こことは違う世界線。
その世界には様々な髪色をした者がいる。
そして妖怪も存在していた。

妹は1年前に殺された。

妹を殺したのはきれいな白髪をした若い男だった。
男は笑っていた。
もちろん俺はそいつを殺そうと思った。
殴ろうと思った。
だが、男に触れることはできなかった。
彼の体はすりぬけて、「霊」のようだった。
白髪の男は言った。

？？？「俺は妖怪だ。お前が俺に触れることはできない。」

その後男は消えていった。
俺は妖怪なんて信じていない。

妖怪なんて信じていない。