私の白馬の王子様(ゆたんぽオススメ作品)
[中央寄せ][大文字][大文字][大文字][明朝体]バン![/明朝体][/大文字][/大文字][/大文字][/中央寄せ]
[中央寄せ][明朝体]ある日下の部屋から大きな音が聞こえたの。[/明朝体][/中央寄せ]
[中央寄せ][明朝体]私はびっくりしたわ。[/明朝体][/中央寄せ]
[中央寄せ][明朝体]のぞいてみるとお母様とお父様がお姉様をなぐっているの。
何が起きているのかわからなかったの。[/明朝体][/中央寄せ]
[中央寄せ][明朝体]お姉様は泣いていたわ。
まるで私に助けを求めているようにこちらに気づいて見てきたわ。
でも私は怖くて何も出来なかったの。
だって大人二人に子ども二人…。
どうやっても勝てないわ。
だから…
私は知らないふりをして上に戻ったの。
夜中もずっとお姉様の泣き声、お父様お母様の怒鳴り声が響いてきたわ。
私は30分しか寝れなかったわ。
朝下に向かう途中に
お姉様の部屋をのぞいてみることにしたの。
そしたらお姉様はベッドで横になっていたの。
シーツは赤くなっていて、お姉様の頭や腕、足からも赤い物が。
揺らしてもお姉様が起きることはなかった。
私は泣きそうになったわ。
だってこれが
人の[太字][大文字]「死」[/大文字][/太字]何だもの…。
初めて見たわ。
私は床に落ちていたはさみを握ったの。
そして、お姉様の髪の毛と服の布を切った。
次は爪ね。
それで人形を作るの。
女の子の人形よ。
見た目はものすごく可愛くて優しそうな雰囲気のお姫様。
この人形は大事にすると決めたの。
その人形は自分の部屋に置いてから、朝食を食べに行ったわ。
テーブルの上には大きな大きなケーキが置いてあったわ。
そう。今日は私の誕生日なの。
うれしくないわ。全くね。
私は朝食を少ししか食べなかった。
お肉がまずかったの。
キッチンは赤色だらけ。
何をしたかは大体わかるの。
その日はなるべくお父様のお母様に会わないようにしたわ。
自分の部屋で遊ぶか外で友達と遊ぶか。
あ、そうだった。
私には友達がいないの。
でも悲しくはないわ。
私と友達になった子はみんなすぐに行方不明になるの。
その友達の家族も。
だから私はずっと部屋にいた。
遊んでいたら夜になっていたの。
もちろん寝る準備はするわ。
私は、なるべく両親には会わないようにしたわ。
あとはもう、寝るだけ。
念のためにドアの鍵を閉めておいたの。
私はベッドに入ろうとしたの。
ベッドの上には王子様の人形と小さなお城が。
私はぴったりだと思ったの。
お姫様に王子様、そしてお城。
子どもの私にはとても嬉しかったわ。
私はそれを気に入ったの。
だから、枕の隣に人形と、お城を置いたわ。
それを見ながらゆっくり目を閉じ眠ったわ。[/明朝体][/中央寄せ]