をした。
「...この林は危ないものはいないが、広いからな...手分けして探そう。日が暮れだしたらまずい」
先生がクラスの方を向いて何か言おうとしたが、俺の体はそれよりも先に動いていた。
林に向かって走り出す。
場所だって、俺なら分かる。
大丈夫だ。今行ってやる。
匠が俺を呼ぶ声がした。
「隼人!!!無茶だ、待て!!!」
俺はそれを無視して走り続けた。
昨日はまっさらだったのに、少しだが匂いがついている。
嫉妬でどうにかなりそうだった。
誰だ。一日で匂いをつけるなんて。
だが隣の金髪と同じ匂いだということに気づいて、少し安堵した。
...こんなの、先が思いやられる。これから耐えられるだろうか。
担任が入ってきた。
BBQの班を発表すると言われて、少し期待した。
だが、あの子は俺じゃなく、匠と同じ班だった。
俺は匠を睨み付ける。
匠は肩をすくめて、あの子に近づいて行った。
分かっているのかいないのか。
くそ、聞こえない。何を話しているんだ...
次の休み時間になった途端、俺は匠の席へと飛んでいった。
「おい」
「はいはい、歩美ちゃんだって」
「歩美...」
その名を口に出す。
うん、悪くない。
匠が言った。少し笑っている。
「あの子、ちょっと危なっかしいぜ。馬鹿正直だし」
「...そうか」
俺は軽く頷きながら、歩美の方を見た。
歩美は楽しそうに笑っている。俺はあの子のことを何も知らない。
匠にちょっと先を越された気分になった。悔しい。
くそ。
そしてBBQ当日になった。
俺が火を起こしていると、歩美たちが林の中に入って行くのが見えた。
楽しそうだ。手に持っているバケツは少し揺れていた。隣にいる金髪と話している。
あの黒い瞳に、俺が映っていないことをもどかしく思った。
くそ、俺も同じ班だったら...
なるべくそのことを考えなくて済むように、ぎゅっと唇をかんで、火を起こし続けた。
しばらくして、歩美と一緒にいた金髪が走ってきた。
耳と尻尾が出ていて、顔色はちょっと悪いように見える。
何かあったのか?
そのまま先生のところに行って、荒い息をしながら言った。
「...先生ぇ...歩美が...林の中ではぐれて...いつの間にかいなくなって...」
先生が少し険しい顔をした。
「...この林は危ないものはいないが、広いからな...手分けして探そう。日が暮れだしたらまずい」
先生がクラスの方を向いて何か言おうとしたが、俺の体はそれよりも先に動いていた。
林に向かって走り出す。
場所だって、俺なら分かる。
大丈夫だ。今行ってやる。
匠が俺を呼ぶ声がした。
「隼人!!!無茶だ、待て!!!」
俺はそれを無視して走り続けた。