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今作は第1部「能力者たちの詩編歌」、第2部「希望に満てる知識欲」、第3部「誠と偽りの狂情曲」
の続編です。
まだそれらを見ていない人は、先にそちらをご覧いただけると話がわかりやすいと思います。
第1部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1969&no=1
第2部→https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2089&no=1
第3部→novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=2280#JumpTitle

暴言、暴力表現があります。苦手な人は逃げて想像内で柵を飛び越えるサフォーク羊を数えてください((

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【質問コーナー開催、コメントしてね】真実、誠実の優等生

#2

あの時

少し前。

シエル「うわ…絵画めっちゃある」

あのとき私は、シエルや黄夏ちゃんと一緒に、屋敷の道を歩いていた。

覚えているのは、統一性のない、不気味な絵画の整列だ。

レイル「ここまで並んでると、皆私たちを見てるみたいで不気味ね…」

そんなことを言ったときだった。

____[明朝体]レイルは、出来損ないの馬鹿娘。[/明朝体]

レイル「…っ」
シエル「?お姉ちゃん?」

____[明朝体]なんでもできるシエルに比べて、貴女にどんな価値があるのかしら?
[/明朝体]
レイル「…お、かあさん…?」
シエル「お姉ちゃん!?どうしたの!?」

お母さんの声で、いつかよく聞いたことを言われる。

____[明朝体]あなたは失敗作なの。[/明朝体]
レイル「……っ」

本当にそこにお母さんがいるかのように。

____[明朝体]もう、誰からもいらない存在なのよ。[/明朝体]

レイル「…ちが、わたしだって…いっぱい、ひとの、やくにたって…」
シエル「お姉ちゃん!!!」

ぐるぐるふわふわとした混沌を、シエルの声で抜け出した。

シエル「落ち着いてよ…。」
レイル「……ごめんね。シエル…」
黄夏「…」

レイル「…」

思えばあの時、「ここは精神を揺さぶられるから、皆気にしたら負けよ」とか言えばよかったな。

さっきの言葉が渦巻いて、周りの事なんにも見えてなかった。

最低最悪。…私、やっぱり救いようがないわ。

[水平線]

レイル「…とんでもない夢の二本立てね」

この間の屋敷の夢と、あと…

たくさんの神様?や天使が、会議をしている夢。

何が何だかわからないわ。

レイル「…夢日記につけておきましょう」

このところずっとそうね。

お母さんにひどくされる夢と、屋敷でのあの出来事の夢。

その二つを永遠に見させられている。

…まあ今日は、不思議な夢も見たけれど…

レイル「おはよう、ささみ」

ささみ「ミャーオ」

飼い猫のささみの頭をなでる。

ささみだけは、今日もかわいいわね。

[水平線]

黄夏視点

黄夏「レイル先輩、なんか元気ないっすね」
レイル「そう?」
黄夏「あからさまに顔色が最悪っすよ」
レイル「あはは…最近、寝不足なのよ」
黄夏「そんな…大丈夫なんですか?心配だなあ」

ま、かくいうわたしも、最近は変な夢のせいで寝ざめが最悪。

街灯もない公園で、顔が見えない少年と笑う幼い少女。

「夏樹くーん!」

名前を呼ぶと、返事をしてくれる。

「なあに、美黄ちゃん!」

他愛もない会話の中に…突然、血がフラッシュバックする。

もうこれ以上、思い出させないとでも言うかのように、そこでいつも夢は途切れる。

黄夏「美黄…」
レイル「?どうしたの?」
黄夏「なんでもないっすよ」

…その名前、あんまり聞きたくないんだよなぁ。

作者メッセージ

閲覧数といいね伸びろー。如意棒みたいに伸びろー。(((

2024/12/27 00:38

おとうふ ID:≫rpvJPv02lqkiQ
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