「ちょっと歩美、貰いすぎ！ちゃんと断りなさいよ...」

今日は部活勧誘？の日で、いろんな人がいろんなチラシを配っていた。
チラシを断れなくて全部貰ってたら、段々腕が疲れてきた。
香里は呆れている。

「だって断るのもかわいそうかなって...」
「そうかもしれないけど、変に期待させるのもかわいそうじゃん」

そう言われればそうだ。
香里はバスケットボール部に入るらしい。
慧さんがバスケットボール部だから、マネージャーをするんだって。

「私もバスケットボール部のマネージャーやろうかな」

香里が目をキラキラさせる。

「いいじゃん、そうしよう、ね!」



そうして初めての活動の日、びっくり。
匠と隼人がいたからだ。
キラキラした笑顔でこちらに手をふっている。

「歩美もバスケ部入ったの?」
「マネージャーだよ」
「そっか」

うっ、みんなかっこいい...
ビブス似合ってるなぁ

その日は説明を受けたりして終わった。