【質問コーナー開催、コメントしてね】真実、誠実の優等生
黄夏視点
アルト「薄暗いな…深海には明かりが届かないからか?」
薄暗い道には、所々ランタンが置かれている。
途中、ロープや碇が放置されていた。
きっとどこからか流されてきたか、ここに来た人が置いていったのだろう。
ソプラノ「…」
神威「うーん広いですねえ…皆さん疲れてないですか?」
アルト「疲れてる((」←非力
レイル「あはは…じゃあちょっと休憩にしましょうか?」
黄夏「そうしましょ」
レイル「おーいシエルー、今から休憩にっ…」
黄夏「…レイル先輩!?」
突然、レイル先輩が消えた。
シエル「お姉ちゃん!?」
黄夏「…っ」
[水平線]
レイル視点
壁に押し出されて、潰されると思ったら・・・
暗い空間をずっと押し出されている。
レイル「っ痛…っああ!!」
突然広いところに投げ出されて、床に身体を強打する。
レイル「ふぅ…久しぶりに強打した…」
レイル「…ここ、どこ?」
半ば強引だったとはいえ全員とはぐれてしまった…
レイル「はぁ…とりあえず、探しに行きますか」
[水平線]
レイル「…ぜんっぜんいないっ…」
暗くて広くて冷たい、神殿の中をひたすらに歩いても、
声も聞こえないし姿も見えない。
レイル「…ハァ…」
…
レイル「?」
どこからか水音…というか、水が跳ねる音がする?
レイル「行ってみよう…」
…
レイル「…っ」
一際大きなその部屋は、中心に噴水と水場があり、周りには特殊な装飾の施されたランプがあった。
そしてその水場に…
レイル「…[太字]シエル[/太字]?」
シエル「お姉ちゃん!」
レイル「どうしてこんなところに…みんなはどこに行ったの?
…まさか、私と同じように壁に押し出されて…?!」
シエル「うん…あたしも壁にね…」
レイル「…」
私だけじゃなくてシエルまで…一体どうして?
というか、他の人も危険なんじゃ…
シエル「ねえお姉ちゃん、こっちに来て?」
レイル「え?どうして?」
シエル「冷たくて気持ちいいよ!ほら、はやく!」
レイル「ちょっと待ってよ、早く皆を探しに行かなきゃいけないでしょ?!
皆だって心配してるはずよ」
シエル「…[太字]ほんとかなあ?[/太字]」
レイル「…何?」
シエル「[太字]ほんとはみんな、あたしたちなんて心配してないんじゃないの?[/太字]」
レイル「…っ、そんなわけ」
シエル「ちょっとぐらい遅れたって大丈夫だよ!」
そんなことをニコニコしながら言い放つ、目の前のシエルに、ひどく違和感を覚える。
レイル「…でも!」
シエル「[大文字][太字]…だから来いっつってんだろ、このゴミ姉がよ!!![/太字][/大文字]」
レイル「!?」
突然強く腕を引っ張られて、私は水場の中に落ちる…深い!
シエル「[大文字][太字]どうしてなんで、ってあんたは赤ちゃんなの?[/太字][/大文字]」
怒号がなぜか、水の中なのに鮮明に聞こえる。
シエル「[大文字][太字]妹にも勝てない失敗作の[漢字]姉[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]がさあ!!
あたしとおんなじ土俵に立てるわけないでしょう!?[/太字][/大文字]」
シエル「[大文字][太字]…落ちろ、出来損ないめ。[/太字][/大文字]」
暗い暗い水の底、泡となって母の顔が映る。
妹のその叫びは、やがてその泡が代わって劈く。
レイル「……っ……」
どうして、わたしはこんなに。。。
アルト「薄暗いな…深海には明かりが届かないからか?」
薄暗い道には、所々ランタンが置かれている。
途中、ロープや碇が放置されていた。
きっとどこからか流されてきたか、ここに来た人が置いていったのだろう。
ソプラノ「…」
神威「うーん広いですねえ…皆さん疲れてないですか?」
アルト「疲れてる((」←非力
レイル「あはは…じゃあちょっと休憩にしましょうか?」
黄夏「そうしましょ」
レイル「おーいシエルー、今から休憩にっ…」
黄夏「…レイル先輩!?」
突然、レイル先輩が消えた。
シエル「お姉ちゃん!?」
黄夏「…っ」
[水平線]
レイル視点
壁に押し出されて、潰されると思ったら・・・
暗い空間をずっと押し出されている。
レイル「っ痛…っああ!!」
突然広いところに投げ出されて、床に身体を強打する。
レイル「ふぅ…久しぶりに強打した…」
レイル「…ここ、どこ?」
半ば強引だったとはいえ全員とはぐれてしまった…
レイル「はぁ…とりあえず、探しに行きますか」
[水平線]
レイル「…ぜんっぜんいないっ…」
暗くて広くて冷たい、神殿の中をひたすらに歩いても、
声も聞こえないし姿も見えない。
レイル「…ハァ…」
…
レイル「?」
どこからか水音…というか、水が跳ねる音がする?
レイル「行ってみよう…」
…
レイル「…っ」
一際大きなその部屋は、中心に噴水と水場があり、周りには特殊な装飾の施されたランプがあった。
そしてその水場に…
レイル「…[太字]シエル[/太字]?」
シエル「お姉ちゃん!」
レイル「どうしてこんなところに…みんなはどこに行ったの?
…まさか、私と同じように壁に押し出されて…?!」
シエル「うん…あたしも壁にね…」
レイル「…」
私だけじゃなくてシエルまで…一体どうして?
というか、他の人も危険なんじゃ…
シエル「ねえお姉ちゃん、こっちに来て?」
レイル「え?どうして?」
シエル「冷たくて気持ちいいよ!ほら、はやく!」
レイル「ちょっと待ってよ、早く皆を探しに行かなきゃいけないでしょ?!
皆だって心配してるはずよ」
シエル「…[太字]ほんとかなあ?[/太字]」
レイル「…何?」
シエル「[太字]ほんとはみんな、あたしたちなんて心配してないんじゃないの?[/太字]」
レイル「…っ、そんなわけ」
シエル「ちょっとぐらい遅れたって大丈夫だよ!」
そんなことをニコニコしながら言い放つ、目の前のシエルに、ひどく違和感を覚える。
レイル「…でも!」
シエル「[大文字][太字]…だから来いっつってんだろ、このゴミ姉がよ!!![/太字][/大文字]」
レイル「!?」
突然強く腕を引っ張られて、私は水場の中に落ちる…深い!
シエル「[大文字][太字]どうしてなんで、ってあんたは赤ちゃんなの?[/太字][/大文字]」
怒号がなぜか、水の中なのに鮮明に聞こえる。
シエル「[大文字][太字]妹にも勝てない失敗作の[漢字]姉[/漢字][ふりがな]あんた[/ふりがな]がさあ!!
あたしとおんなじ土俵に立てるわけないでしょう!?[/太字][/大文字]」
シエル「[大文字][太字]…落ちろ、出来損ないめ。[/太字][/大文字]」
暗い暗い水の底、泡となって母の顔が映る。
妹のその叫びは、やがてその泡が代わって劈く。
レイル「……っ……」
どうして、わたしはこんなに。。。