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今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」、第3部「誠と偽りの狂情曲」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1
第3部→novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2280#JumpTitle

暴言、暴力表現があります。苦手な人は逃げて想像内で柵を飛び越えるサフォーク羊を数えてください((

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【質問コーナー開催、コメントしてね】真実、誠実の優等生

#7

深海の底に広がる神殿

黄夏視点

アルト「薄暗いな…深海には明かりが届かないからか?」

薄暗い道には、所々ランタンが置かれている。

途中、ロープや碇が放置されていた。
きっとどこからか流されてきたか、ここに来た人が置いていったのだろう。

ソプラノ「…」

神威「うーん広いですねえ…皆さん疲れてないですか?」
アルト「疲れてる((」←非力
レイル「あはは…じゃあちょっと休憩にしましょうか?」
黄夏「そうしましょ」

レイル「おーいシエルー、今から休憩にっ…」


黄夏「…レイル先輩!?」

突然、レイル先輩が消えた。

シエル「お姉ちゃん!?」

黄夏「…っ」

[水平線]

レイル視点

壁に押し出されて、潰されると思ったら・・・
暗い空間をずっと押し出されている。

レイル「っ痛…っああ!!」

突然広いところに投げ出されて、床に身体を強打する。

レイル「ふぅ…久しぶりに強打した…」

レイル「…ここ、どこ?」

半ば強引だったとはいえ全員とはぐれてしまった…

レイル「はぁ…とりあえず、探しに行きますか」

[水平線]

レイル「…ぜんっぜんいないっ…」

暗くて広くて冷たい、神殿の中をひたすらに歩いても、
声も聞こえないし姿も見えない。

レイル「…ハァ…」



レイル「?」

どこからか水音…というか、水が跳ねる音がする?

レイル「行ってみよう…」



レイル「…っ」

一際大きなその部屋は、中心に噴水と水場があり、周りには特殊な装飾の施されたランプがあった。

そしてその水場に…

レイル「…[太字]シエル[/太字]?」

シエル「お姉ちゃん!」

レイル「どうしてこんなところに…みんなはどこに行ったの?
…まさか、私と同じように壁に押し出されて…?!」

シエル「うん…あたしも壁にね…」

レイル「…」

私だけじゃなくてシエルまで…一体どうして?
というか、他の人も危険なんじゃ…

シエル「ねえお姉ちゃん、こっちに来て?」

レイル「え?どうして?」

シエル「冷たくて気持ちいいよ!ほら、はやく!」

レイル「ちょっと待ってよ、早く皆を探しに行かなきゃいけないでしょ?!
皆だって心配してるはずよ」

シエル「…[太字]ほんとかなあ?[/太字]」

レイル「…何?」

シエル「[太字]ほんとはみんな、あたしたちなんて心配してないんじゃないの?[/太字]」

レイル「…っ、そんなわけ」

シエル「ちょっとぐらい遅れたって大丈夫だよ!」

そんなことをニコニコしながら言い放つ、目の前のシエルに、ひどく違和感を覚える。

レイル「…でも!」


シエル「[大文字][太字]…だから来いっつってんだろ、このゴミ姉がよ!!![/太字][/大文字]」

レイル「!?」

突然強く腕を引っ張られて、私は水場の中に落ちる…深い!

シエル「[大文字][太字]どうしてなんで、ってあんたは赤ちゃんなの?[/太字][/大文字]」

怒号がなぜか、水の中なのに鮮明に聞こえる。

シエル「[大文字][太字]妹にも勝てない失敗作の[漢字]姉[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]がさあ!!
あたしとおんなじ土俵に立てるわけないでしょう!?[/太字][/大文字]」

シエル「[大文字][太字]…落ちろ、出来損ないめ。[/太字][/大文字]」

暗い暗い水の底、泡となって母の顔が映る。

妹のその叫びは、やがてその泡が代わって劈く。

レイル「……っ……」

どうして、わたしはこんなに。。。

作者メッセージ

レイルのこのシーンを思いついたときからずっと書きたくて書きたくてうずうずしてた((
次回レイルの過去です、長いし鬱です。((

2025/01/03 23:32

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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