[中央寄せ]バンッバンッ[/中央寄せ]

＜お～今日も良い撃ちっぷりだね～＞

[中央寄せ][大文字]バンッバンッ[/大文字][/中央寄せ]

＜うわ～～倒れてく～～＞

[中央寄せ][大文字]バンッ！バンッ！[/大文字][/中央寄せ]

＜すご～～～～～～い＞

「少しは黙っとけ」

＜ひどない？＞
＜これでも君より年上よ？＞

「関係ないわっ。」

＜…ふんっ＞

「…お前幽霊なんだから黙っとけ」

＜あ～～幽霊の固定概念だ～～！！お喋りな幽霊なんて仰山いるっつーの！＞

「さーせーん」カチャ（ライフルを降ろす）

＜終わった？＞

「あぁ。」

＜前から思ってるんだけど、君なんで水面に立てるの？＞

「…そーゆー歩き方、立ち方があんだよ。」

＜誰に教わったの？＞

「…親友だ。もう死んだがな」

＜ふ～ん…あ、その親友知ってるかも～＞

「何ィ？！」

＜あ、でもそんな易々と教えないよ。面白くないからね＞

「ﾁｯ」

＜ねぇ、こんな話聞いたことある？＞

「…何だ急に」

＜水にもね、記憶があるんだ。＞
＜それが何を示すか分かるかい？＞

「…！」

「あいつの記憶も…？！」

＜僕は水関連で死んじゃった人達の幽霊の集合体だからね＞
＜キミの親友の記憶もバッチシ入ってる。＞
＜だから、真相も分かるのさ。＞

「…これだけ、教えてくれ。確定させたいことがあるんだ」

＜言ってみ―や＞

「他殺で、間違いないんだな？」

＜…＞

＜うん！間違いなく他殺。正面から突き落としたみたいだね＞

「…そうか。」

＜お礼の品は？＞

「あー…」

「…後で、塩撒いてやるよ。」

＜二度も殺す気？＞