ーファントムー
「おい、お前ら約束とちげえじゃねぇか！」
彰人はキレていた。
それは遡る事1時間前ー　

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「えーっと、ノアと、冷ね。いいよ、採用。」
彰人は社長机に座って二人の履歴書を見ていた。
「じゃあ、まず二人には…..」
「いいよ、そういうの。ゲームしよ。」
入団１日目。早速冷は上司の言うことを無視して近くのソファーに寝っころがり
ゲームを始めた。
「冷くん。それは何のゲームだい？見してくれないかい？」
「おっ、ノア。興味ある〜？これはねぇ。」
ノアと冷はもう、ゲームに夢中になってしまった。
呆れた表情を浮かべながら、受話器を取り
「おい、「ハイビスカス」俺のとこにやべぇの二人きた。どうにかしろ。」
『あっはははっ‼︎愉快で良かったじゃないか。それに「彰人」の部隊だけ謎に包まれてみんな入りにくかったんだよ〜？入ってもらえただけ感謝しなぁ〜。あっ、あと……』
ガチャン。とハイビスカスの話を遮るように強く受話器を置く。
しかし3秒もしないうちにまたかかってくる。
「はいはい。」
『なんで切るんだよ。話があったのに。』
「あ？話？」
『依頼だよ。依頼。』
依頼、マフィアにくる依頼といえば基本的に
暗殺依頼だ。
「で？今回はなんだ。」
『簡潔に言うと、海外のとある死刑囚が日本にいる。それも、君たちのアジトの近くにね。だから殺して欲しいんだ。全ては平和のためにさ』
「分かった。」
受話器を置く。
「おい。ノア、冷仕事だ。行くぞ。」



ーーー
「おっ、お客様困ります！」
男の店員が慌てながら、日焼けしていて刺青がたくさん入っていてゴツいお客様に言う。
「what ？アー。にほんじゃあルール違反なんだな。」
カタコトになりながらも男は話した。
「分かっていただけ……」
その瞬間、店員の頭に強烈な拳の一撃が入った。
その衝撃で店員は即死した。
「So what is it? I don't like people who instruct me.」
（だからなんだ。俺は俺に指示する奴が嫌いなんだよ。）
「きゃぁぁぁぁ！！！！」
客が一気に悲鳴を上げて逃げ出す。
もちろん。店員も。
全員逃げ出した。
いや、全員ではない。
とある3人だけがまだ料理を楽しんでいた。
「んー。これ間違いあんのか？このレストランの間違い探し難しすぎだろ。冷わかるか？」
「はぁ？あるでしょ。彰人目悪すぎ。バカすぎ。なぁ、ノア。」
「そうだね。本当に滑稽だ。」
微笑しながら言う。
「What are you guys?」
（なんだお前ら）
男は尋ねた。
そこにいたのは他でもない。
冷、彰人、ノア。であった。
「You're a death row inmate. We are mafia. I'm here to kill you.」
（てめぇ、死刑囚だろ。俺らはマフィアお前を殺しにきた。）
彰人が流暢に英語を話す。
「I'll kill you」
男の殺気が全開になった。
「行くぞ。ノア。冷。」