勝手に気に入られて不良共に買われました。〜不良寮に入寮させられました〜
side ●●
職員室、と表された看板を見て、なろ屋さんが入っていーよと言う。
私がなろ屋さんに連れて行かれた場所は職員室。
...........忘れちゃいけない、ここは不良校。
どんな先生が居るかわかんないし、ましてや先生たちまで暴走族だったらもうキャパオーバーだ。
それに、職員室って、なんだか怖いところない..?
こんな臆病な私を好きって言ってくれるなろ屋さんもどうかしてるんじゃないかと思ってしまう。
私は、そっとなろ屋さんの後ろに身を隠した。
「.......あれ、○○?早く行こ?」
きょとんとした瞳で、なろ屋さんは私を見つめる。
.......えええ、無理無理.....
「んー怖いのー?かわいいね~..?♡」
なろ屋さんは不敵な笑みを浮かべて私にそう言う。
怖い怖い。
「.........もう、職員室、行きますよ..」
できるだけ何事もなかったかのように振る舞い、私はその場のノリというのか。
そんな感じで思いっきりドアを開けてしまった。
「しっ、失礼します...!!」
もうここまできたんだ。振り切れ私!!
私は勢い余って、90°ぴったりといってもいいほど直角にお辞儀をした。
正直言って、職員室に入ってきて礼するやつなんて見たことないだろと思う。
すると、自分の目の前に大きな影が忍び寄せていることがわかった。
心は硬直しても、体はぐりんと前へと起こされる。
私のその目に映ったのは___
「ああ君が転校生の!」
「.....え?」
目を上げたその瞬間、視界に映し出されたのはにこにこしている体のいかつい人だった。
この人が、先生なの...?
「やあやあよく来てくれた!!教室へ連れて行こう.....って、なろ!?お前また遅刻かあ??」
「えっへへー!」
「褒めてない!さっさと教室行け!ホームルーム始まってる!!」
その場で繰り広げられたなろ屋さんとその先生との会話が私を混乱させる。
え、え、ええ..?
「じゃあ○○!頑張ってね!!」
なろ屋さんは笑顔で私に手を振り、近くの階段を上がっていった。
「いやあこの学校も、君のような可愛らしい女の子が入ってきてくれて光栄だよ!...ああ、俺は2-3担任の[漢字]秋良[/漢字][ふりがな]あきら[/ふりがな]という。よろしく頼むな」
あきらせんせい、と心の中で数回連呼したあと、私も名前を名乗った。
「あっ、も、申し遅れました、●●といいます.....!」
よろしくな!と言い、先生は白く磨かれた歯を見せてにっと笑った。
すごくフレンドリーだ....思ってたのと違ってなんだか安心感。
「じゃあ、教室連れて行くから、ついてきてくれ」
.............あ、そっか..
完全に、不良校ということを忘れていた。
..........不良..とか、暴走族の人たちがいっぱい居るってことなのかな...
「大丈夫だ!怖くないからな!」
そう言われるがまま、職員室隣の階段を、私はたんたんと上がっていった。
職員室、と表された看板を見て、なろ屋さんが入っていーよと言う。
私がなろ屋さんに連れて行かれた場所は職員室。
...........忘れちゃいけない、ここは不良校。
どんな先生が居るかわかんないし、ましてや先生たちまで暴走族だったらもうキャパオーバーだ。
それに、職員室って、なんだか怖いところない..?
こんな臆病な私を好きって言ってくれるなろ屋さんもどうかしてるんじゃないかと思ってしまう。
私は、そっとなろ屋さんの後ろに身を隠した。
「.......あれ、○○?早く行こ?」
きょとんとした瞳で、なろ屋さんは私を見つめる。
.......えええ、無理無理.....
「んー怖いのー?かわいいね~..?♡」
なろ屋さんは不敵な笑みを浮かべて私にそう言う。
怖い怖い。
「.........もう、職員室、行きますよ..」
できるだけ何事もなかったかのように振る舞い、私はその場のノリというのか。
そんな感じで思いっきりドアを開けてしまった。
「しっ、失礼します...!!」
もうここまできたんだ。振り切れ私!!
私は勢い余って、90°ぴったりといってもいいほど直角にお辞儀をした。
正直言って、職員室に入ってきて礼するやつなんて見たことないだろと思う。
すると、自分の目の前に大きな影が忍び寄せていることがわかった。
心は硬直しても、体はぐりんと前へと起こされる。
私のその目に映ったのは___
「ああ君が転校生の!」
「.....え?」
目を上げたその瞬間、視界に映し出されたのはにこにこしている体のいかつい人だった。
この人が、先生なの...?
「やあやあよく来てくれた!!教室へ連れて行こう.....って、なろ!?お前また遅刻かあ??」
「えっへへー!」
「褒めてない!さっさと教室行け!ホームルーム始まってる!!」
その場で繰り広げられたなろ屋さんとその先生との会話が私を混乱させる。
え、え、ええ..?
「じゃあ○○!頑張ってね!!」
なろ屋さんは笑顔で私に手を振り、近くの階段を上がっていった。
「いやあこの学校も、君のような可愛らしい女の子が入ってきてくれて光栄だよ!...ああ、俺は2-3担任の[漢字]秋良[/漢字][ふりがな]あきら[/ふりがな]という。よろしく頼むな」
あきらせんせい、と心の中で数回連呼したあと、私も名前を名乗った。
「あっ、も、申し遅れました、●●といいます.....!」
よろしくな!と言い、先生は白く磨かれた歯を見せてにっと笑った。
すごくフレンドリーだ....思ってたのと違ってなんだか安心感。
「じゃあ、教室連れて行くから、ついてきてくれ」
.............あ、そっか..
完全に、不良校ということを忘れていた。
..........不良..とか、暴走族の人たちがいっぱい居るってことなのかな...
「大丈夫だ!怖くないからな!」
そう言われるがまま、職員室隣の階段を、私はたんたんと上がっていった。
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