#参加型# 僕ら、天使クビになりました。
「よかった、シエルと合流できて…」
僕を大きな瞳でみつめるらの。
あえ、らのと僕ってそんなに仲良かったっけ?って思った。
「シエルぅ、僕ちょっと落ち着いてきました…」
レイが小声で囁いてきた。それを聞き取ったのか、レリがほっと息をつく。
「でも」
あ、レイの本性発動だぁー。
「こおんなに[漢字]天使[/漢字][ふりがな]人[/ふりがな]の名前、覚えられるわけないじゃん!?」
「否定じゃなくて、覚えるの!わかったレイ?」
「わか…ってない」
てないんかいっ!
「はー、神様もきまぐれですねぇ」
マインドが肩をすくめて首をふる。
「[大文字]あああああああああっ、マインドさまあああああああっ![/大文字]」
ちょ、うるさあい、だれ!?
「うるさい、オーダー」
「マインド様っ!人間になってもお綺麗です…!!ッ」
そのムキムキの男の人は、目を見開いてマインドに詰め寄った。
怖い怖いこわいこわい怖いこわいこわい怖い怖い怖い怖ああいって!
「あ、あの、お名前は?」
「名前はなんなんだ?」
らのとレリが同時に言う。
そんな2人の視線を、ものの見事に彼は跳ね飛ばした。
「ハァ?名前?お前らがマインド様にまとわりつく虫のくせに、何だよその口の聞き方ァ?」
む、虫ですってええええええ!?
「この世から虫なんて無くなればいいのにッ」
聞き慣れた声がした。あ、この優しめの声は?
「あぁーっ、シエルにレリにレイにらのんにマインドさんにオーダーさん!」
チョコ色の瞳とふわふわの髪が目の端で揺れた。
め、[漢字]救世主[/漢字][ふりがな]メシア[/ふりがな]が…!!
ていうか、すごいな。全員の名前一発かよ。あんなに遠いところにいるのに。
「わたしはライラ!よろしくね、皆んな!」
「ハァァァッッァァァ?マインド様をこいつらとまとめるだトォ!?」
「うっさい、オーダー」
身長ニメートル近くの巨人をハルバードで押しのけたマインドが、ライラに近づく。
「私はマインド、こいつはオーダーだ。どうせ名前は秩伊玖伊だろ?オーダー」
「そ、そうですマインド様!いや火盧さま!!」
こわ。こっちも言い当ててるわ。怖この天使たち。普通の天使いないんですけど?
「シーエルっ!久しぶり!」
僕と500歳以上の差があるライラが、僕の顔を覗き込んでくる。
ち、近くでみるとかわいすぎだろ!?
「ライラ!久しぶりだねぇ〜」
ずっと一緒に行動していた僕たちは、少しの時間離れていただけでも「久しぶり」なのだ。
「わたしの今の名前は天音リラ。シエルは?」
くううっ、神可愛すぎだろ名前!
「あ、餡舞、梓弦…」
「かわいい!じゃあ、わたしシエルのこと、梓弦って呼ぶね!リラって呼んで」
「わ、わかったあー」
くっ、この全肯定女子めっ!ますます虜になっちゃうぅー。
「シエル、俺も混ぜろよ…」
あ、レリごめん。
「レリ、結構変わってないねぇ」
ライラがにこにこで話しかける。少しレリが赤くなった。
「わあ、あーかくなった、あーかくなったー」
「う、うるさい!このクズが★」
一瞬で元の調子を取り戻したレリが笑う。
ライラもおっとりと笑った。
「私の親友に、そんなこと言わないでねっ?☆」
こっちも、こ、こわ、この笑顔神さんより怖いよぉッ!
僕を大きな瞳でみつめるらの。
あえ、らのと僕ってそんなに仲良かったっけ?って思った。
「シエルぅ、僕ちょっと落ち着いてきました…」
レイが小声で囁いてきた。それを聞き取ったのか、レリがほっと息をつく。
「でも」
あ、レイの本性発動だぁー。
「こおんなに[漢字]天使[/漢字][ふりがな]人[/ふりがな]の名前、覚えられるわけないじゃん!?」
「否定じゃなくて、覚えるの!わかったレイ?」
「わか…ってない」
てないんかいっ!
「はー、神様もきまぐれですねぇ」
マインドが肩をすくめて首をふる。
「[大文字]あああああああああっ、マインドさまあああああああっ![/大文字]」
ちょ、うるさあい、だれ!?
「うるさい、オーダー」
「マインド様っ!人間になってもお綺麗です…!!ッ」
そのムキムキの男の人は、目を見開いてマインドに詰め寄った。
怖い怖いこわいこわい怖いこわいこわい怖い怖い怖い怖ああいって!
「あ、あの、お名前は?」
「名前はなんなんだ?」
らのとレリが同時に言う。
そんな2人の視線を、ものの見事に彼は跳ね飛ばした。
「ハァ?名前?お前らがマインド様にまとわりつく虫のくせに、何だよその口の聞き方ァ?」
む、虫ですってええええええ!?
「この世から虫なんて無くなればいいのにッ」
聞き慣れた声がした。あ、この優しめの声は?
「あぁーっ、シエルにレリにレイにらのんにマインドさんにオーダーさん!」
チョコ色の瞳とふわふわの髪が目の端で揺れた。
め、[漢字]救世主[/漢字][ふりがな]メシア[/ふりがな]が…!!
ていうか、すごいな。全員の名前一発かよ。あんなに遠いところにいるのに。
「わたしはライラ!よろしくね、皆んな!」
「ハァァァッッァァァ?マインド様をこいつらとまとめるだトォ!?」
「うっさい、オーダー」
身長ニメートル近くの巨人をハルバードで押しのけたマインドが、ライラに近づく。
「私はマインド、こいつはオーダーだ。どうせ名前は秩伊玖伊だろ?オーダー」
「そ、そうですマインド様!いや火盧さま!!」
こわ。こっちも言い当ててるわ。怖この天使たち。普通の天使いないんですけど?
「シーエルっ!久しぶり!」
僕と500歳以上の差があるライラが、僕の顔を覗き込んでくる。
ち、近くでみるとかわいすぎだろ!?
「ライラ!久しぶりだねぇ〜」
ずっと一緒に行動していた僕たちは、少しの時間離れていただけでも「久しぶり」なのだ。
「わたしの今の名前は天音リラ。シエルは?」
くううっ、神可愛すぎだろ名前!
「あ、餡舞、梓弦…」
「かわいい!じゃあ、わたしシエルのこと、梓弦って呼ぶね!リラって呼んで」
「わ、わかったあー」
くっ、この全肯定女子めっ!ますます虜になっちゃうぅー。
「シエル、俺も混ぜろよ…」
あ、レリごめん。
「レリ、結構変わってないねぇ」
ライラがにこにこで話しかける。少しレリが赤くなった。
「わあ、あーかくなった、あーかくなったー」
「う、うるさい!このクズが★」
一瞬で元の調子を取り戻したレリが笑う。
ライラもおっとりと笑った。
「私の親友に、そんなこと言わないでねっ?☆」
こっちも、こ、こわ、この笑顔神さんより怖いよぉッ!