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「○○、怖くないから、心配しないでね？」
そらねこさんがそう言った。
いや、ごめんなさい。いきなり買い取られて怖くないよって言われても全く言葉の意味が通用しないんですけど...
だって、急に買い取ったと言われ、大きな豪邸のような家に連れてこられたのだ。なにをされるのかわからないこの状態で、心配しなくてもいいと言われても自然と心配はしてしまうだろう。
「●●さんは、甘いものとかすきですか？」
金髪の人に初めて声をかけられた。
...........甘いもの....？あ、お母さんがよく作ってくれてたなぁ....
マフィンとかケーキが私好みだ。
「はい、好きです...！」
「.......じゃあ、今から私とカフェ行きませんか？」
..............は？
突然のお誘いに、私は驚きを隠せずにいた。
「え........のき？今からいろいろ説明しようと思ってたんだけど....」
なろ屋さんが眉をさげてそう言った。
「あー....。大丈夫です！一瞬で帰ってこれますから！それに.......着いてくると思います...。ですよね、[漢字]雨姫[/漢字][ふりがな]あめ[/ふりがな]さん」
ごめんさっきからずっとそうだけど全く状況を把握できていない。
なんかまた新しい人出てきたし.....
するとどこからともなく綺麗な女の人が出てきた。
「あぁ......。やはり目をごまかすことはできないのですね。改めまして.....●●様。初めてお目にかかります、雨姫と申します。」
あめ.....さん？
「雨姫さんは、僕たちの専属の守り役を務めてくれてるんだ。」
なろ屋さんがそう言った。
........え、守り役...？
「...........もー！あとにしましょう！●●さん、行きましょうか！」
「え、えぇ......？」
私はのっきさんとカフェに行くことになった。



＿カフェ＿

「うわぁぁ....！おいっしい....！」
私の目は完全にスイーツにいっていた。
「よかったです〜！おいしいですよね、ここのスイーツ！」
のっきさんは満面の笑みを浮かべて私に笑いかけた。
「のっきさんは、スイーツとか、好きなんですか？」
「もちろん、大好きです！おいしいですもん！」
わかります、と笑って、私はまた一口ケーキを口に運んだ。

「というか、●●さんって案外甘党なんですね！」
のっきさんにそう言われて少し驚いた。
...........あれ、私もしかして自覚してなかった...？
「いつか、かいとさんとも一緒に来たいですねー！」
「...........かいとさん....？」
「あ.............。い、いえ。なんでもありません！追加注文はしますか？」
かいとさん、って、あのメッシュの人だよね....
そらねこさんが言ってた、女の人が苦手っていう....



すると、またどこからともなく声が聞こえてきた。
「あれー？お二人さん、よくのんきにしてれるね？」
「その子、こっちにわたしてほしいな〜？♡」
................え？

「.......！.....どうしているんですか、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

のっきさんは、とても顔をあおざめていた。