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今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」、第3部「誠と偽りの狂情曲」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1
第3部→novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2280#JumpTitle

暴言、暴力表現があります。苦手な人は逃げて想像内で柵を飛び越えるサフォーク羊を数えてください((

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【質問コーナー開催、コメントしてね】真実、誠実の優等生

#5

情報共有

黄夏視点

黄夏「凪蜘蛛神殿!?」

レイル「そう。アルトくんが見つけてくれた本に載ってたの。
海底神殿ですって…一体どう入ればいいのかしら…」

黄夏「海底神殿…か…」

…というか…ずっと思ってたけど…

黄夏「…なんで神殿に、今だに装飾品が残ってるんでしょうね?」
レイル「え?」

黄夏「だって文献にも載るほど認知されている神殿なのに
誰一人入ってきてないって…おかしいじゃないですか。」

レイル「…確かに」

黄夏「…何が関係してるんだろう…」

レイル「…」

レイル「すごいね、黄夏ちゃんは。」

黄夏「へ?」

笑いながらそう言う先輩が、やけに悲しそうで。

レイル「…[小文字][小文字]私とは大違いだ。[/小文字][/小文字]」

その言葉が聞き取れなかったのが悔しくて。

黄夏「…すごく、ないですよ。」

としか、返せなかった。

[水平線]

休日。いつものように連絡を取り合って、わたしの家に6人が集まった。

…そろそろグループ名とか決めたりしてもいいんじゃないかな、とか思ったりしながら…。

シエル「情報持ってる人―。」

レイル「…はい」

レイル「…海底神殿なんだけど、ここに[太字]恵みの指輪[/太字]があるとか言われてるみたい。」
シエル「どこらへんにあるの?」
レイル「えーっと…この本を見てほしいな」

[漢字]求真姉妹[/漢字][ふりがな]レイル先輩たち[/ふりがな]が場所を確認している間。

黄夏「…あのですね…ちょっと疑問に思ったことがあって。」
ソプラノ「何だい?」

黄夏「媒電通りの屋敷とか…梟実堂とか…そういうところに、
今までずっと装飾品が残ってたのはなんでなんでしょう?」

アルト「…どういうことだ?」

黄夏「だって、不思議じゃないですか?書籍に載っていたり、あんなにたくさん人がいたりしたのに…」

神威「確かに。とっくの昔に探索済みのはずですよね。」

ソプラノ「そうだ、私たちも不思議なことが起こってるんだ」
神威「なんです?」

ソプラノ「[太字]私のアクアマリンの短剣と、アルトのアメジストのロザリオ。
どっちも、輝きを失ったんだ。[/太字]」

神威「え?えーっとそれは…宝石がくすんだ、ってことですか?」
ソプラノ「いや、私たちにはまぶしく輝いて見えてたんだよ、ずっとね。
…それが、落ち着いたというか…」

黄夏「…どういうことだろう…不思議なことがいっぱいだな」

シエル「海底かぁ…どう入ればいいんだよぉ」
神威「うーんうーん…」
レイル「…まあ、とりあえずこの近くの海まで行ってみましょうよ。
もしかしたら隠された入り口とかがあるかも」
黄夏「そうっすね。今までも不思議なことだらけだし。」

神威「海かぁ~。でも真冬の海だから死ぬほど寒いだろうな」
アルト「もうすぐ年明けるからな」
ソプラノ「この間クリスマスだったのにな」

シエル「よーし、じゃあおなじみこのメンツ……いい加減このチーム名決めない?
なんか呼びづらいし」
レイル「え」
アルト「何言ってんだお前?」

ソプラノ「まあまあ、私たちも幾度も探索を重ね親睦も深まっている訳だし。
せっかくだ、呼び名でも考えよう」
アルト「じゃあ言い出しっぺのソプラノさん、なんか案ありますか?」
ソプラノ「いやいやここは普段作曲してるアルトに((」
アルト「おい押し付けんな」

レイル「………あ、そうだ!」
シエル「なになに!?なんか思いついた!?」

レイル「[太字]クエスト・セクステット[/太字]…って、どうかな」

アルト「……なんかかっこいい()」
ソプラノ「成程、[太字]探求する六人組[/太字]。なかなかおしゃれじゃないか」
神威「俺、さんせー!」
シエル「あたしもさんせー!」
黄夏「じゃあそれで!」
レイル「えっ、え!?ほんとに?!…そんなにすぐ、決めていいの?!」

シエル「…うん。」

シエル「[太字]判断は早い者勝ちだよ![/太字]」

レイル「…」

そっか、シエルさんは梟実堂で…

____ええーーいイチかバチかぁ!フォーミュラビッグトランポリン!!!

____うわああああああーーーーん!!!!

黄夏「[小文字]…みんなすごいな…[/小文字]」

レイル「…えへ、じゃあそうしましょう。」

レイル先輩の少し恥ずかしそうな笑顔が、暖かい空気に咲いた。

作者メッセージ

あけましておめでとうございます。

黄夏「こんな小説にいいねとかしてくれてありがとうございます!」
シエル「前作にコメントしてくれた人もありがとうございます!!」
レイル「いいねやコメントはおとうふの気力の燃料になるので
これからもどうか恵んでください…!」
アルト「タメ口でいいらしいんでコメントしてやってください。」
ソプラノ「そしてどうか他の作品も見てください☆」
神威「「甘すぎたマカロン」!こちらこのシリーズのスピンオフです!
第3部を見てから見てみるといいかも?まあ見なくても読めますね!多分」

というわけで、皆さん今年もよろしくお願いします。

2025/01/01 01:51

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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