#参加型# 僕ら、天使クビになりました。
僕は、一応人間にばけて町というところに出た。
「うああああ、キモいくらい人間いるんだけど…」
僕は人間が嫌いだ。なぜかとゆーと、僕ら天使のことを変な風に言って無駄にさわいでるやつも居れば天使なんかいないって騒いでるやつもいるから。
ああ、こんな奴らの仲間入りなん気分憂鬱だわー。さっさと仲間さがそっと。
愚痴りながら街をてくてくあるいていくと、僕は出会った。
今時珍しい「負」のオーラを放つ[漢字]天使[/漢字][ふりがな]ヒト[/ふりがな]。
あれは…まさか…!
「レリックーっ!」
僕の大声に、人間がいくらか振り向く。
ちらっとこっちを見てため息をついた彼は、その場で立ち止まってくれた。
「レリック、レリック!久しぶりぃーっ」
彼=レリックは、ぼそりと呟いた。
「[小文字]ああ、[/小文字]久しぶりだな。俺は今大川蓮之だ」
久しぶり、というのは、幼馴染の彼は神さんに凄まじく嫌われて堕天使になり、天界の外れの洋館に閉じ込められていたので会えなかったからだ。
左肩のずれた白衣を直すと、蓮之は僕を軽く睨んできた。
昔から仲良くしてきた幼馴染、もちろん思ってることはわかる。
「ぼく餡舞梓弦!ま、ふつーにシエルってよんでよ。レリで、いいよね?」
コクリと頷くレリ。そこに、酔っ払いのおにーさんがやってきた。
「よおよお、そこの子かわいーなあ、お兄ちゃんと一緒に飲まねえかーっ?」
…あ、終わったな、こいつ。レリの前でそんなことするとは度胸ある奴。
予想通り、レリは急にニコリと笑んだ。
「何言ってんだ?くずゴミが★」
おにーさんの首を掴んで持ち上げる。
「うあっ、うわあっ、うあああああっ」
ばたばたと足を動かすお兄さん。レリは気にせず締め上げていく。
お兄さんがついに脱力すると、ばっと首から手を離して笑った。
長い前髪の下の赤眼で睨みつける。
「もうすんなよゴミ?」
「ひいいいいいいいっ…!」
お兄さんは見苦しく逃げていった。
た、助かった…っていうか!!!
「レーリー?なんて事してくれたんだよぉ!」
「はあ?」
僕は喚いた。
「あのままいけば、無料でお酒飲めたじゃんっ」
レリがため息をつく。
「こいつが酒豪なの、忘れてた…」
「うああああ、キモいくらい人間いるんだけど…」
僕は人間が嫌いだ。なぜかとゆーと、僕ら天使のことを変な風に言って無駄にさわいでるやつも居れば天使なんかいないって騒いでるやつもいるから。
ああ、こんな奴らの仲間入りなん気分憂鬱だわー。さっさと仲間さがそっと。
愚痴りながら街をてくてくあるいていくと、僕は出会った。
今時珍しい「負」のオーラを放つ[漢字]天使[/漢字][ふりがな]ヒト[/ふりがな]。
あれは…まさか…!
「レリックーっ!」
僕の大声に、人間がいくらか振り向く。
ちらっとこっちを見てため息をついた彼は、その場で立ち止まってくれた。
「レリック、レリック!久しぶりぃーっ」
彼=レリックは、ぼそりと呟いた。
「[小文字]ああ、[/小文字]久しぶりだな。俺は今大川蓮之だ」
久しぶり、というのは、幼馴染の彼は神さんに凄まじく嫌われて堕天使になり、天界の外れの洋館に閉じ込められていたので会えなかったからだ。
左肩のずれた白衣を直すと、蓮之は僕を軽く睨んできた。
昔から仲良くしてきた幼馴染、もちろん思ってることはわかる。
「ぼく餡舞梓弦!ま、ふつーにシエルってよんでよ。レリで、いいよね?」
コクリと頷くレリ。そこに、酔っ払いのおにーさんがやってきた。
「よおよお、そこの子かわいーなあ、お兄ちゃんと一緒に飲まねえかーっ?」
…あ、終わったな、こいつ。レリの前でそんなことするとは度胸ある奴。
予想通り、レリは急にニコリと笑んだ。
「何言ってんだ?くずゴミが★」
おにーさんの首を掴んで持ち上げる。
「うあっ、うわあっ、うあああああっ」
ばたばたと足を動かすお兄さん。レリは気にせず締め上げていく。
お兄さんがついに脱力すると、ばっと首から手を離して笑った。
長い前髪の下の赤眼で睨みつける。
「もうすんなよゴミ?」
「ひいいいいいいいっ…!」
お兄さんは見苦しく逃げていった。
た、助かった…っていうか!!!
「レーリー?なんて事してくれたんだよぉ!」
「はあ?」
僕は喚いた。
「あのままいけば、無料でお酒飲めたじゃんっ」
レリがため息をつく。
「こいつが酒豪なの、忘れてた…」