《　？ side　》





？　「　はあ 、 はあ …　」



着いた 、 生徒会室 …



深いダークブラウンの両開き扉の片方を開き 、 僕は中へ入った 。




？　「　失礼します ！　柚先輩いますか ？　」




そう声をかけると 、 副会長の楽海先輩が反応してくれた 。




楽海「　お 、 いらっしゃい心々ちゃん 。　おい柚 、 心々ちゃん来たぞ　」




楽海先輩が呼びかけると 、 柚先輩が振り向いた 。




柚　「　あ 、 ごめん ！　どうしたの 、 心々 ？　」




柚先輩は僕に駆け寄ってくる 。




心々「　あ 、 ごめん 、 大事な用じゃないんだけど …　」


柚　「　全然大丈夫だよ 。　で 、 その用っていうのは ？　」




う 〜 、 幼馴染とは言え 、 気軽に誘うのは気が引ける …



中々言い出せずにもじもじしていると 、 柚先輩がくすりと笑った 。




柚　「　なになに 、 気になるじゃ 〜 ん　」




柚先輩の柔らかい笑顔で 、 緊張が少しだけ解れる 。



僕も少し笑いながら 、 口を開いた 。




？　「　放課後 、 一緒にカフェ行かない … ？　」





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