ここはどこだろう。
何かふわふわしていて、それに暖かくて…ずっとここにいたい。



そうだ、私、自殺したんだった。
それならここは死後の世界なのかな…
そんなことを思っていると、何かの音と誰かが私の名前を呼んでいる声がした。


ざわざわざわざわ…

「清水さん！清水さん！聞こえますか！清水由衣さん！意識をしっかり持って！」


私がゆっくりと目を開けると、青い服を着た人がいた。
[小文字]「こ、ここは？」[/小文字]
「清水さん大丈夫ですか？あなたはビルから落ちていま救急搬送されているんですよ！」






…ああ、そうか
私、自殺に失敗したんだ。
なんで助かってしまったんだろう、誰が見つけたのだろう。
[小文字]なんで…[/小文字]