二次創作
勝手に気に入られて不良共に買われました。〜不良寮に入寮させられました〜
side いるま
「転校生だって、誰か気になるね。」
隣に居たみことはそう言って、持っていたえんぴつをころころと自分の手で回していた。
転校生の事が相当気になってるのかなんだか知らないが、興奮して足をバタバタさせている。
朝から転校生転校生ってほんっっと校内中うるせぇなあ.......
ついさっき廊下に出た時にすれ違ったやつらも、ずっと転校生がどうたらこうたらと言っていたような気がする。気晴らしにでも一発シメてやりにいこうか。
「なんでこんな不良校に入学しようと思ったんだろう....なんだか不思議だなあ、裏でもあるみたい。」
確かに、それは俺も同意かもしれない。
ここ、かなり評判わりぃぞ?教師たちも、生徒が手に負えなくてやめていった奴らを多く見てきた。
だが生徒数は全く減る由も見せず、なんなら少数ずつだが増え続けていると言っても過言ではないはずだった。まあそのていでいくとおかしくはないが....
転校生は、前代未聞かもしれない。
すると直に担任が教室へと入ってきた。
そしていつもと違う緊迫感があるのか、どこか落ち着かない雰囲気をまとっていた。
なんだ.........?
「.......えー。校内でも噂が知れ渡っている通り...転校生が、このクラスにくる。」
.............あ?
今、なんて言った..?転校生が、このクラスにくるだと......?
当たり前だが、前代未聞の転校生の話題でさっきもクソうるさかったこの教室は、更にうるささを増しもはや猿の一匹二匹は潜んでいるのではないかというくらいバカでかい音を醸し出していた。
「どんな強いやつがくるんやろー!」
隣に居た......名前わかんねえや、ちっせえ兎連れてる紫か白かはっきりしねえ髪色のやつは心底興奮した様子でそう言った。
はっ、この学校で強いやつなんて"あいつ"しかいねーだろ。そいつを超すとなれば.......
いや、考えないようにしよう。
他と違ってノリの良い教師の秋良は、「見て驚くなよー」と言って軽く俺等をあしらった。
俺は秋良を信用してるから、秋良の言う事だけは真に受けて聞いている。
見て驚くなってことは......見た目がなんかアレなのか?
特別いかついとか小さいとか......よくわからんが、まあ秋良が驚くくらいなのだから俺等も驚くんだろうな。
ひとりそんな事を考えながら、不思議とさっきまで全く気にならなかった転校生に興味が湧いた。
そして、教室の扉が開いた。
一瞬、室内の空気感がピリついたのがわかる。
...........まあいくら不良でも警戒はしてるんだろうな、こいつらも。
そして俺らは、その転校生に目を疑った。
「はじめまして.......●●です..!」
..........女?
「ほーら、見て驚いただろお前らー!」
にやりと笑った秋良は、彼女の事を紹介し始めた。
「彼女は●●だ。まあ知っての通り...転校生が前代未聞なのは当たり前だが女子生徒なんてもってのほかだった。だがしかし、今回彼女が転入する事となった。校内でも、中等部の男女比は五分五分だが、高等部での男女比は脅威の9:1だ。お前ら2年の学年に女子生徒なんてあいつしかいなかったろ。そんな中彼女がきてくれたことに感謝し、これからも仲間として歓迎してやってくれ。」
秋良........お前、ことの重大さがわかってねぇのか?
女子生徒だぞ、女子生徒.........
情報量が多すぎて、色々脳内で混乱がおこっていた。
「それともうひとつ.......彼女はのっきのprincessだ。くれぐれも、手を出すのは控えろ。」
「..................はあ?」
さすがの俺でも、声が出てしまった。
一体何なんだ、この美少女_______
「転校生だって、誰か気になるね。」
隣に居たみことはそう言って、持っていたえんぴつをころころと自分の手で回していた。
転校生の事が相当気になってるのかなんだか知らないが、興奮して足をバタバタさせている。
朝から転校生転校生ってほんっっと校内中うるせぇなあ.......
ついさっき廊下に出た時にすれ違ったやつらも、ずっと転校生がどうたらこうたらと言っていたような気がする。気晴らしにでも一発シメてやりにいこうか。
「なんでこんな不良校に入学しようと思ったんだろう....なんだか不思議だなあ、裏でもあるみたい。」
確かに、それは俺も同意かもしれない。
ここ、かなり評判わりぃぞ?教師たちも、生徒が手に負えなくてやめていった奴らを多く見てきた。
だが生徒数は全く減る由も見せず、なんなら少数ずつだが増え続けていると言っても過言ではないはずだった。まあそのていでいくとおかしくはないが....
転校生は、前代未聞かもしれない。
すると直に担任が教室へと入ってきた。
そしていつもと違う緊迫感があるのか、どこか落ち着かない雰囲気をまとっていた。
なんだ.........?
「.......えー。校内でも噂が知れ渡っている通り...転校生が、このクラスにくる。」
.............あ?
今、なんて言った..?転校生が、このクラスにくるだと......?
当たり前だが、前代未聞の転校生の話題でさっきもクソうるさかったこの教室は、更にうるささを増しもはや猿の一匹二匹は潜んでいるのではないかというくらいバカでかい音を醸し出していた。
「どんな強いやつがくるんやろー!」
隣に居た......名前わかんねえや、ちっせえ兎連れてる紫か白かはっきりしねえ髪色のやつは心底興奮した様子でそう言った。
はっ、この学校で強いやつなんて"あいつ"しかいねーだろ。そいつを超すとなれば.......
いや、考えないようにしよう。
他と違ってノリの良い教師の秋良は、「見て驚くなよー」と言って軽く俺等をあしらった。
俺は秋良を信用してるから、秋良の言う事だけは真に受けて聞いている。
見て驚くなってことは......見た目がなんかアレなのか?
特別いかついとか小さいとか......よくわからんが、まあ秋良が驚くくらいなのだから俺等も驚くんだろうな。
ひとりそんな事を考えながら、不思議とさっきまで全く気にならなかった転校生に興味が湧いた。
そして、教室の扉が開いた。
一瞬、室内の空気感がピリついたのがわかる。
...........まあいくら不良でも警戒はしてるんだろうな、こいつらも。
そして俺らは、その転校生に目を疑った。
「はじめまして.......●●です..!」
..........女?
「ほーら、見て驚いただろお前らー!」
にやりと笑った秋良は、彼女の事を紹介し始めた。
「彼女は●●だ。まあ知っての通り...転校生が前代未聞なのは当たり前だが女子生徒なんてもってのほかだった。だがしかし、今回彼女が転入する事となった。校内でも、中等部の男女比は五分五分だが、高等部での男女比は脅威の9:1だ。お前ら2年の学年に女子生徒なんてあいつしかいなかったろ。そんな中彼女がきてくれたことに感謝し、これからも仲間として歓迎してやってくれ。」
秋良........お前、ことの重大さがわかってねぇのか?
女子生徒だぞ、女子生徒.........
情報量が多すぎて、色々脳内で混乱がおこっていた。
「それともうひとつ.......彼女はのっきのprincessだ。くれぐれも、手を出すのは控えろ。」
「..................はあ?」
さすがの俺でも、声が出てしまった。
一体何なんだ、この美少女_______