朝風高校 2次元研究部
ここは朝風高校。
朝風高校はとても有名で、頭が良い学校だ。
部活の種類も豊富だ。
その中で1つ、ここだけしか無い部活がある。
2次元研究部
だ。
ここで紹介!
私は[漢字]中塩るい[/漢字][ふりがな]なかしお[/ふりがな]だ。
2年生で部長を務めている。
もう1人、[漢字]岩口紗代[/漢字][ふりがな]いわぐちさよ[/ふりがな]さんがいる。
1年生で副部長を務めている。
2次元研究部はこの2人しかいない。
いつ廃部になってもおかしくない状況だ。
2次元研究部の活動内容は“2次元に行く方法を実際にやってみる”ことだ。
簡単だと思うが難しい。
失敗したら体調不良になったり、違う世界(無の世界とか)に連れ込まれてしまったりする可能性がある。
成功しても必ず帰ってこれる訳でもない。
だから部員が減っていく。
私は怖くない。
怖いと思い、2次元に行く方法をやると、失敗するからだ。
覚悟や、絶対に行きたいという気持ちがこの部活には必要だからだ。
今日も楽しく活動しよう。
「こんにちはー!」
そう言っても返事がない。早く来すぎちゃったかな。
椅子に座り、パソコンを起動し、パスワードを入力する。
カタカタカタとキーボードを打つ音が狭い部屋に響き渡る。
すると、
「こんにちは!」
と岩口さんが明るく言う。
「こんにちは。」
岩口さんも椅子に座り、パソコンを起動した。
「昨日の結果はどうだった?」
「あー。あれか。失敗しました。」
「あれは難しいよね。」
昨日、岩口さんが試した方法は“栞”という方法だ。
栞のやり方は、
赤い紙に現在の名前➡︎2次元の世界での名前、現在の年齢➡︎2次元の世界での年齢、今の容姿➡︎2次元の世界での容姿、欲しい才能を書く。
青い紙に終わり方を書く。
本か漫画のトリップしたい場面に赤い紙、終わりのページに青い紙を挟む。それを枕の下に入れ、寝る。
というとても簡単な方法だ。
帰れるので安全(?)な方法だ。
岩口さんは昨日やったので、間を空けないといけない。
連続でやると成功率が下がる。
まぁ、個人の考えだけど。
最低でも1週間は空けたい。
岩口さんは今日から1週間、トリップ方法(2次元にいく方法)をネットで調べ、まとめる。
早く終わって暇になるじゃんと思うが、暇にならない。
必要な物を買いに行く。
毎週月、水、金に活動する。
しかも活動時間は顧問がいない為、1時間。
だから暇にならない。
「あ、もう時間だ。」
気づけば5時だ。
それと同時に夕方のチャイムが鳴る。
外を見ると空が茜色に染まっている。
ガチャっとドアを閉め、鍵をかける。
「さような……」と私が言いかけた瞬間、
「先輩、一緒に帰りませんか?」と岩口さんが言う。
「いいよ!」
今日はこれで終わり。
朝風高校はとても有名で、頭が良い学校だ。
部活の種類も豊富だ。
その中で1つ、ここだけしか無い部活がある。
2次元研究部
だ。
ここで紹介!
私は[漢字]中塩るい[/漢字][ふりがな]なかしお[/ふりがな]だ。
2年生で部長を務めている。
もう1人、[漢字]岩口紗代[/漢字][ふりがな]いわぐちさよ[/ふりがな]さんがいる。
1年生で副部長を務めている。
2次元研究部はこの2人しかいない。
いつ廃部になってもおかしくない状況だ。
2次元研究部の活動内容は“2次元に行く方法を実際にやってみる”ことだ。
簡単だと思うが難しい。
失敗したら体調不良になったり、違う世界(無の世界とか)に連れ込まれてしまったりする可能性がある。
成功しても必ず帰ってこれる訳でもない。
だから部員が減っていく。
私は怖くない。
怖いと思い、2次元に行く方法をやると、失敗するからだ。
覚悟や、絶対に行きたいという気持ちがこの部活には必要だからだ。
今日も楽しく活動しよう。
「こんにちはー!」
そう言っても返事がない。早く来すぎちゃったかな。
椅子に座り、パソコンを起動し、パスワードを入力する。
カタカタカタとキーボードを打つ音が狭い部屋に響き渡る。
すると、
「こんにちは!」
と岩口さんが明るく言う。
「こんにちは。」
岩口さんも椅子に座り、パソコンを起動した。
「昨日の結果はどうだった?」
「あー。あれか。失敗しました。」
「あれは難しいよね。」
昨日、岩口さんが試した方法は“栞”という方法だ。
栞のやり方は、
赤い紙に現在の名前➡︎2次元の世界での名前、現在の年齢➡︎2次元の世界での年齢、今の容姿➡︎2次元の世界での容姿、欲しい才能を書く。
青い紙に終わり方を書く。
本か漫画のトリップしたい場面に赤い紙、終わりのページに青い紙を挟む。それを枕の下に入れ、寝る。
というとても簡単な方法だ。
帰れるので安全(?)な方法だ。
岩口さんは昨日やったので、間を空けないといけない。
連続でやると成功率が下がる。
まぁ、個人の考えだけど。
最低でも1週間は空けたい。
岩口さんは今日から1週間、トリップ方法(2次元にいく方法)をネットで調べ、まとめる。
早く終わって暇になるじゃんと思うが、暇にならない。
必要な物を買いに行く。
毎週月、水、金に活動する。
しかも活動時間は顧問がいない為、1時間。
だから暇にならない。
「あ、もう時間だ。」
気づけば5時だ。
それと同時に夕方のチャイムが鳴る。
外を見ると空が茜色に染まっている。
ガチャっとドアを閉め、鍵をかける。
「さような……」と私が言いかけた瞬間、
「先輩、一緒に帰りませんか?」と岩口さんが言う。
「いいよ!」
今日はこれで終わり。