練習作:勇者パーティを追放された元軍人の軍神令嬢は復讐する気がないそうです 〜代わりに魔王を倒して勇者の座を奪いますが〜
…………眠い
夢からゆっくりと意識が浮く
瞼をゆっくり開き、眩しくて何回も瞬きをする
体が痛い…まあ、魔王城は目前だし良いんだが…
伸びをしてからゆっくりと寝袋を出る
……少し眠たい眼を擦ってテントから出る…
テントを畳み、焚き火の跡を消してから
荷物を持って立ち上がりそのまま歩き出す
「ふあぁ………」
………あくびが止まらない
そうこうしていると魔王城に着いた
……でかいな、正面から入ったら罠があるだろうし…入れそうな窓から入るか
私は外壁に生えた蔦を掴み
段差に足を掛け、上に登る
……お、ここからなら入れそうだな
まずここの窓を割ってから
パリーンッ!!!!!
「なんだ!?攻撃か!?」
ざわざわ
よし、今はここの窓に警戒しているから……
あそこの窓を……
パリーンッ
「次はあっちだ!見に行くぞ!」
「おう!」
…ざわめきがあちらの窓の方へ向かった、よし行こう
ヒョイと窓の中に入る、どうやら気づかれなかったようだ
静かに隠れながら歩いていく
見つかって仲間を呼ばれたりしたりは面倒だし、倒す時間が勿体無い
ここはおそらく5階、外から見ると6階がありそうだった
こう言うのは最上階にいるのが基本だろうと思い、最上階に向かう
階段を登り6階に着く
本来だったら緊張感に満ちているんだろうが
どうでも良すぎて緊張しない
……?ここの壁から色が紫色に変色している
ここから先に魔王がいるのか…なんかワクワクしてきたな
そのまま真っ直ぐに歩いていくと
私の背丈の五倍ぐらいはありそうな扉が鎮座していた
躊躇いもなくドアを蹴破ると、魔王が玉座に座っていた
「ふっふっ、よく来たな勇者」
「…私、勇者じゃないです」
「ふっふっ……は?…ま、まぁ良い…」
「今ここでお前のプライドをへし折ってやろう!!!!!」
そう言うと、魔王はいきなり攻撃を仕掛けてきた
でも…遅い、いや、私以外にはめちゃくちゃ早く見えるんだろうが
いかんせん動体視力が高すぎて遅く見える
まあ避けられるわけで…
私は迎撃をする、と言っても短剣で切り付けるだけだが
まぁ大した攻撃には────
「グァああああ!?そ、その短剣は…」
……あ、これ魔族特攻持ちの短剣だ
だから効いたのか…じゃあ…
畳み掛けるか!!!!!
私は攻撃を仕掛けてくる魔王の背中を突き、膝をつかせたあと
魔王の頭に飛び乗り、頭に何度も短剣を突き刺す
「や、やめろ…やめろぉおおおおおおおお!!!!!」
なんかこいつ急にキレたな
まあ良いか、と何度も突き刺していると
いきなり魔王の姿が黒いモヤに包まれ出した為、バッと飛び退く
「ふっふっ…!我の最終形態を人間相手に見せるとはな……!」
「だが、この状態の我にその剣は効かん!!!!!魔法もな!!!!!」
「へー、じゃあ」
[大文字][大文字][大文字]「物理で行く」[/大文字][/大文字][/大文字]
「は?」
夢からゆっくりと意識が浮く
瞼をゆっくり開き、眩しくて何回も瞬きをする
体が痛い…まあ、魔王城は目前だし良いんだが…
伸びをしてからゆっくりと寝袋を出る
……少し眠たい眼を擦ってテントから出る…
テントを畳み、焚き火の跡を消してから
荷物を持って立ち上がりそのまま歩き出す
「ふあぁ………」
………あくびが止まらない
そうこうしていると魔王城に着いた
……でかいな、正面から入ったら罠があるだろうし…入れそうな窓から入るか
私は外壁に生えた蔦を掴み
段差に足を掛け、上に登る
……お、ここからなら入れそうだな
まずここの窓を割ってから
パリーンッ!!!!!
「なんだ!?攻撃か!?」
ざわざわ
よし、今はここの窓に警戒しているから……
あそこの窓を……
パリーンッ
「次はあっちだ!見に行くぞ!」
「おう!」
…ざわめきがあちらの窓の方へ向かった、よし行こう
ヒョイと窓の中に入る、どうやら気づかれなかったようだ
静かに隠れながら歩いていく
見つかって仲間を呼ばれたりしたりは面倒だし、倒す時間が勿体無い
ここはおそらく5階、外から見ると6階がありそうだった
こう言うのは最上階にいるのが基本だろうと思い、最上階に向かう
階段を登り6階に着く
本来だったら緊張感に満ちているんだろうが
どうでも良すぎて緊張しない
……?ここの壁から色が紫色に変色している
ここから先に魔王がいるのか…なんかワクワクしてきたな
そのまま真っ直ぐに歩いていくと
私の背丈の五倍ぐらいはありそうな扉が鎮座していた
躊躇いもなくドアを蹴破ると、魔王が玉座に座っていた
「ふっふっ、よく来たな勇者」
「…私、勇者じゃないです」
「ふっふっ……は?…ま、まぁ良い…」
「今ここでお前のプライドをへし折ってやろう!!!!!」
そう言うと、魔王はいきなり攻撃を仕掛けてきた
でも…遅い、いや、私以外にはめちゃくちゃ早く見えるんだろうが
いかんせん動体視力が高すぎて遅く見える
まあ避けられるわけで…
私は迎撃をする、と言っても短剣で切り付けるだけだが
まぁ大した攻撃には────
「グァああああ!?そ、その短剣は…」
……あ、これ魔族特攻持ちの短剣だ
だから効いたのか…じゃあ…
畳み掛けるか!!!!!
私は攻撃を仕掛けてくる魔王の背中を突き、膝をつかせたあと
魔王の頭に飛び乗り、頭に何度も短剣を突き刺す
「や、やめろ…やめろぉおおおおおおおお!!!!!」
なんかこいつ急にキレたな
まあ良いか、と何度も突き刺していると
いきなり魔王の姿が黒いモヤに包まれ出した為、バッと飛び退く
「ふっふっ…!我の最終形態を人間相手に見せるとはな……!」
「だが、この状態の我にその剣は効かん!!!!!魔法もな!!!!!」
「へー、じゃあ」
[大文字][大文字][大文字]「物理で行く」[/大文字][/大文字][/大文字]
「は?」