【質問コーナー開催、コメントしてね】真実、誠実の優等生
神威視点
神威「ふわぁ~~」
楽座「あーもう、ほんまだらしないなぁ、あんた。」
昼食後机に突っ伏してた俺の背中をパシッと軽くたたかれる。
神威「うっ…だって寝不足で…」
楽座「昨日ちゃんと11時前には寝ろて言うたやろ…」
神威「そーだ、楽座先輩、悪夢払い?みたいな感じで聞いてくださいよ、今朝見た夢の話」
楽座「おっ、ええよ~。」
神威「…[太字]たくさんの神様と天使が、会議してるんです[/太字]」
楽座「…ほぉ」
あまりにも衝撃すぎて何度も思い返したからか、鮮明に覚えている一言。
____[太字]…とある人間が、我々の装飾品を手にしている。[/太字]
単に都合よくそういう夢を見ただけかもしれないけど…
にしてはあまりにもリアルだ。
神威「神様のひとりが…『宇宙再支配プロジェクト』っていうのを言ってた…。」
神威「…ここからぼんやりしてて思い出せない。」
楽座「なんや不思議な夢やな…神様か…」
神威「それで…3時ぐらいに目覚めちゃって。
変な夢だなーって気になってなかなか寝付けなくて…」
…神様が何か企んでるのかな?
なんて考えちゃう俺も、なかなか文系に染められたな。
[水平線]
シエル視点
今あたしはすごく意外な客を家に招いている。
ソプラノ「わざわざすまないね、お茶など用意してもらって」
シエル「い、いえいえ!散らかってますのでせめてのおもてなしです!」
実験中の部屋にミスマッチすぎるよぉ。
シエル「それで…要件は一体?」
ソプラノ「これを見てほしいんだ」
そう言ってソプラノさんが机に置いたのは、アクアマリンの短剣。
シエル「ああ、前手に入れた…これがどうかしたんですか?」
ソプラノ「君は、[太字]ペリドットの腕輪の光り方、どう見える?[/太字]」
え?この短剣について聞いたんですけど…;
シエル「そりゃもう、光り輝いてキラキラですよ。」
ソプラノ「そう、私も最初この短剣がそう見えていた。」
ソプラノ「しかし…ある日を境に、この[太字]短剣が輝きを失った[/太字]んだ。」
シエル「…え?」
ソプラノ「君はこの短剣を見ても、そう目立つほど光っちゃいない…そう思うだろう?」
シエル「はい…それほど光ってはいませんね」
ソプラノ「私にも同じように見えるんだ。…[太字]装飾品に、見放されたのだろうか?[/太字]」
シエル「う、うーん…あたしもペリドットに見合うような人間かといわれるとそうでもないですけど…
全然、今でも光ってますよ?」
ソプラノ「うーむ…遺跡や神殿の情報からしてこれは、神の装飾品とも言えるわけだ。
私たちの英知ではたどり着けないのだろうか?」
シエル「…あ、そうだ…」
ソプラノ「どうかしたのか?」
シエル「この腕輪…やっぱりあたしを認めたわけじゃない、そんな気がするんですよ。」
シエル「…だからもしかしたら…[太字]輝く装飾品はその人を認めているわけではないんじゃないか[/太字]、って…」
ソプラノ「…成程」
シエル「あはは…まだ、もしかしたらですけどね」
ソプラノ「君に聞いてよかった。君ならしっかりとした考察をしてくれると思っていたから」
シエル「え…あ、ありがとうございます?」
ソプラノ「……君ねえ。こういう時は頬を染めなきゃあダメだよ?」
シエル「え?!」
ソプラノ「なんでも。そろそろ帰らないとアルトが心配するから、失礼させてもらうよ」
シエル「は、はあ…じゃあ、今日は来てくれてありがとうございます」
ソプラノ「じゃあまた。」
ドアが閉まるのを確認してから、ぽつりとつぶやく。
シエル「さっきのなんだったんだ…?」
ソプラノ視点
あの娘…何も危機感が無いというか、ませていないというか…
年頃だろうに、あんな調子で大丈夫なのか?
まあ、私にはアルトがいるから手は出さないけどな。
神威「ふわぁ~~」
楽座「あーもう、ほんまだらしないなぁ、あんた。」
昼食後机に突っ伏してた俺の背中をパシッと軽くたたかれる。
神威「うっ…だって寝不足で…」
楽座「昨日ちゃんと11時前には寝ろて言うたやろ…」
神威「そーだ、楽座先輩、悪夢払い?みたいな感じで聞いてくださいよ、今朝見た夢の話」
楽座「おっ、ええよ~。」
神威「…[太字]たくさんの神様と天使が、会議してるんです[/太字]」
楽座「…ほぉ」
あまりにも衝撃すぎて何度も思い返したからか、鮮明に覚えている一言。
____[太字]…とある人間が、我々の装飾品を手にしている。[/太字]
単に都合よくそういう夢を見ただけかもしれないけど…
にしてはあまりにもリアルだ。
神威「神様のひとりが…『宇宙再支配プロジェクト』っていうのを言ってた…。」
神威「…ここからぼんやりしてて思い出せない。」
楽座「なんや不思議な夢やな…神様か…」
神威「それで…3時ぐらいに目覚めちゃって。
変な夢だなーって気になってなかなか寝付けなくて…」
…神様が何か企んでるのかな?
なんて考えちゃう俺も、なかなか文系に染められたな。
[水平線]
シエル視点
今あたしはすごく意外な客を家に招いている。
ソプラノ「わざわざすまないね、お茶など用意してもらって」
シエル「い、いえいえ!散らかってますのでせめてのおもてなしです!」
実験中の部屋にミスマッチすぎるよぉ。
シエル「それで…要件は一体?」
ソプラノ「これを見てほしいんだ」
そう言ってソプラノさんが机に置いたのは、アクアマリンの短剣。
シエル「ああ、前手に入れた…これがどうかしたんですか?」
ソプラノ「君は、[太字]ペリドットの腕輪の光り方、どう見える?[/太字]」
え?この短剣について聞いたんですけど…;
シエル「そりゃもう、光り輝いてキラキラですよ。」
ソプラノ「そう、私も最初この短剣がそう見えていた。」
ソプラノ「しかし…ある日を境に、この[太字]短剣が輝きを失った[/太字]んだ。」
シエル「…え?」
ソプラノ「君はこの短剣を見ても、そう目立つほど光っちゃいない…そう思うだろう?」
シエル「はい…それほど光ってはいませんね」
ソプラノ「私にも同じように見えるんだ。…[太字]装飾品に、見放されたのだろうか?[/太字]」
シエル「う、うーん…あたしもペリドットに見合うような人間かといわれるとそうでもないですけど…
全然、今でも光ってますよ?」
ソプラノ「うーむ…遺跡や神殿の情報からしてこれは、神の装飾品とも言えるわけだ。
私たちの英知ではたどり着けないのだろうか?」
シエル「…あ、そうだ…」
ソプラノ「どうかしたのか?」
シエル「この腕輪…やっぱりあたしを認めたわけじゃない、そんな気がするんですよ。」
シエル「…だからもしかしたら…[太字]輝く装飾品はその人を認めているわけではないんじゃないか[/太字]、って…」
ソプラノ「…成程」
シエル「あはは…まだ、もしかしたらですけどね」
ソプラノ「君に聞いてよかった。君ならしっかりとした考察をしてくれると思っていたから」
シエル「え…あ、ありがとうございます?」
ソプラノ「……君ねえ。こういう時は頬を染めなきゃあダメだよ?」
シエル「え?!」
ソプラノ「なんでも。そろそろ帰らないとアルトが心配するから、失礼させてもらうよ」
シエル「は、はあ…じゃあ、今日は来てくれてありがとうございます」
ソプラノ「じゃあまた。」
ドアが閉まるのを確認してから、ぽつりとつぶやく。
シエル「さっきのなんだったんだ…?」
ソプラノ視点
あの娘…何も危機感が無いというか、ませていないというか…
年頃だろうに、あんな調子で大丈夫なのか?
まあ、私にはアルトがいるから手は出さないけどな。