獣人専用高校で人間だけど恋愛します
今日から2学期が始まる。
...といっても別に特にたいしたことも起きずに、放課後になった。
私は毎週火曜日に学級文庫の整理や掃除をするように決めている。
だから、今日もはたきをもって本棚の前に立っていた。
鼻歌を歌いながら掃除していると、ドアの開く音がした。
「!」
あわてて歌うのをやめたけど、聞かれたかも。
振り向くと、大和君が立っていた。
「あれ、大和君。どうしたの?忘れ物?」
「......」
ずっとうつむいているから、私ははたきを置いて大和君に近寄った。
大和君の顔が上がる。
夕日がさしこんで、ああ、初めて会った日もこんな風に夕日が眩しかったっけと思っていると、肩をつかまれた。
何だかちょっと泣きそうな顔をしている。
「歩美ちゃん...」
「うん」
「俺、歩美ちゃんのことが好きだ」
一瞬、時が止まった。
驚いた。知らなかった。
何も言えない。
大和君は苦しそうに笑った。
「ごめん、急に言われても困るよな」
「ううん...」
何だか涙が出てきた。
「そうやって...言ってもらえるのはすごく嬉しい。でも、私は大和君に同じ気持ちを返すことはできない。ごめんね」
「...うん」
大和君は笑っていた。
「ありがとう、伝えられてよかった」
かっこいいと思った。
大和君が去った教室で、私は動けないで立ちつくしていた。
ああ、私...
隼人が好きなんだ。
...といっても別に特にたいしたことも起きずに、放課後になった。
私は毎週火曜日に学級文庫の整理や掃除をするように決めている。
だから、今日もはたきをもって本棚の前に立っていた。
鼻歌を歌いながら掃除していると、ドアの開く音がした。
「!」
あわてて歌うのをやめたけど、聞かれたかも。
振り向くと、大和君が立っていた。
「あれ、大和君。どうしたの?忘れ物?」
「......」
ずっとうつむいているから、私ははたきを置いて大和君に近寄った。
大和君の顔が上がる。
夕日がさしこんで、ああ、初めて会った日もこんな風に夕日が眩しかったっけと思っていると、肩をつかまれた。
何だかちょっと泣きそうな顔をしている。
「歩美ちゃん...」
「うん」
「俺、歩美ちゃんのことが好きだ」
一瞬、時が止まった。
驚いた。知らなかった。
何も言えない。
大和君は苦しそうに笑った。
「ごめん、急に言われても困るよな」
「ううん...」
何だか涙が出てきた。
「そうやって...言ってもらえるのはすごく嬉しい。でも、私は大和君に同じ気持ちを返すことはできない。ごめんね」
「...うん」
大和君は笑っていた。
「ありがとう、伝えられてよかった」
かっこいいと思った。
大和君が去った教室で、私は動けないで立ちつくしていた。
ああ、私...
隼人が好きなんだ。