【 大型参加型 】 私立・桜御坂学園高校 教師も生徒も大募集中 !!
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柚 「 響 ! 」
響 「 毎度おおきに 〜 」
関西弁を話しながら にかっと笑ったのは 、 “ 坂蜂 響 ” 。
3年D組の生徒で 、 生活委員長と弓道部部長を掛け持ちしている 。
柚とは大親友であり 、 校内ではお互いを支え合っている良いコンビとして有名だ 。
きら「 はわあ … やっぱり 、 お2人が並ぶと華やかですねぇ … 」
響 「 華やか ? うちはそんなに綺麗やないで ? 」
柚 「 何言ってんの 。 十分可愛いよ 」
響 「 もう柚ったらほんまに人たらしやなぁ ! 男子にもそないなこと言うとるんちゃうん ?? 」
きら「 私の見てる限りでは 、 今日楽海先輩に言ってました !! 」
柚 「 えええ !? 」
柚が驚いたような顔を見せると 、 3人の笑い声が響く 。
響 「 は ー 、 おもろ 。 あ 、 んで 、 注文決まった ? 」
きら「 はい ! 2人とも日替わり定食でお願いします ! 」
響 「 りょ 〜 かい 。 おばちゃん ! 日替わり定食2つ 〜 ! 」
「 は 〜 い 」
響が呼びかけると 、 厨房からおばちゃんの返事が返ってくる 。
響はそれを聞くと 、 2人に向き直って笑いかけた 。
響 「 ほな 、 できるまで待っといてな 」
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響 「 お待たせ致しました 、 日替わり定食です 〜 」
き柚「「 おお 〜 !! 」」
目の前に置かれたチキン南蛮定食に 、 きらると柚は目を輝かせる 。
き柚「「 いただきます !! 」」
響 「 はい 、 ど ー ぞ 」
おばちゃんと響に見守られながら ( ? ) 、 2人は料理を口に運ぶ 。
きら「 … !? 」
柚 「 … !! 」
そして2人同時に 、 目を見合わせた 。
きら「 美味しい … ! 」
柚 「 相変わらず米が進む味 … ! 」
「 あはは 、 おおきになあ 」
響 「 うちの定食屋は銀河一やからな 。 むっちゃ美味いやろ ? 」
響は自慢げに胸を張り 、 きらると柚はぶんぶんと頭を縦に振った 。
おばちゃんは嬉しそうにお礼を言い 、 「 ゆっくりしてき 」 と言って 他のお客さんのところへ行った 。
響 「 柚もきらるんもいい食べっぷりやなあ 。 見とるとこっちまで腹減ってくるわ 」
響もまた 、 にこにこと嬉しそうに笑って 、 厨房に戻っていった 。
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